毎日の礼拝

毎日のお話

2015/09/10

佐藤 健一郎(教頭)

マタイによる福音書 12章36~37節

 私達人間は他者を一定距離以上近づけない、パーソナルスペースと呼ばれる縄張りを持っている。人は縄張りを確保して他から踏み込まれたくないが、他と通じ合い二人で一つの縄張りを共有したいという矛盾がある。この解決には、自己の確立とともに、言葉遣いが大切だ。距離を縮めながら、適当な距離も保たねばならない難しい人間関係でも、思いやりのある言葉遣いで乗り越えていける。自分の行動を少し抑制し、皆が気持ちよく過ごせる社会を作る事が大切だ。