のぞみ寮通信

光風館

2010/02/21

光風館通信 第251号(2月21日)

< いいんじゃないの~!! >

 
 「New光風館」を目指して再スタートを図ってから一週間が経ちました。

はっきり言わせてもらうと・・・、「いいんじゃないの~!!」って感じです。私がそう感じるのは、目に見える形で、または目に見えなくても雰囲気で、いろんな変化が出てきたからです。まずは1年生。大きな声でしっかりと挨拶できるようになってきました。1年生はこれまでも挨拶できていなかったわけではないんだけど、何と言うのかな・・・、メリハリが効いているというか、お互いに元気を貰えるというか、とにかく、気持ちのいい挨拶ができるようになってきたと思います。一つ屋根の下、異学年集団が一緒に暮らしているわけですから、この挨拶、あるいは敬語といったものは、適度な緊張と秩序を維持するためには必要不可欠なんです。昨年の秋、「寮体験」プログラムに参加してくれた通学生3名がこんなことを言っていました。「寮というところは、先輩後輩の間でしっかり挨拶ができていたり、敬語が使えたりしていてスゴイです!!」って(そうなんです。特に運動系の部に所属している人にとっては当たり前のことかもしれないけど、これってスゴイことなんだよ)。

 
 挨拶だけではありません。まだ学年全体としての動きにはなっていませんが1年生の数名が、前向きに、意欲的に寮生活へ取り組むようになってきました。具体的には、私物の管理であったり、掃除への取り組みであったり、時間の厳守についてですが、自分を律しながら集団生活するようになってきました(こうした変化が1年生全体へ波及してくるといいなあ、と私はそう期待しているんだ)。
あと一ヶ月ちょっとで43回生の新1年生が入寮してきます。「ちゃんと指導してあげられるのかな・・・」なんて少し心配していましたが、この様子なら大丈夫そうですね。前号の光風通信で書いたように、「New光風館」を意識して、それに少しずつ近づいていけるよう1年生全体で協力していって下さいな(副ブロック長Oくん、牽引役を頼みましたよ!!)。

 
さて、2年生たちにも、いろいろと変化が出てきました。挨拶に関しては、1年生に負けていられないとばかりに、努力している様子が見受けられます。先輩である自分の方から率先して挨拶するようになった人もいますし、後輩たちから挨拶をされれば、はっきりと大きな声で返すようになった人もいます(もともと、光風館の上級生たちは、他の館と比べて下級生たちにきちんと挨拶を返すんだけど、これが寮担任である僕の誇りなんだ)。挨拶や敬語がきちんと身についていると、社会に出てからいろんな面で得をします(少なくとも、損をしたり恥をかいたりするようなことにはならないはずだよ)。トップ学年となる現2年生が率先してこれを行っていけば後輩たちは必ず見習ってくれるはずですから、これからも光風館では、挨拶や敬語を大切にしていきましょう。

 
もう一つ、大きな変化として挙げられるのは、2年生集団に「ギクシャク感」が出てきたことです。「ギクシャク感」が出てきたということは、互いに本音を出し合い、ぶつかり合っている、ということです。「『New光風館』を創り上げていこうぜ!!」と2年生全員で確認したものの、その意識レベル(「意気込み」や「覚悟」といった「意識」のことね)には温度差があったはずです(これはある意味仕方ないことなんだ)。でも、この温度差の「違い」がいいのです。なぜなら、「違い」があることで物事を客観的に見られるようになるからです。考え方や価値観、意識があまりにも似通っているとそうはいきません。ですから、2年生集団内に「ギクシャク感」が出てきたことを、私は否定的に捉えていません。むしろ非常に肯定的に捉えています。
2年生にはもともと、この学年集団の「強み」ともなっている「結束力」、「団結力」があります。ですから、「これが発端で2年生集団がバラバラになってしまうのではないか・・・」なんて心配は全くしていません。どんどん、本音を出し合い、ぶつかり合って欲しいと思います。そうすれば、そこに「気付き」が出てきますし、それによって大きな「成長」が生まれてきます(今考えてみれば、2年生集団はあまりにも仲が良過ぎて、この「本気でぶつかる」ということをしてこなかったのかもしれないね)。

 
「New光風館」は、生半可な努力や一朝一夕で成しえられるものではありません。自分たちで、お互いに声を掛け合い、時には注意をし合っていくことが求められます。首をうな垂れてしまった2年生だけのミーティング、そして険悪な雰囲気が漂った1・2年生合同ミーティングを経て、君たちは、「New光風館」を目指して再スタートを切りました。一週間が経過した今、確実によい意味での変化や兆候が現れてきていますので、ぜひ自信をもってこの動き・流れを加速させ、継続させていってください。期待しています!!

