毎日の礼拝

毎日のお話

2015/12/15

齋藤 香(英語)

マタイによる福音書 5章38~39節  「目には目を」は、傷つけられたら相手の目だけに復讐し、それ以外の復讐はしてはいけないという過剰な報復を避けるための言葉だ。それに対し、左の頬を差し出すという行為は、暴力を用いずに平和的に闘う事を教えている。今日の聖書箇所は、非暴力不服従で平和を勝ち取ってきたガンジーやキング牧師につながっている。私達の身の回りや、世界のあちこちで「目には目を」の価値観で動く出来事が起こっている。今こそ「左の頬をも差し出す」、小さく負けても大きくは負けないという価値観が大切だ。