毎日の礼拝

毎日のお話

2015/09/03

小田中 肇(教頭)

詩篇 118編22~24節

『フリーター世代の自分探し』という本を読んだ。本に登場するKさんは、節目で楽な選択を繰り返すが、自分らしい生き方を探し、大学では勉強に本気で取り組んだ。Kさんを救ったのも、劣等感をもって取り組んでいた工学部での学習で、そこで身につけた技術が転職後に力を発揮した。今日の聖書は、大工が使い物にならないと退けた石が、家を支える重要な働きをしたという所だ。人生は自分の思いを超えて働き、神の愛により導かれる。自分で欠点と思っていても、長い目で見ると、その人に必要で大切な力を与えてくれている。