のぞみ寮通信

光風館

2015/05/15

光風館通信 第448号(5月13日)

< ゴールデンウィークはイベント盛り沢山! >
 

 ゴールデンウィーク中、久しぶりに帰宅した実家はどうでしたか?のんびり過ごせてリフレッシュ出来ましたか?エネルギー切れにならないように普段から“ON/OFF”をうまく使いながら寮生活を送れたら、もっと違う視点で物事を見ることが出来るようになります。焦らなくていいので、目の前にあるひとつ一つの課題と向き合っていきましょう。

 のぞみ寮ではゴールデンウィーク中に部活動があったり、実家が遠かったりして、寮に残った生徒のためにたくさんのイベントが企画されました。今年は友愛館での映画上映会やバーベキュー、ピクニックなどが行われました。そんな中、光風館でも独自にイベントを行いました。まとめてみると、こんな感じです。

 

1日(金)光風館“モッフルパーティ”

2日(土)男子寮合同バレーボール大会

3日(日)のぞみ寮バーベキュー・映画上映会

4日(月)のぞみ寮ピクニック@子ども自然王国

5日(火)光風館ホラー映画上映会・光風館ホールお泊まり会

 モッフルとは、“餅のワッフル”のことです。4月初め、I.K君(1年)からたくさんのひし餅をいただきました。ありがとう!「餅をみんなで楽しみながら食べることは出来ないかなぁ…」と考えていたところ、H.Aさんがワッフルメーカーを持っていることを思い出しました。当日、ひし餅を薄くスライスし、ワッフルメーカーに乗せて焼きます。ジャム・チョコシロップ・ハチミツ・生クリームを準備し、男子寮には似つかわしくないオシャレなパーティになりました。でも最終的には醤油を持参してきて、ガツガツ食べる光風生もいたけどね。

 バレーボール大会は昨年度企画していなかったので、ラリーが続くか心配でした。しかし、光風生・大望生の運動神経の良さでラリーの応酬とスーパープレイが連発し、大盛り上がりのゲームが繰り広げられました。私は確実に落ちたジャンプ力とアキレス腱を断裂した記憶の中でも楽しみながら出来ました。でも、セットポイントの時に打った渾身のスパイクをA.H君(2年)の“ヒザレシーブ”に上げられてしまい、ショックを隠しきれませんでした…。もっと修行しなければ!

 光風館ホラー映画上映会・ホールお泊まり会では、今年度初となるパスタを振る舞いました。今回のメニューは『ベーコンと玉ねぎのペペロンチーノ』でした。毎回2kgのパスタが一瞬にして、消えます。光風館ではテスト直前の夜食としてパスタやリゾット、雑炊などを私が作ります。食材は当日の気まぐれですが…いろいろと考えて作るので、乞うご期待!

 実家でのんびり過ごせた光風生も、のぞみ寮に残って楽しんだ光風生もゴールデンウィークが終わり、日常に戻ってしまうのは気分が乗らなかったのではないでしょうか?確かに時間が決められている慌ただしい寮生活に戻ることは、しんどさを感じると思います。でも気持ちをしっかり切り替えてほしいからこそ、私は寮生にひとつ伝えます。それは『学校あっての寮生活だ』ということ。当たり前のことですが…授業中に寝ていたり、サボったりとテキトーに過ごして、行事や部活動だけを楽しめればいいというわけではありません。寮生活をしているのは学校生活をしっかり送るためです。どれかだけをしっかり送れたらいいのではなくて、学校生活も寮生活もしっかり送ってください。このことを忘れないで敬和生活を過ごして、成長してほしいと願います。そして目の前にいる仲間と過ごす時間、たくさんの出会いが与えられている一日一日を大切に過ごしてください。(片岡)

 

 

 

< サプライズパーティ 感謝! > 

 5月6日(水)光風生のみんなが5月5日で27歳を迎えた私のために、サプライズパーティをしてくれました。こんなに祝ってもらえるとは…感動です。プレゼントとして光風生から調理器具フードプロセッサー、W.T君(3年)が書いてくれた絵本、昨年度卒業した光風生からは生け花、H.Aさんと光風生が一緒に作ったお手製のケーキをいただきました。ありがとう!

 今回のサプライズパーティは……正直バレバレでした。バレた理由はたくさんの光風生の言動です。その裏話を紹介させてください。

 5月3日(日)光風館音楽室で一緒に練習していたK.T君(3年)。練習が一段落し時計を見た瞬間、何かを思い出したように『あっ!』と叫んで飛び出して行きました。普段なら二人で他愛もない会話をするのですが…。その日の22時30分点呼時、13室に行くとS.E君(3年)がいない。I.K君(1年)に尋ねたら『なんか3年生は秘密のミーティングらしいですよ。』と一言。怪しみながら私が「自室で点呼しなさい!」と大声を出しながら、そのミーティングしている部屋に近付いた瞬間、すぐさま散らばる3年生たち。『すみません!僕、ここにいます。』とわざわざ言いに来て、ご機嫌を取り始めます。この日、みんなの様子がおかしかったのです。

