毎日の礼拝

毎日のお話

2016/11/04

佐藤 健一郎(教頭)

創世記 26章39節  原発は、「トイレ」のない施設だ。問題を先送りし、経済等を優先させた結果今日も稼働する。今日の聖書は、初めて「火」が出てくる箇所だ。当初、火は神のものだったが、その後アブラハムが火と刃物を手に取り、神に命じられた場所に向かう場面で人間に与えられた。人間は、火を基盤とした文明や技術の恩恵を受けている。しかし、人間は火を使って争いを起こし、ついに自らコントロールできない原子力の火も手に入れた。火がすべてを焼き尽くす恐ろしいものだと忘れたしまった私達に、今日の聖書は戒めとして響く。