毎日の礼拝

毎日のお話

2016/06/07

青柳 希望(数学)

テモテへの手紙 Ⅰ 2章1節 私が好きな小野小町の詠んだ百人一首の句「花の色は うつりにけりな…」は、掛詞が二重に仕掛けられ、限られた字数の中で見事に表現されたものだ。近年では、「LINE」の登場でコミュニケーションが安っぽくなってしまった。昔の人々が様々な思いや願いを乗せながら紡いだ言葉は、キリスト教の祈りに似ている。相手の事を真剣に考えて搾り出された言葉は、「祈り」の言葉だ。フェスが目前に迫っている。相手を非難するのではなく、互いに気遣いあい、祈りあえる集団。それぞれの連合が目指すべき理想像は、そのような集団だ。