敬和の学園生活

日常の風景

2014/11/25

<授業訪問> 英語(Writing)

授業内容:

 以前、授業で「1枚の絵を見て英語で物語を創る」という課題に取り組みました。今回はその発展として「ランダムに配られた8枚の絵を紙芝居の絵に見立てて、オリジナル・ストーリーを英語で書く」という課題に取り組んでもらいました。

 4月からの授業では英語の基礎となるPersuasion Paper(説得)に加え、物語の感想や要約に取り組んできていますが、Creative Writingはあまり経験がありませんでした。日本語を英語に訳すのではなく、英語で考え英語で文章を作ることを重視しました。

 

 

 

生徒の感想:

○私の一番好きなWritingの授業はちょっぴり変わっています。ただ座って英語を学ぶのではなく、時には教室を飛び出して屋上や庭に行き、自由に空や緑を眺めます。その時は感じたことを書き出し、それを参考に英語の詩を作りました。また、英語音声・英語字幕で映画を見て、その感想・要約を英語で書くなど、楽しみながら英語に親しむことができるのです。もちろん課題にはなかなか苦しみますが、授業はのんびりとした休日のようです。
 私は将来、海外に留学したいと思っているので、英語を学ぶことは特に大きな意味をもっています。英語はきっと、多くの人との出会いと学びの機会を与えてくれます。授業中にこっそり、外国で暮らす日々を思い描くと、胸が高鳴るのです。私にとって英語を学ぶことは、新しい世界の地図を読むことに似ています。その地図が私をどこに導き、どんな景色を見せてくれるのか分かりませんが、これからもわくわくしながらWritingの授業を楽しんでいきたいと思っています。

 

○今日の授業はCreative Writingでした。普段はテーマを決めて論文を書いたり、映画を見て感想や要約をしたりしているのでとても新鮮に感じました。
 Creative Writingは最初に1人8枚の絵が配られ、それを見て自分の想像力を膨らませてストーリーをつくり、紙芝居の形にするというものでした。配られた絵は不思議で、とても興味深いものでした。皆それぞれ与えられた絵を見ながらストーリーを作っていました。個々の感性がストーリーを通して光っていました。絵の深さに捕らわれすぎず、自分の想像力を働かせてストーリーを作り上げること、またそれを英語の文章で表すことは難しかったです。
 日本語では言葉を選ぶことで簡単に表現できても、英語では単語の知識や書く力がなければ言葉で表現することは難しいと思います。自分が表せる世界が限られてしまうように感じました。
 今回の授業で英単語を知り、文法を学び、書けるようになることの大切さを学びました。これから残された授業の中で書くことを学び、英語で自分が表現できる世界を広げられるように取り組んでいきたいと思います。

 

「Creative Writing」の感想と今後の課題:

 楽しそうに英作文に取り組んでいました。中には説得や要約の方が得意な生徒もいますが、今回の課題は全員が楽しんでいたように見えました。

 また、生徒たちには一つの表現に満足するのではなく、様々な言い方を調べて一番良いものを使おうという積極性も見られました。
 1時間で終わらせて提出することを目標としていましたが、生徒たちの方から「良いものを作りたいので次回の授業まで時間がほしい」と意見が出ました。発表の場をつくり、内容を評価し、より良い表現を検討し合う機会も必要だと感じました。