毎日の礼拝

毎日のお話

2016/12/14

西澤 慶子(英語)

ローマの信徒への手紙 12章15~19節 『人類の悲しみと対峙するダークツーリズム入門ガイド』という本がある。ダークツーリズムとは、できれば避けて通りたい、しかし世界中に点在する、戦争・災害・虐殺などの現場に行く旅の事だ。私がクリスマスのこの時期にこの本を勧めるのは、クリスマスはキリストの誕生を喜ぶと同時に、同じ地球上に暮らす私達が互いを思いやり、よりよい世界を築くチャンスの時だからだ。命を粗末にしていると感じる戦争や虐殺、科学文明の遺物が、その当時は「最高の正しい決断である」と考えられ実行された。この本を読んで、人類や日本の歩むべき道を探ってもらいたい。