のぞみ寮通信

大望館

2010/01/31

大望館通信 第150号(1月31日)

<最後の祭り>

 
 今年も何とか開く事ができました。本来ならば昨年のうちにやりたいところだったんですが、色々ありすぎてとてもできませんでした。だからといって今回の日程も少しまずかったです。だって、3年生は大事な試験の1週間前だったのに・・・。
そういった訳もあり、規模を縮小して行われた第4回大望祭。しかし、中身はサイコーでしたね。正直言って私はあまり期待していませんでした。所詮、スベリンズレベルだろう。そう思っていたんですが、ナメてました。今年も笑わせてもらいました。そして何より、出ているみんなの生き生きとした顔。あんなに恥ずかしい事やっているにも関わらず、あんな顔が出来る君たちのたくましさには脱帽です。あと、仰也さんにも・・・私には到底まねできません。
それぞれ、最高に楽しく満点を付けたいんですが、その中でも印象に残っているのはやはりスベリンズです。今年も最高にくだらなかったんですが、例年と違い最後はダンスで締めくくってくれました。曲は彼の大ファンBERRYS工房(スペルはわかりません)の曲。さすがファンだけあって、ずーっと一緒になって歌いながら踊っていた事。これには驚かされました。しかも、歌っていたのを私は見逃しませんでした。さて、彼らの意思を継ぐ勇者は現れるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

<旅立ち>

 
 ついに40回生が自宅学習期間に入りました。今度帰ってくるときには、彼らの部屋はなくホールで寝ることになります。迎え入れる我々も40回生は大望生という感じではなく、卒業生という感じで少しお客様感があり違和感を感じざるを得ません。本当の旅立ちではないのですが、もう巣立ちのようなものです。しかし、今年はうれしい事に?4名の3年生が残る事になりました。理由は、そうあれです。でも、彼らも日を重ねていくうちに1人ずついなくなることでしょう。中には、3年生がいなくなってほっとしている者もいるかもしれませんが、私にとっては嬉しくもあり少し寂しい、いわゆるビミョーな感じです。
 それにしても今年の3年生のラストメッセージは彼ららしい言葉で、大事なものを、残されていく大望生に伝えてくれたと思います。特に、さすがはブロック長クッパ君。一生懸命涙をこらえながら、周りに応援され伝えてくれたメッセージ。私の記憶の中でも、一番のメッセージを残してくれたのではないでしょうか。しかしこんな事を書くのもなんですが、あの感動的な場面での泣き顔を見て、笑いそうになったのは私だけではないと思います。
 それはさておき、彼の伝えようとしてくれた「思いやりの大切さ」これはそれぞれ考えさせられる事があったんじゃないかと思います。彼は、話の中で言っていました。「私たち大望40回生は相手を思いやる事の大切さ。これに気が付くのが遅すぎた。」私は決してそうは思いません。そこに気がついたこと、これが彼らの3年間だったんだ。そう言いきる事が出来ます。これが何よりの財産になるのではないでしょうか。そこに気がつけない高校生達はいっぱいいるんです。残された1,2年生、旅立つ3年生の背中をいっぱい見ておいて下さい。

 
 それはそうと、先日の礼拝後思いがけないプレゼントが手渡されました。いつからでしょうか?3年生の最後の礼拝でブロック長がメッセージを送った後に、私にとっても愛のこもったプレゼントが手渡されるようになりました。でも、もうそんな気遣いはいらないので来年からは止めてください。去年は派手なパンツを・・・。あんなパンツはいている姿、カミさんにも見せられません。その前は、紫色のヤクザチックなネクタイ。仕方ないから修了礼拝につけましたが、その姿はチンピラそのもの。
そして今年は、皆も知っているように、濃いエンジ色した蝶ネクタイ。開けてビックリ、これを修了礼拝に付けろってか・・・。図書の井上さんじゃないんだからさ、これは何かの罰ゲームなの?あの蝶ネクタイを修了礼拝に!?勇気いるなあ・・・。
それにしてもあんなもの何処で見つけてきたんだろう?3年生たちは選んでいる時、楽しかったんだろうなあ。私があの蝶ネクタイを保護者の前で全寮生の前で顔を真っ赤にしながらつけている姿を想像しながら買ったんだろうなあ。あー想像しただけで恥ずかしいです。やっぱつけなきゃだめかなあ?ちょっと修了礼拝の日が来て欲しくない気がするのは何故だろうか?

(澤野)