のぞみ寮通信

めぐみ館

2015/06/01

めぐみ通信 No.34(2015年5月29日)

テストお疲れ様!

 先日、今年度初めてのテストが行われました。

テストが始まる1週間前から「テスト期間」として部活やフェスティバル活動がお休みとなり、勉強に集中できる環境が作られます。(何人かの寮生は2週間以上前から対策している人もいます!)

 敬和は学年やクラスごとではなく一人一人、取っている単位数が異なるので、当然、その時受けるテストの数も違ってきます。夜食を食べながら、「私は7教科~」「私は4教科。」「私はね~なんと2教科!」と言った会話が飛び交います。でも、少ない人はそれだけこれまでたくさん頑張ってきた証拠!また、先輩後輩、仲間同士でなど、よく教えあって勉強に取り組んでくれていました。印象として、例年よりもよく勉強に取り組んでいるなぁと思いました!

 みんな、ベストを尽くせたでしょうか?!テストを受けることに慣れていない1年生もいて、不安を抱えている姿もありましたが、点数が良くても悪くても、自分の苦手なものや得意なところが自分でわかるだけでも十分意味があります!これからどんどんテストが返されてくるテストが待ち遠しいものでありますように!(会田)

 

 

 

☆女神たち☆

 のぞみ寮では自習時間明け、週に2回「のぞみコール」という賛美歌などを歌うサークルが活動を行っています。有志が集い、歌いたい歌を歌い、素敵な時を過ごしています。昨年度も何度かのぞきに行ったのぞみコールですが、4~5人が一生懸命、でも気持ち良さそうに歌っている姿を目撃していました。歌がとっても苦手な私も、つられて歌ってしまう程、それはもう楽しそうに気持ちよさそうに歌うのです。

 そんなのぞみコール、今年度に入ってから1年生がたくさん来てくれるようになったものの、「え?のぞみコールって男声合唱だったっけ?」と言ってしまいたくなるほど、男子ばかりの集まりでスタートしていました。「今からのぞみコールを始めます。有志の方は友愛館までいらしてください!」と全館放送をかけてから始めるのがいつもなのですが、それに加えて「女子の方、ぜひいらしてください。お願いします!」なんていうコメントまで放送されていたくらいです。その放送の効果やいかに!?と期待して見に行ってもやっぱり男子だけ…なんて日々に、終止符が打たれる日がやって来ました。何と、めぐみ館の女神たちが5人も!のぞみコールに参加し、歌ってくれていたのです。

 ここ数年で初めて、男子より女子の方が多いのぞみコール。その歌声たるや、天使の歌声!思わずカメラを持って乱入してしまいました。1年生の時からのぞみコールに欠かさず参加し続けているA君・N君・K君も大喜び。「女子が来てくれると歌に幅が出ますし、人数が多いと迫力もでますよね!」と。確かに~!!!

 めぐみ館の女神さまたち、ぜひぜひ毎回のご参加をお待ちしています!私は特等席で聞かせてもらえるのを楽しみにしています!(森口)

 

 

 

礼拝のお話

3年 M.K 

 みなさんは何か物事が起きている時など、その起きた理由や、なぜこんなことを言われているんだろう、と思ったことはありますか?そして時間が経ってから、その理由が分かったり、こうなのか!と気付いたという経験はありますか?

 私は寮に入ってから、こういうことがしょっちゅうあります。1年生の頃は2・3年生になんでこんなに注意されるのか分からず反発していたし、2年生になると後輩に教えるのがこんなに大変なのだということが分かるようになり、あの時注意されていたのは意味があるものだと気付きました。3年生になると、1・2年生を見守り支える立場となり、3年生という立場の偉大さが分かり、今まで苦手だった45回生の存在の大きさ、大切さに気付くことが出来ました。私たちもそうなりたいものです。

 逆に1・2年の頃感じていた、寮生活に対する「これはなぜだろう?」という気持ちが薄れてしまった気もします。(それが普通だと思えるようになったのはいいことなのかどうなのか…。)ですから、1・2年生は今感じているわだかまりを、自分だけの快適さのためではなく、みんなが、快適に暮らせるようになる為に忘れないでいてほしいです。

 ただ、快適さの中にも寮の適度な先輩・後輩関係は必要不可欠だと思っています。3年生はやはりここで過ごした3年間の経験という財産を持っているし、これから社会に出たら厳しい上下関係が待ち受けていると思います。その中で、お互いにその立場を周りのために活かし、学び合うことは必要です。

 気付くのはその場で分かるのが一番な気もしますが、私たち人間は基本的に自分中心だし、カッとなっている時は分からない時もあるんじゃないかと思います。特に、けんかや行き違い、理由が分からない時には気付けないものです。でも、少し落ち着いて、事が起こった後に分かる事は本当にたくさんあると私は思います。ですからどうか、その気付きを大切にして下さい。気付くということこそが大切なのだと思います。気付きに敏感になれたらすばらしいですね。このお話も何かを気付くポイントになれば嬉しいです。

 

 

 

3年 S.K 

 みなさんは自由を今感じていますか?そもそも自由とは何だと思いますか?私は自由を説明するとき、輪ゴムでかこむと言います。意味わかりませんよね。説明します。

 輪ゴムは伸びます。伸びすぎるとぶちぶちってなってこわれます。輪ゴムを、ルールとか秩序に置き換えて考えてみます。私たちは、日々ルールや決まりと一緒に生きています。ルールや決まりがゆるすぎると世の中や社会は崩壊します。でもガチガチにかたまったルールだと、自由を感じられなくなります。輪ゴムの中に入って生活をしても伸びることができます。でも伸びすぎると崩壊します。私たちはルールや決まりがあってもそのなかで考え、自由に伸びることができると思います。ガチガチなものでかこむのではなく、輪ゴムのようなものでかこむことが自由だと思います。でも、自由を保つのは大変です。自由すぎると崩壊してしまいます。輪ゴムが伸びすぎてぶちぶちとこわれてしまう状態です。そして、自由は自分だけが感じていても、隣の人・周りの人が感じていなければ、その集団や社会は自由だと言えないと思います。自由を保つには、みんなが自由を感じるにはどうしたらいいのでしょうか。私は、個人個人が周りをよく見なければいけないと思います。不満を持っている人はいないか、傷ついている人はいないか見るのです。人間は、自分がすごく幸せだったり悲しかったりすると、自分のことしか見えなくなりがちです。それは結果的にまわりに迷惑をかけるし、人の信用を失い、自分にも迷惑をかけることになります。私たちやみんなが自由を感じるために、周りを良く見て、考え、気づき、話し合わなければいけないと思います。この寮という小さな社会でも同じです。寮だけでなく、将来出ていく大きな社会でもそれをしなければいけないと思います。

 もし今、理不尽だと思うルールや変だなと思う事があったら、まず一回その中に入り、試しにやってみてください。そして、まわりをよく見てください。自分以外にその決まりやルールに対して不満を持っている人、傷ついている人がいないか見てみてください。

 なにか難しいことを言っているように思えますが、周りをよく見てみてください、ということが一番言いたいのです。私も、周りがよく見えているわけではありません。でも、自分やほかの人の自由のために周りをよく見ていきたいと思っています。一緒に頑張りましょう。