自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2016/12/06
ソフト中華麺(塩ラーメンスープ)・春巻・ナムル・牛乳・バナナ
新潟人はラーメンを愛している。それはゆるぎない事実で、生徒の中にもラーメンを愛する人は多く、足繁く店に通い、それぞれの哲学を心の内に秘めているようだ。私は他県から来たせいか時々彼らの情熱に置いて行かれそうになる。こんなことを言うと怒られるかもしれないが、私はラーメンのスープの種類にも麺の太さにもそれほど興味が無い。ラーメンに対する私は、至って淡白だ。
淡白といえば今日のランチはあっさりとした塩ラーメン。疲れてそこまで食欲が無くても、すっと食べられる優しい味わい。足し算ではなく引き算の美学。柔らかな乳白色のスープはシンプルなようで奥深い、繊細な味付け。取り巻きの春巻きやナムルもこのスープを引き立てる。何でも濃いことが充実に直結しているとは限らない。なにせ日本は「間」の文化。空白に、無にこそ意味を見出すのである。話が長くなった、麺が伸びてしまう前に啜りこむとしよう。
(M.M)