毎日の礼拝

毎日のお話

2016/04/28

山口 和憲(聖書科)

マルコによる福音書  14章40~42節  父は一度だけ、会社に行きたくないと起きて来ない朝があった。私が中学生の時、人間関係の悩みから遠足に行く事を嫌がった時、父は「行け。行きたくないからこそ行くんじゃないか。」と言った。辛い朝を分かる父が言った言葉だから、信じてみようと思った。今日の聖書は、十字架にかけられる前、弟子と過ごす最後の夜の場面だ。十字架という誰にも行きたくない所を前に、イエスは一歩を踏み出せない。辛い朝を迎える時、私達の辛さを知るイエスを思い出し、一歩を踏み出してみようと思う。神様はその一歩を、その一日を祝福に満ちたものへと変えてくれる。