のぞみ寮通信

みぎわ館

2014/09/16

みぎわ館 第205号(9月11日)

寮体験プログラム・・・

 9月7日(日)から一週間は、通学生に寮を体験してもらうための体験入寮ウイークでした。

 みぎわ館生も体験入寮生が来るのを楽しみに待っていました。早速、体験で入ってくれたお部屋では、恒例のムーンライトパーティー、夜な夜なおしゃべりを楽しんだりしている様子。1週間ですが、寮生活を存分に楽しんでいってください!

 

歓迎パーティー ・・・

 9日(火)には、歓迎会が持たれました。司会は世代交代!新人ホヤホヤの二人、新行事委員長のO.Aさんと、I.Rさん。先代にバトンタッチされ、行事の舞台を任されました。緊張感はあるものの、しっかりと歓迎会をリードしてくれたOさん、盛り上げと、合いの手が何とも絶妙なIさんでした。笑顔と、ハートフルな司会にみんなも楽しいひと時を過ごす事ができました。

 

爆弾ゲーム→罰ゲーム→お茶タイム!!!

 驚いたのは、3年生の罰ゲーム。常々「みぎわ館は男子寮みたいなんだ、せんせー」と、話には聞いていたものの、その意味が、この罰ゲームで判明しました。

それはそれは、捨て身な演技。演技をしてというのも、それは、「動物」みんなそれになり切って動物のジェスチャーで展開するのです。この内容はまた後日談で・・・。

 ヒヤヒヤ、ドキドキのゲーム大会を終え、皆でティータイム。駄菓子に、Y.Mさんのお家でなったという桃、そして、特性バナナアイスクリームでした。

 体験入寮生の皆さん、また良かったら遊びに来てください!勿論、入寮もお待ちしていますよ!!!(榎本)

 

 

 

私の寮生活

3年 T.M

 新ブロック長決めの演説を聞きながら私は1年前の自分の姿、またこの1年間を振り返っていました。私は1年前の9月10日みぎわ館のブロック長になりました。

 1年生の時は、副ブロック長を経験させていただき多くの壁とぶつかってきた毎日。自分の弱さとも多く向き合わせられました。上手くいかないミーティングが続くことも少なくありませんでした。人に頼る事を忘れ、自分一人で何とかしようともがく日々の中で、人に頼る事の大切さを45回生の皆から教えてもらいました。そして何よりも嬉しかった言葉「副ブロック長がMでよかった。」と言ってもらえた時には今までの苦労や悩みは一気に吹き飛びました。そして2年生になった私は新ブロック長決めで立候補しました。代々副ブロック長がブロック長に持ち上がるということが多かったのですが、私は持ち上がりでなろうと思ったのではなく、ただただみぎわ館のことが好きで、ただただ私にできることをしていきたいという気持ちで立候補しました。私にできることは本当に小さな事ばかりですがみんなのために、みぎわ館のために精いっぱい努力したいと思っていました。

 ブロック長と聞くと「偉そう」とか「発言力やリーダーシップのあるすごい人」などという印象を少なからず持ちやすいものです。しかし私はむしろその逆だったのではないかと思います。ブロック長はえらくもすごくもないと強く感じます。すごいのは、偉大なのは、私を支えサポートしてくれた45回生なのです。私はみんなの力がなければブロック長という責任を最後まで果たすことはできなかったと思います。時には厳しい意見も出ました。私のために勇気を出して真正面からぶつかってきてくれた人もいました。「できることがあればいつでも言ってね」と声をかけてくれた人もいました。ブロック長になったことに疑問を持ち、自分の使命が分からなくなり悩んでいた私の話を聞き、そばにいてくれた人がいました。そんな愛のある言葉があったから、45回生がいたから私は1年間ブロック長を続けることができました。

  私がこの1年間を振り返ったとき、これといって胸を張って言えるほど大きな何かをした記憶が全くと言っていいほどありません。サボっていたわけでも、手を抜いていたわけでもありません。力不足な面はたくさんありました。迷惑もたくさんかけました。ブロック長だからという理由で何か特別なことをしてきたわけでもありません。みんなと同じように意見を言い、悩み、考え、ぶつかってきました。意見をまとめるわけでもなければいい意見が出せたわけでもありません。むしろ私は45回生に支えられ、多くの“モノ”をもらいました。返しきれないくらいたくさんの“モノ”を。

 この1年間で、もちろんつらいこともたくさんありました。ですが、その記憶は私の頭の中にほとんど残っていないのです。都合のいい頭なのではなく、それも全部ひっくるめて私の宝物となっているように思うのです。ぶつかっていなければ、悩んでいなければ、壁にぶつかっていなければ全く違う私に、全く違う45回生になっていたのだと思います。どの出来事も欠かせないものだったと気づくことができた今、この1年間で起きた様々な問題、出来事は私にとっても45回生にとってもいい思い出です。

 私は多くのことを学び、みんなからたくさんの愛をもらってきました。いつも支えてもらい、助けてもらい、感謝してもしきれないくらいです。

 世代交代により私は旧ブロック長になり、これからは1,2年生を見守る立場となりました。それと同時に、私が今までみんなから受けた愛を返していく番になりました。たくさんのものをもらいすぎて、すべてを返しきれるのかはわかりませんが、私は今の私にできることを精いっぱいやり、恩返しをしていきたいと思います。そして卒業までの期間で、もっともっと素敵な45回生、みぎわ館になっていきたいと思います。

 

 

 

礼拝の話 

2年 K.A

  私は、夏休み中に行ったあるレストランのお話をしたいと思います。私は、この夏休みに昔よく遊びに来ていた、父の友達が久しぶりに訪問してくれました。私と、父とその父の友達の方とお話をし、その次の日のお昼に一緒に行くことになりました。

 行った所は長岡の山奥にあるレストランで、営業時間は朝9時~夕方4時という短い時間ですが、お客様が沢山いました。山奥なのに、デーサービスセンターの人たちも来ていて、県外の方もたくさん来ていました。そんなにおいしいと評判なのかと思い、一口食べてみると、とても美味しく少し量が多く、もしかしたら残してしまうかもと思いましたが、全て食べきる事ができました。私が頼んだのは、冷やしそばで、上にのっている野菜がどれも新鮮でおいしく、「どこで買ったのだろう」と思いました。よくメニューを見てみると、上にのっていた野菜はすべて、レストランで育てたもので、メニューを頂いてから調理するので、野菜本来の味を楽しむ事ができました。

 この時私は、「旬の野菜は、美味しい、特に地元で取れたのを食べるのはもっと最高だ!」と誰が言ったのかは忘れましたが、ふと、その言葉が頭の中に出てきました。そして、確かにその通りだと思いました。

 今、日本では米や野菜の自給率が徐々に下がっていると言うのを聞いたことがあります。アメリカの食生活に慣れている現代で、日本食を美味しく感じないと思う人が、これから先、少しずつ増えていくと思います。皆さんは、「日本の野菜」や「日本食」というものを考えてみた事がありますか。外国で注目されている日本食や野菜が、日本では当たり前になってしまっていると思います。日本でしか採れない野菜があります。皆さんも少しでもいいので、地元の野菜に目を向けて見て下さい。きっと面白い発見があるかも知れません。