のぞみ寮通信

大望館

2014/10/27

大望館通信 第225号(10月26日)

<部屋替え、そして世代交代>

 


 先週、今年度2度目の部屋替えを行いました。毎回部屋替えで考えるのは、今まで同じ部屋になったことのない組み合わせにすることです。部屋替えをする意味として、いろんな人とコミュニケーションをとってほしいという願いがあります。同じ部屋になれば必ず会話は生まれるはずです。その中で相手の良い部分や悪い部分も見えて来るでしょう。そんな時に、ただ一緒の空間にいて時間を過ごすだけでなく、もっと深くて濃い交流をしてほしいと思っています。ふざけあい、語り合い、悪い事は注意する。既存の人間関係だけに捉われず、寮生である特権を生かして幅広い人間関係を築いていくきっかけにしてほしいと思います。

 大掃除、部屋掃除も全員で館内をキレイにしようという気持ちが伝わるものでした。しかしキレイを持続させようという意識はまだまだなところがあるように思います。『部屋の乱れは心の乱れ』という言葉があるように部屋は自分を映す鏡のようなものかも知れません。もう一度自分の部屋の様子を見てみて下さい。出しっぱなし、食べっ放しはありませんか?ゴミは捨てる、見つけたら拾う、使ったら元の場所に戻す、スリッパを下駄箱にいれるなど、すべて数秒でできることです。この数秒だけでも美化について意識するだけで結果はだいぶ変わってくるでしょう。この部屋替えを機に新しい人間関係、館内の美化にさらに積極的になってほしいと思います。

 

 

<新委員会メンバーから一言> 

ブロック長 O.Y 2年 兵庫県伊丹市 

ブロック長とは責任感や判断力、集団を統括させる能力が求められると思っています。今の僕にはそれが備わっているとは思っていません。しかし、役割をしっかり果たし、大望館の立派な柱となれるように日々精進していきます。

 

礼拝委員 S.T 2年 新潟県燕市 

礼拝が始まる前の10分前、5分前の放送を忘れずにきちんと心がけて放送すること、みんなが礼拝に集中できる環境を作る事、全体礼拝での礼拝の司会を真面目に行うことを心がけて司会をしていきたいと思っています。日々常に精進して仕事を忘れずにしていきたいです。

 

生活規律委員 S.S 2年 新潟市西区 

以前の僕は遅刻をしたり、土足をしている人を注意せずに自分もしてしまうということをしていました。しかし生活規律に入り自分の生活だけでなく館全体の生活を正していきたいです。たとえば自習時間に部屋を見回ったりして自習環境を整え、また登校チェックもしっかりしていきたいです。

 

行事委員 I.K 2年 新潟市東区 

新しく大望館の行事委員になったのでたくさんの行事をやりたいです。四館合同行事や光風館と一緒にやるとか、みんなが楽しめる行事を計画していきたいです。

 

食事委員 H.T 2年 兵庫県川西市

今の僕にはしっかりと仕事をこなせるか自信がありません。みんなもそう思っているかもしれません。しかし、だからこそ頑張りたいです。ただ仕事をこなすだけでなく、委員会で話し合ったりして、今までの食事委員が出来なかった事をやってみたり、変える事が出来なかった事を変えたりしていきたいです。

 

整美委員 I.E 2年 福井県福井市 

私は、この役目は自分しか出来ないという思いで整備委員に入りました。今より大望館を清潔、クリーン、奇麗にしていきたいと言う事と自分にしか出来ないことを実行していきたいです。具体的には、もっと細かい所まで掃除を隅々に行き渡らせる事や、自分たちの掃除場所に責任を持てるような意識を高めていきたいです。

 

リサイクル委員 S.K 2年 新潟県長岡市 

みんなのゴミの分別の意識を高めること、簡単にゴミにするのではなく、リサイクルについても考えてもらい、ゴミを減らしながら大望館をきれいにしていきたいです。

 

 

 

<礼拝のお話> 

S.R 1年 新潟県上越市 

 今日は時計についてお話ししたいと思います。皆さんは時計と言われてどんなものを思いつくでしょうか。掛け時計、置時計、腕時計、スマホの中の時計など、様々な時計があります。そんな時計を、僕は人間と隣り合わせ、もっと言うと体の一部だと考えます。腕時計をしている人はこの感覚が分かる人もいると思います。つけていないと何となく物足りなかったり、腕時計をしていないのに癖で腕を見てしまったり。

 しかし、普段身に付けていない人も実は時計は体の一部なのではないでしょうか。人間は、特に日本人は時間厳守で過ごしています。つまり時計が無ければ暮らしていけない体になってしまっている気がします。このようなことは普段の生活の中にもあるのではないでしょうか。実は気付いていないだけで、見守り、支えてくれる物、人がいるのではないでしょうか。そのことに気づけたら、より円滑な生活ができるのではないでしょうか。腕時計などをつけて、時間を身近に感じ、その魅力に取り付かれてはいかがでしょうか。

 

 

Y.Y 1年 長野県長野市

 今回は「音楽がもたらす力」についてお話ししたいと思います。この世界には大勢のアーティストが存在していて、様々な曲が創り出されています。ジャンルも違えば曲調やサウンドも違いますし、なかなか面白いものだと思います。皆さんは好きなアーティストやお気に入りの曲などはありますか?また、そのような楽曲をどのような時に聴いているでしょうか。気分を高めたいときに聴いたり、逆に落ち着きたいときに聴いたり。ただのBGMとして聴きたいときもあれば、何か嫌なことがあったときに聴いて元気をもらったり、僕たちの日常の様々なシーンで音楽が活躍していると思います。音楽には人の心を動かす力があるのではないでしょうか。

 東日本大震災が発生したとき、数多くのアーティストが立ち上がったのを今でも鮮明に覚えています。悲しみと絶望の中にあり、心に深い傷を負った多くの人達に、音楽を通して少しでも寄り添おうとする姿に感動したし、「やっぱり音楽って凄いな…」と改めて感じました。震災に限らず、この世界の平和を願って曲を作っている人もいます。そういったことを聞くと、いつの日か悲しみに溢れたこの世界が音楽の力で変わったらなぁ…なんて勝手に思っています。

 やはり音楽というものには、僕たちの想像を遥かに超えた凄い力があるのではないでしょうか。皆さんも様々なシーンで音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。心を揺さぶられる何かに出会えるかも知れません。

 

 

 

M.T 1年 山形県小国町

 皆さんは遊園地に行ったら何をしますか。お化け屋敷や観覧車、ジェットコースターなど楽しいアトラクションがたくさんあります。今回、話題にしたいのはジェットコースターについてです。昔、僕はジェットコースターが怖くて、1度も乗ったことがありませんでした。なんでみんながあんなものに好き好んで乗るのか理解できませんでした。そのため、友達と遊園地に遊びに行っても、他のみんながジェットコースターに乗っているとき、私は一人さびしく近くのベンチに座っていました。しかし、中3の時の修学旅行で、私たちはディズニーランドへ行き、ビッグサンダーマウンテンに強制的に乗せられました。それが私の人生初絶叫マシンでした。1時間の待ち時間は私にとって、ただの地獄でした。そして私たちの順が回ってきて、私はジェットコースターに乗りました。しかし、そこで待っていたのは自分が今まで想像していた恐怖ではなく、ただの「楽しい」という感情でした。今まで自分はこんなのに脅えていたのかと、自分が馬鹿らしくなりました。その日を境に私はジェットコースターが大好きになりました。皆さんも、今まで避けていたことをやってみると、意外に楽しかったり、ためになったりするかもしれませんよ。