毎日の礼拝

毎日のお話

2015/10/14

和田 献太郎(社会)

マルコによる福音書 9章23~24節  私は、前任校でラグビー部の顧問をした。全身競技のラグビーは、あきらめたら最後、大差のつく一方的な試合になりやすい。部が危機的状況に陥った後、失う物がないためかえって半端な妥協はせず、よりプラスの力を持てたと思う事があった。今日の聖書は、病の子供をイエスが癒す場面だ。父親が、信仰がない事を自認しながら信仰を言い表す言葉が印象的だ。自分が何かを持っていないという事実を認める事が、逆に何かを得る第一歩だと示している。テストでは、できない事をただ悲観的に捉えるのではなく、できるようになるための「産みの苦しみ」と考えたい。