毎日の礼拝

毎日のお話

2015/02/16

小西二巳夫(校長)

テモテの手紙 Ⅰ 1章1~2節

 重松清の小説『希望が丘の人びと』は、希望という言葉がキーワードになって進んでいく。この物語は、「もしも」「イフ」をどう考えるか、読者に問いかける。子供の「イフ」は未来志向だが、私の年代は過去に向かい、愚痴や後悔が湧き上がる事が多い。今日の聖書では、パウロが消し去りたい過去を未来志向に変えて生きた事がわかる。イエスを希望とする事を知ったからだ。イエスを人生の希望とする事で、過去の様々な「もしも」に縛られず、未来を希望として生きる事ができる。