自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2008/10/17
<戦争の悲しさを知るアレンネルソンさんによる平和講演会>
10月17日(金)5・6限に、敬和学園に大切なゲストをお招きしました。ベトナム戦争時にアメリカの海兵隊として実際に戦場に立った経験を持っておられるアレン・ネルソンさんです。通訳も入りましたが、非常に聴き取り易い英語でゆっくりと話して下さるアレンさんの講演では、なぜ自分が海兵隊に入らざるを得なかったか、自分が戦場に行くために受けた教育がいかに人間性を否定するものであったか、また胸を張って立った戦場がいかに悲惨なものであったかが生々しく語られました。
非日常的・また非人間的な『戦場』という環境の中で、アレンさんは偶然ベトナム人女性の出産に立ち会い、自分の人間的感覚を再認識させられたそうです。私たちの身の周りでも、命の尊さが叫ばれるような事件が多く起こっていますが、改めて「命の大切さ」とそれを「守って行く運動を日常的に行う必要性」を強く感じさせられた、そんな秋の宗教講演でした。