 そしてパーティ当日の5月6日(水)、この日はゴールデンウィーク最終日なので帰寮日でした。のぞみ寮本部で私と礼拝委員がのぞみ寮讃美歌集の作業をしている最中、『すみませ〜ん。なんか帰って来たら、僕の部屋の棚に知らない調理器具がラッピングされて置いてあるんですけど…自由さん、誰のモノか知っていますか?どうしたらいいですか?』と、帰寮してきたばかりで戸惑っているN.T君(1年)。その会話を聴いて、作業している手がピタッと止まり、表情が凍り付くK.T君(3年)。その彼の様子を察知した私はいたずらに話しかけます。「K、誰のモノか知っているか?何か、心当たりはある?」との質問に『……いえ。わ、わ、わからないです』と答える彼。私は笑いを堪えながら「今晩、光風館で誰のモノか、聞いてみよう。そのまま置いといて〜。」と、はぐらかしました。その時の彼の心境を考え、表情を思い出すと今でも笑ってしまいます。でもお手製のケーキは、全然わからなかった!あんなに美味しくて豪華なケーキを作ってくれるなんて…。東晴也先生とAさんのサポートがあったとのこと、大変恐縮です。

 光風生が最高のプレゼントを準備してくれたこと、感動しました。そして何よりも私は、君たちが敬和生活で喜びも悲しみも感じて“いきいき”としていること、その姿を見て本当に嬉しく喜びを感じています。そんな“いきいき”している君たちがいるからこそ、自分が活かされ、生かされていることを強く感じています。この1年も与えられた命を輝かして、活きて生きていきます。

心から本当にありがとう! (片岡)

 

 

 

< 礼拝のお話 >

K.T(2年) 

 新約聖書の所々に『福音を宣べ伝えよ』という言葉が、復活後のイエス様の至上命令として出て来るように、どんな時でも御言を宣べ伝えるのが宣教です。しかし、いざやって見ようとしても、イエス様の教えや十字架から復活までの事などを、聖書を知らない友達等に話すのはなかなか難しいです。それなので早い話、教会へ誘えば良いのです。

 敬和学園はミッションスクールですので、少しはキリスト教に触れる事はありますが、教会出身ではない人たちに教会へ来てもらって、少しでも聖書について良い学びをしてもらいたいと、みなさんは思ってはいないでしょうか?普段の主日礼拝や高校生会だけでなく、イースター・クリスマスやバザーの時など、楽しい行事の時に誘うのも良いのではないでしょうか?

 しかし一番大切なのは、自分が教会に通っている事を友達にわかってもらう事だと思います。言葉ではなく自分の存在を通じ、その友達がイエス様の事に興味を持ってくれたらしめたものです。それには友達の為に祈る事が大事です。人間関係や部活、進路等で悩んでいたりしたら、祈ってください。時には勇気を出して、「君の為に祈っても良いか」と声を掛けて祈って上げても良いと思います。そして、そこにはイエス様が共に居り、その人の心に感動を与えてくださるはずです。

 

 

S.Y (2)

 一年生のみなさんは知らないと思いますが…僕は、一年生が入寮してくる直前となる3月の中旬に、右足首の外側の骨を折ってしまいました。幸い手術には至りませんでしたが、ギプスをはめて松葉杖生活となり、歩けるようになるまでは一ヶ月以上、運動ができるまでは約二ヶ月と、医者からの宣告を受けました。

 そんな生活を送ることになってからの僕は、友愛館での食事の時も、自分で食事を取ってくることも、片付けることもできず、周りの友達にお願いしてやってもらうしかありませんでした。それ以外にも、ドアを開けるにも一苦労、階段の上り下りも大変で、お風呂は自由さんの部屋のお風呂を借りなければ入れないという状態でした。そんな自分が腹立たしくて、情けなく感じました。ですが、こんな自分をも受け入れてくれた光風館の先輩や同級生、先生たちの温かさを改めて感じました。

 そして今では足の怪我もほとんど良くなり、だんだんと走れるようにもなってきました。いろいろと迷惑をおかけしてすみませんでした。そして本当にありがとうございました。これからは僕が大変な時にみなさんに助けてもらった分、食事当番や日常生活で手伝えることなど、いろんなことに積極的に取り組んでいきたいと思います。

 一年生の中にはまだ不安な人がいるかもしれませんが、そんなに不安にならなくても大丈夫です。光風館にはこんなにすばらしい先輩たち、先生たちがいます。それを忘れないでください。

 

 

S.H (2)

 みなさんは、忙しい時や手っ取り早いダイエットのために“食事抜き”をしたことはありませんか?食事抜きをしたことによって、身体の中でどんなことが起きているのか、みなさんは知っていますか?

 まず、食事を抜くことで血糖値が低下します。砂糖は身体を動かす燃料。身体の中で十分な量の燃料が循環していないと、全ての臓器に影響が出ます。こなす物事のパフォーマンスが落ちるようになるのだそうです。また、カロリーを摂取しないことで、身体が“飢餓モード”に入り、エネルギーを保存しようと努めます。このため代謝が落ちて、この後食べるご飯が効率よく燃焼されなくなるようになります。

 次に、脳にも影響があります。一定した栄養補強がないと、知的・情緒的機能に変化が現れます。意識がぼんやりして、不機嫌でイライラするようになります。一回食事を抜き、7~8時間後にまた食事を摂る時、身体は落ち着くように感じるのは一時的らしいです。次にいつ食べ物が入ってくるかわからないため、身体が警戒して代謝が落ちたまま、血糖値は再び落ち、ぼんやりした感覚やイライラ感に加え、エネルギー不足な感覚が終日続くかもしれません。食事を抜き続けている内に、身体は筋肉から燃料を摂ろうとするようになり、一段と代謝が落ちて体力を弱める結果になります。

 結局、食事を抜くことで空腹の辛さに耐えるのみならず、代謝の低下を招くことになります。ならばダイエットはどうしたらいいのか?ダイエットをするには、一回ごとの食事の量を減らし、栄養バランスの良い健康的な食事を心掛けることです。やはり、ダイエットに近道はなし!筋肉もそう簡単にはつきません。地道な努力をし、食生活を改善し、理想のボディを手に入れましょう!