毎日の礼拝

毎日のお話

2016/11/24

小田中 肇(教頭)

マルコによる福音書 5章34節 東日本大震災で、父親と夫を亡くした女性の話だ。彼女は、震災の夜に明るい月を見て、地上は悲惨な状態でも、月は変わらず地上を照らしているのに励まされたという。彼女は、人間を超えた世界とそこから照らす光、人間が生きる意味に心の目が開かれたのだと思う。今日の聖書は、長く病に苦しんだ女性がイエスに癒される場面だ。女性の精一杯の姿に「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」とイエスは言葉をかけた。私達は、月が地上を照らすように、いつも見守り導いて下さる神の恵みにより生かされている。