毎日の礼拝

毎日のお話

2016/09/01

山口 和憲(聖書科)

詩篇 37篇7~10節 今日の聖書には、悪事や不正を行う人を目の当たりにして、怒り、苛立つ人が描かれている。分かり合えない対立の激しい世界においては、原理原則を主張して人をつまずかせるよりも、ユーモアと余裕をもって相手を立てる姿勢を聖書から学ぶ必要がある。そうすれば、互いに配慮を覚え、解放された自由な者として生きていく事ができる。どのような現実の中でも、諦めず一歩一歩備えられた道を誠実に歩む事が大事だ。周囲がどうあれ、まず自らが思いやりを持って豊かさを作り出す事を始める存在でありたい。