毎日の礼拝

毎日のお話

2015/03/16

小田中 肇(教頭)

マルコによる福音書 3章4~5節

 人間の右利き、左利きや、貝や植物の右巻き、左巻きのように、偏りがある場合、そこに優劣をつける傾向がある。実は、それには大きな目的があった。それによって世界に秩序をもたらし、自然の脅威に立ち向かおうとしたのだ。しかし、これらの区別は、後の時代に様々な差別を生んだ。今日の聖書には、そのような差別と戦うイエスの姿が伝えられている。イエスは、律法の本来の目的は差別を生む事ではなく、人の命を救い善を行う事であると私達に教えている。