のぞみ寮通信

みぎわ館

2010/01/29

みぎわ館 第28号(1月25日)

<えっ!?あと1週間しかないじゃん!!!> 

 
 1月28日(木)にみぎわ館の3年生を送る会、略して3送会が行われます。一緒に食事をし、礼拝をまもり、お楽しみ会をするのです。

お楽しみ会は1年生から3年生へ、2年生から3年生へ、3年生から1・2年生へ、これまでの思いを込めてそれぞれが出し物をします。

 
 1月、開寮してからずっと2年生委員長たちの口癖は「3送会の準備しなきゃね。」でした。しかし、入試やら連休やらでなかなか委員会を開けずにいました。そしてやっと!先週の日曜日に委員会を開き、会運営の大枠を決定し、出し物準備に取り掛かりました。各学年、それぞれミーティングを開き、アイデアを持ち寄って練習に励んでいます。どんな出し物を見せてくれるのかとても楽しみです。(内容は当日まで極秘扱いなんだよね!)
 しかし、出し物を発表するということは3年生とお別れをするということなのです。これには何とも言いようのない寂しさが心を襲います。

 
 先日、ある1年生が一言、「えっ!あと1週間しかないじゃん!」。そうなんです。3年生と寝食を共に出来るのもあと1週間。そして、自分達の気持ちを表現する出し物の練習もあと1週間足らずしかできないのです。せっかくだから完成度の高いものを3年生に見てもらいたい、まだまだ3年生と一緒にいたい、そんな気持ちが「あと1年ほしい」という言葉になって表されていました(笑)。学年の枠を超えてそんな繋がりを築いてきたみぎわ寮生、やっぱステキですね!

(森口)

 

 

 
<それぞれの新たな出発> 

 
 先日、みぎわ館に辛い別れがありました。ある1年生の退寮です。彼女がご家族といっしょに考え、悩んで出した結論です。私たち寮スタッフはとても残念で仕方ありませんでしたが、彼女が悩みぬいての事ですから、意志を尊重し、これからの歩みを応援し祈っていこうと思うことにしました。
 彼女の退寮を知ったみぎわ寮生たちは私たち以上に戸惑い、悲しみにくれていました。いつも賑やかなみぎわ館が涙であふれていました。励ましあい、支えあい、笑いあい・・・いつも傍にいて想いを分かち合い共感しあってきた仲間・みぎわファミリーが1人でも欠けてしまう事がどんなに辛く悲しいことなのか、知る事となりました。

 
 しかし、これからがみぎわ館寮生の真価の見せ所です。落ち込み・悲しみ続けるわけにはいきません!この出来事から何を学ぶのか。悩み苦しんでいる仲間をどのように支えていこうとするのか。1年生13人での再出発、どんなチームを作り上げていくのか。仲間とは何なのか。さまざまな事に気付き、考えていこうというチャンスにもなりました。彼女の退寮は教訓に、彼女との出会いは一生の喜びであることにも気付く事ができました。(1年生の何人かが前向きに今後の事や想いを話しにきてくれたよね。私はまた、涙がでちゃいそうでしたよ。その前向きさと強さと優しさがうれしくて!)
 彼女との出来事から教えられた事をしっかり活かして、これからの寮生活を豊かな成長の場とし、寮生同士の絆を強めていってほしいと思います。逃げることなく、立ち向かっていく勇気を持って欲しいと思います。
 彼女の新たな歩みの上に素晴らしい恵みがありますように、そしてみぎわ寮生たちの上にも!それぞれの新しい出発が、素晴らしい出会いの連続である事を祈っています。

      (森口)

 

 

 

<ムーンライトのオンパレード>

 
 3年生との別れの日が着々と近づいています。1月22日~24日が一緒に過ごせる最後の週末でした。この週末はイベントが盛りだくさんだったのです。22日は大望館で大望祭が(大笑いの1時間半だったね!)、23日は漢字検定が、24日は英検が・・・。そして3年生は26日~最後の定期テストが始まります。レポート提出も課題もとやらなくてはいけないことが盛りだくさんのこの週末。そんな中、みぎわ館では胸焼け者が続出していたのです!
 その理由は、4月の最初の部屋(みんなは「元部屋」と呼んでいます。「基部屋」と記したほうがみんなのイメージにはマッチしているでしょうか?)このメンバーでみぎわ館伝統の山のようなお菓子「ムーンライト」を作り、がっつり食べきったから(笑)に他なりません。すさまじい大きさの、アイスや生クリームやチョコやらが山になったケーキ(カレー皿に大盛りですよ!)を3~4人で平らげるのですから、作る前から胸焼けは覚悟の上なのでしょう。
 ワイワイと先輩・後輩で楽しく作り、出来上がりを待ち(2時間ほど凍らせるのがミソだそうです。)大皿のまま皆でつつきあう、それがとっても楽しいのだそうです。傍で見ていても確かにとても楽しそう!だけどあの量を4人ほどで平らげるみんなの胃の体力には驚きです(笑)。
 3年生にとっては実質最後のムーンライトだったのではないでしょうか?可愛い妹たちと遊んだ日々も、優しいお姉さんたちと交わった日々も、それぞれの大切な思い出となり明日を生きるエネルギーになっていくのでしょうね。3年生!卒業したら、またすぐムーンライト食べたくなるんじゃないの~(^^)! 

                       (森口)

 

 

 

 

<礼拝のお話>

 

 
S.R. (2年生)

 みなさん、こんばんは。13室の「さとり」ことS.E.です。最近、強風でスカートがめくれてしまいますね。周りへのサービスはほどほどに…。さて、今回はまじめな話をしたいと思います。「酒井法子」と言ったら誰もがピンとくるでしょう。そうです、ドラッグについてです。ドラッグは最も死に近いクスリで、中毒性の高い物質です。第二次世界大戦直後に「ヒロポン」の商品名で民間に出回り、一大覚せい剤ブームを巻き起こし今日までシャブ・スピードなどと呼ばれつつ、ヤクザからクラブキッズにまで幅広く愛され、日本ドラッグ界の王者として君臨し続けているのがこの覚せい剤です。

 
 成分はメタンフェタミン。発明者の名前が「ヒロシ」だから「ヒロポン」…という噂がありますが定かではありません。日本を代表するドラッグであり、不名誉なことに新潟発祥らしいです。ちなみにヒロポンとはギリシャ語で「仕事好き」の意味があるそうです。
 覚せい剤は特に大脳を強く刺激し、集中力や活動欲求を高め、気が強くなったように感じさせます。「気持ちが良いから」「痩せるから」などの理由を聞いたことがありますが、これはただ単に体の中の機能が麻痺し、体が脳からの信号を勘違いしているだけなのです。
 「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?」という質問に万に一つでもYESと答えるならばそれは「覚せい剤使って人間やめる」ということなのです。それほどドラッグは人の体を蝕んでいきます。
 連用していると骨はスカスカになってしまい、火葬後遺骨が残らない状態にまでなるそうです。そんな悲しいことにならないように、ドラッグなんて絶対に使わない、手にしないようにしましょう! NO! DRUG!