敬和の学園生活

日常の風景

2014/08/05

2014海外教室Newsletter⑥

海外教室Newsletter⑥ July 30~August 1, 2014

 

 7月30日〜8月1日にかけて2泊3日の旅行に行ってきました。行き先はLake Tahoe。車で約2時間程のところにある景色の素晴らしい場所です。30日の朝8時にRayna先生の家に集合し、各自の荷物や食材、Kayakなどを数台の車に積んでLake Tahoeへ出発しました。

 今年はRayna先生の計画で、湖のすぐ側の山のゴンドラに乗って山頂まで行き、上からも景色を楽しもうということになりました。10時半頃に現地に到着し、すぐに無料のシャトルバスでゴンドラの乗り場へ。数人の生徒が「早く湖で泳ぎたい!」と(少しだけ)駄々をこねましたが、「絶対景色を楽しめるから!」とゴンドラに乗り込みました。

 ゴンドラは、大きな岩がゴロゴロ転がっている急な斜面に沿ってグングン上って行きます。そして乗ってすぐに眼下に大きな湖が!私はRayna先生・Cathy先生との3人で乗っていたのですが、3人とも初めて見る角度からの景色に“So Beautiful!!”と思わず叫んでいました。Rayna先生の計画では山頂で昼食を取ることになっていたので「この景色を見ながらランチなんて素敵!」と期待は大いに高まります。しかし後少しで頂上に降り立てる、という所で大変ショックな出来事が起こりました。それはなんと「天候が悪くなってきた。予報によると雷も鳴る。そうならないうちに下に戻らなければいけない。」という係員からの案内でした。悲しくも私たちはそのままゴンドラから降りることなく下に引き返すことになったのです。確かに頭上には厚い雲がもくもくと出てきていて、あきらめざるを得ない状況。私たちは泣く泣く引き返してきました。

 しかし、こういう時にいつも以上に頼りになるのがRayna先生です。「私たちが払ったお金、返してもらいましょう。」とゴンドラを降りてすぐに事務所に向かい、払い戻しの手続きをさっさと済ませてくださいました。その後は皆で地元のレストランに行き、山頂で食べるはずだったものよりも少し良い物を食べることができました(Rayna先生に感謝!)。食事中にこの海外教室で2度目となる雨を経験しましたが(外のテラス席での食事でした)、私たちが泊まるキャビンに着いた頃にはすっかり晴れ、生徒たちは外で数時間しっかりと遊ぶことができました。

 Rayna先生たちが作ってくれたパスタで夕食を取った後は全員で夜空の星を見に浜辺に行きました。ここの浜辺はプライベートビーチ!!人はそこそこいますがゆったりと過ごすことができます。食事の時間が少し遅かったので太陽が湖の反対側に沈むのを見ることはできませんでしたが、物凄く奇麗な夕焼けにうっとりできました。また暗くなってからは、私が宣言していた通り流れ星を見つける人が続出。無数の星の下で物思いに耽ったり、語り合ったりとそれぞれが楽しい一時を過ごしました。

 今回私たちが借りたキャビンは非常に立派なものです。しおりに「キャンプ」と書いてあったので、テントや寝袋を想像していた生徒も多かったのですが、実際はその真逆なくらい豪勢な建物で、それぞれが大きなベッドでぐっすり休みました。

 2日目はボリュームたっぷりの朝食を9時に食べて、後は自由!中には一日の半分近くを寝て過ごしたというもったいない生徒もいたようですが、もちろんそれも自由です。多くの生徒は湖に泳ぎに行っていました。とは言え水温は推定15℃ほど。泳ぐにはかなり冷たいのですが生徒たちには一切関係なし(笑)。「深い所で遊びたい!」とザバザバ泳いで沖に出て行く人もいました。またH.Y君のホストマザーNickiがKayakを2艘持ってきてくれたので、生徒たちはKayakでの冒険にも挑戦しました。

 ここには壮大な湖を横目に眺めながら入れるプールもあるのでそこでゆったり泳ぐ生徒も結構いました。さらにプールの横にはジャグジー付きのホットタブもあって、さながら温泉のように寛いでいる生徒もこれまた結構いました。私もこの場所で長い時間を過ごしたので すが、生徒たちを見ていてこんなことに気づきました。それは、今年の生徒は誰とでも仲良くなることが上手い人が多い、ということです。犬を連れている人に「触らせて〜」と頼んだり、ホットタブに浸かっている生徒が、たまたま一緒になったこちらの人たちと楽しそうに会話をしていたり(本当に日本の温泉の図でした)、プールで泳いでいる子どもたちと“誰が一番奇麗に飛び込めるか対決”をしたり、夜空を見ている時にすぐ側で火を囲んでいる人たちと仲良くなっておやつをもらったり・・・あげたら切りがないのです。この素晴らしいコミュニケーション能力を垣間見ることができ、「一緒にアメリカに来て本当に良かった。」と心底思いました。

 

 夜はH.H君のホストファーザーのCliff(今のファミリーで一番の古株で、20年近くファミリーを続けてくれています)がTri Tip SteakをBBQグリルで焼いてくれました。ちなみに全部合わせると18kgほどのステーキ!それをステーキ奉行(?)のRayna先生が焼き具合をチェックしながらひたすら切り分けてくれました。食事の時間になって部屋に入ってきた生徒たちからは「何これ!」と歓声があがります。その声に大人たちはニヤニヤ。そして肉に齧り付いた順番に「うまー!!」という幸せの歓声。皆おかわりを何度もして「もうしばらく肉はいい。」と言うほどアメリカの味を堪能しました。

 

 3日目は朝ごはんの後、キャビンの片づけをして荷物を全て車に乗せ(今年の生徒はよく働きます!)、集合写真を撮りました。11時半くらいに出発し、1時前に「In-N-Out Burger」へ。道中寝ていた生徒たちは「まだお腹が空いていない。」と最初は口にしたものの、しっかりハンバーガーをオーダーして、しっかり食べていました。

 2時半過ぎにRayna先生の家に到着し、それぞれのファミリーが迎えに来るまではRayna先生家のプールで泳いだり(本当によく動く人たちだなあ・・・)、家の中で休むなどして時間を潰していました。

 8月4日は一日中Sun SplashというWater Parkで過ごします。ここでは全員がさらにこんがり真っ黒になることでしょう。もうこちらでのactivityも残りわずか。今まで以上に1分1秒を大切にしてほしいと思います。