のぞみ寮通信

光風館

2014/12/26

光風館通信 第438号(12月18日)

< 光風館クリスマス2014 >

 12月17日(水)、恒例の光風館クリスマスを開催しました。光風生はこの日を心待ちにしていました。私は11月頃から「今年は何がもらえるんですか?去年は○○もらったんですよ〜今年も期待していますね」と、2・3年生からプレッシャーをかけられていたのです。なぜ、こんなに光風生が楽しみにしているのか…。その理由は、1年間の光風館ショップの売り上げで出た利益を『豪華プレゼント』として太っ腹に還元するからです。この1年間、寮生活・学校生活・委員会・部活など全部ひっくるめて『敬和生活』を頑張ってきた光風生のため、たくさんの感謝と想いを込めてプレゼントを選びました。

 光風生みんなの期待を裏切らないために、ビンゴ大会や景品ゲットの形式をいろいろ考えました。去年の三浦啓先生のユーモアに溢れるネーミングセンスに負けないように、本当に悩みました。そして悩んだ末、今年はお祭りでよくある『千本引き』で景品をゲットしてもらうことにしました。景品を見えないように包装し、床に並べます。机の上に障子が貼られていない枠を置き、景品ひとつ一つから伸ばしたタコ糸を枠に通して、ひとつにまとめます。タコ糸の先には、私が考えた賞品のヒントを書き、ビンゴになった光風生から景品を選んでもらいました。予想した通りの景品をゲットして喜んだり、自分が欲しい景品を先に取られて叫んでいたり、思いがけない賞品が当たり大歓声が上がったりして、とても楽しいひとときとなりました。

 ビンゴ大会後、改修工事が終わったばかりの体育館でバスケットボール大会を開催しました。5チームに分かれて、5分間のゲームで動きっぱなしでした。待ちに待った体育館の行事に光風生は大はしゃぎで楽しむことが出来ました。来年からはフットサルも企画していくけど、誰もやったことのないであろうスポーツも企画していきたいと思います。

 賞品をゲットした順に写真を掲載します。どうぞお楽しみください!(片岡)

 

 

 

 

< のぞみ寮クリスマス〜食事・行事・礼拝・献金感謝〜 >

 12月13日(土)、のぞみ寮クリスマスが行われました。のぞみ寮クリスマスは楽しい行事でもあり、のぞみ寮が大切にしている行事のひとつです。また、世代交代した各委員会の最初の大仕事でもあります。今年は例年とは違う様々な工夫が見られました。食事はバイキング形式となり栄養士さん・調理師さんのご協力の下、一流ホテルの料理に負けないような豪華な美味しい食事が並びました。のぞみ寮生全員で楽しむ行事はチャペルで開催され、男女混合のチームに分かれてくじで引いた賛美歌を短い練習時間で上手く楽しく歌い上げるゲーム『ビックリ賛美歌』や超難問揃いのクイズが行われました。その他の委員会も飾り付けや会場設営・片付けなど、光風生は大活躍でした。

 今年ののぞみ寮クリスマス礼拝は敬和学園4回生であり、校医のY.M医師を講師としてお招きしました。『今を生きているということ〜いのちを考える〜』と題したお話は、のぞみ寮生・寮務教師や出席していたゲストの方々のハートを鷲づかみにしました。Y医師が実際に携わり訪問診療している患者さんのエピソードを中心に「死と向き合いながらも、与えられているいのちに感謝し、今を精一杯生きる。そのようないのちが輝くような生き方を送ってほしい」というメッセージを届けてくださいました。Y医師のお話を通して、感じたことや考えさせられたことはたくさんあることでしょう。ぜひこの冬休み中、言葉にして家族へ伝えてください。自分の想いを振り返り、言葉にすることで整理することはもう一度深く考える機会となります。

 のぞみ寮では毎年、クリスマス献金を集めています。今年の献金は東日本大震災を憶えて『東北教区被災者支援センターエマオ』、広島土砂災害を憶えて『日本基督教団広島東部教会』、新潟の孤児や虐待を受ける子どもたちを守る「子どもセンターぽると」のために用いさせていただきます。

 光風館では第四定期テストが終わった12月初めから献金を募りました。一人当たり最低500円の献金を呼びかけ、47名×500円=23,500円となります。しかし、最終的に集まった献金額は予想していた2倍の57,794円でした。その自分のお小遣いの中から遣り繰りして献金したり、いつも買っているショップ商品を我慢して献金したりしている光風生に私は胸を打たれました。「自分のためではなく、誰かのために用いられるように」という想いを込めること、とても大事なことです。それは寮生活を送る中で大切にしてほしい気持ちだし、敬和を卒業してからも大切にしてほしい気持ちです。この献金する光風生の想いや姿勢を通して、のぞみ寮が大切にしている「自分・他人・神と向き合う」ことを改めて考えさせられました。君たちの想いや力、魅力に心から感謝しています。本当にありがとう。(片岡)

 

 

 

< のぞみ寮クリスマス〜光風館47回生 飾り付け〜 >

 のぞみ寮クリスマスの飾り付けは毎年、1年生が担当します。各館の副ブロック長が話し合い、飾り付けのテーマを決めます。今年は「世界の音楽」を表現しようとなり、光風館は『アフリカン光風』というテーマに基づき、飾り付けをしました。アフリカの民族のお祭りを表現した全体の構成、リアルを求めながらもかわいらしさも表現した動物たち、サボテンになって太鼓を叩くT.S君(1年)など、全てにおいて高いレベルで表現した飾り付けは大絶賛でした。

 1年生は12月初めから飾り付けの準備に取りかかりました。学年ミーティングの中でうまく話がまとまらなかったり、作業分担に苦労したりしていました。しかし、そこには「全員で作り上げるんだ」という姿勢がありました。その姿勢・気持ちがあったからこそ、素晴らしい飾り付けが完成したと思います。2・3年生や寮長はじめ寮務教師から褒められて嬉しかったことでしょう。完成した時の感動は忘れずにいてほしいし、毎年この苦労を思い出して学年ごとに語り合ってほしいなぁと思います。本当にお疲れ様!(片岡)