毎日の礼拝

毎日のお話

2016/11/22

高岡 伸子(国語)

ローマの信徒への手紙 8章26~28節 篠宮龍三というプロフリーダイバーがいる。フリーダイビングは、一息でどれだけ海に潜れるかを競うスポーツだ。彼は順調に来ていたが、自分のリミットを越す所まで潜ってしまった事がトラウマとなりスランプに陥った。しかし、彼には具体的な目標があり、原点に返って目の前の事を楽しんでやればいいと考えた。禅の「因果一如」は、結果は既に原因と一緒に生まれているという事だ。結果や人の評価を気にせず、目の前にある事に自分のベストを尽くす事で、篠宮さんはどん底から這い上がった。