自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2016/11/17
ドライカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツヨーグルト
最近、繰り返すことの大切さについて考えている。
繰り返し、一つのことをすることで、何かが見えてきたり、豊かになったりする。
例えば、昔は好きな曲は、レコードが擦り切れるまで繰り返し聞いたものだし、好きな本や漫画も、台詞を覚えるぐらい繰り返し読んだ。
モノが豊かな時代になって、一枚のレコードを100回繰り返して聴いたり読んだりするより、100枚のCDを一回ずつ聴いた方が豊かであるかのように思ってしまう。
ストリーミングなんかは、その最たるものだ。
けれど、そんな風に聴いた音楽は、ただ流れて行くだけ、消費されるだけ。
100回聴いたレコードや本は、自分の血肉になり、思想になり、人格になる。
豊かさの質が違うんだな。
年寄りになると同じ話を繰り返すことが多くなって、生徒に、「先生、その話、前に聞きました」と言われることが多くなった。
そんな時、俺は「バカモノ!同じ話を繰り返し聞くのがいいんだ!」と逆ギレする。
生徒も良い迷惑だ。
今日のランチはドライカレー。
30年近い敬和生活で、何回食ったかな。
ランチで繰り返し出てくるメニューが、俺の血肉になっている。
思想や人格はあんまり深まらなかったが、それはランチのせいじゃない。
(T.H)