(岩原)

 

 

 

 

 

< これまでで一番早いんじゃない? >

 
 2月19日(金)の夜に部屋替えを行いました。上のコラムでは書きませんでしたが、この部屋替えでも大きな変化が見られました。これまでは、部屋替えをすると引越しにやたらと時間が掛かりました。また、数日経っても廊下に私物が放置されてあることが常でした。しかし、今回は2時間程度で各々の荷物はそれぞれの部屋に納まり(旧3年生が綺麗になって空いていたということもあるんだけどね)、その結果、廊下は比較的きれいな状態で保たれていました(誰かさんの私物が若干と雑誌類・ダンボールが放置されてあるんだけどね・・・)。私の記憶だとこれまでで一番早い引越しになったのではないでしょうか(スバラシイ!!)。

 
 今回の部屋替えのテーマは、「清潔で綺麗な部屋で新1年生を迎える」でしたが、これも達成できそうな気配がしています。新しい部屋がスタートした時点で綺麗でない部屋が後になって綺麗になることはまず無いので、現時点ですでに綺麗になっている部屋がいくつかあるということは、期待がもてます。服は脱ぎ散らかさない(実は、これがないだけで部屋の印象はずいぶん違ってくるからね)、使ったものは元あった場所に戻す、ゴミ類が出たらすぐに処理する(リサイクルできるものはすぐにリサイクルボックスへもっていく、それ以外はゴミ箱へ、だよ)をすれば部屋の綺麗さはキープされるはずです。43回生の新1年生が入寮してくるまであと僅かです。新1年生を気持ちよく迎えるために、皆で光風館を清潔にそして綺麗に保っていきましょう。

(岩原)

 

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話し >

 
K.R.(1年)
 みなさん、こんばんは。10室のKです。これからスキー教室のことについて、話したいと思います。私はスキーをやるのが初めてで、ちゃんと滑れるか心配です。でも、私は初心者コースを選んだので、頑張りたいと思います。
 まず、スキー板をつけたことがないので、スキー板をつけることに慣れたいです。できれば、早く滑り方をマスターして、2日目あたりには滑れるようにしたいです。
 僕は中学の時に、物事に精一杯取り組む事をしたことがありませんでした。ですから、この2泊3日のスキー教室では、この一年で一番成長できるように、「敬和生」としての自覚をもち、スキーに挑みたいです。今まで、僕は目立つことを嫌っていました。だけど、今スキー教室という成長するチャンスがあるので、自分のいいところを精一杯アピールして自分をさらに成長させたいです。
 今年は自分を成長させるステップの年にしたいです。振り返ってみると、敬和学園とこの寮生活は自分を随分成長させてくれました。そんな自分をかなり成長させてくれ、自分の成長を温かく見守ってくれ、いつも支えてきてくれた仲間に出会えてとても嬉しいです。これからもどんどん成長していきたいです。

 

 

 

 

U.Y.(1年)
 みなさん、こんばんは。13室のUです。今日ぼくは「人間関係」のことについて話したいと思います。「人間関係」というと、いろいろありますが、僕はそのことで何度も悩んだことがあります。僕には中学の時、よく話す仲のよい友達がいました。しかし、あることがきっかけで、その友達を避けていたら、その友達との関係が気まずくなり、結局あまり話さない仲になってしまいました。このことは昔のことですが、最近の話でいうと家族のことがあります。自分のことではないのですが、姉が父のことを嫌っていて、姉は父と全く話さなくなってしまいました。そのせいで、家の居心地は悪くて、すごく嫌です。他にも今の学校でのことや寮のこともあるのですが、キリがないので他の事は言いません。結局、僕が言いたいことは、ちょっとのことで人との関係を悪くするのはくだらない、ということです。時によって人は周りにも迷惑をかけるので、そんなくだらないことはしたくありませんし、されたくもないです。僕はこれからは「人間関係」にあまり悩み過ぎないようにしていきたいです。皆さんも、気をつけてください。