のぞみ寮通信

光風館

2014/05/19

光風館通信 第417号(5月18日)

<  テスト直前!○○が記憶を作る!! >

 今週火曜日から始まる第一定期テストを直前に迎え、放課後や自習時間に友愛館で勉強していたり、深夜まで光風館ホールで勉強していたりする姿が見られます。3年生は朝食後から登校までの時間に友愛館で勉強していたり、サッカー部の大会目前にも関わらず毎日深夜まで自習室で勉強したりしています。3年生にとって、この第一定期テストは進路に直接関わってくる大切なテストなので、みんな必死になっています。2年生は1年間経験しているからある程度慣れてきただろうと思っていましたが、カリキュラムの関係でテスト科目が多すぎると苦しんでいるようです。ある生徒が数学の勉強をしていて「勉強って日々の積み重ねが大事って改めて感じました…」と一言。2年生になったばかりの今、気付くことが出来て良かった!1年生は敬和へ入学して初めての定期テストなので、自習時間中に教え合っていたり、「満点取ります!」と意気込んでいたりしています。

 今回は特別に効率良く記憶する方法をお教えします。テスト前だけ頭に叩き込んで覚えるのではなく、毎日コツコツと勉強して知識を身につけてほしいというのが本音ですが…。効率良く記憶する方法、それは『睡眠時間をしっかり確保すること』です。「えっ、それだけ?」と思うかもしれませんが、脳科学のメカニズムに則っているのです。脳科学のメカニズムからすると、『睡眠には記憶を定着させる働き』があるとのこと。勉強している時には「よし、英単語を覚えたぞ!」と感覚的に思うこともありますが、記憶が定着するのは睡眠時です。睡眠している間に脳内で情報を整理し、重要な事柄を定着させて、記憶として検索しやすいように情報処理しているとされています。さらに睡眠のゴールデンタイムがあり、午後10時〜深夜2時の時間帯に眠ると記憶の整理が円滑になり、より記憶が定着しやすくなります。また、早朝4時〜午前10時頃が脳科学的には記憶しやすい時間帯だと言われています。したがって、寝ぼけ眼をこすりながら深夜まで勉強するのではなく、『早寝早起きの勉強』こそが記憶の定着には最高だということです。

 私は学生時代、あまりにも眠たい時には机の上で15分間睡眠をしていました。机の上でうつ伏せになって寝ることで起きやすく、起きてから頭がスッキリして勉強がはかどった記憶があります。

  調べてみると、これも脳科学のメカニズムに則っていることが判明しました。15分以上寝てしまうと脳が爆睡を目指す状態に入るので、起きてから脳が機能するまでに30分以上かかってしまうというのです。最近は、耳栓をして呟きながら勉強しています。耳栓で周りの物音や会話を遮断出来るし、呟くことによって自分の声が頭の中で反響して、言葉の言い回しや単語を耳から覚えるようにしています。ひとつの方法として、参考にしてください。

 最後に、寮務教師は頑張る君たちをサポートします。テスト期間中、頑張って勉強する人には夜食を作ります。どんなメニューを作ろうか、頭の中で考えていますので期待してください。(片岡)

 

 

 

< 光風館“畑プロジェクト”始動!! >

 「先生!畑を作りましょう!!」T.H君(3年生)の突然の思いつきでこのプロジェクトは始まりました。何やらみぎわ館の庭づくりを手伝ったことがきっかけとなり、自分も畑を作りたくなったのだとか・・・畑に関する知識がほぼ皆無な私に「そんな面倒くさそうな提案をするなよ」との思いもありましたが、寮務教師という立場や生徒の異常なまでの畑に対する熱意に、私は渋々この畑プロジェクトに一肌脱ぐことにしました。

 さて畑作りをするにあたって最初にすることとは何か・・・そう思った私は 生まれて初めて野菜作りに関する本を読んでみることに、『害虫に強く、味のよい野菜をたくさん収穫するためには、その野菜に必要な環境をつくることが大切です。そのためには、タネや苗を植えつける前に、畑の準備を念入りに行ないましょう。』その後に、土の消毒、天地返し、元肥入れ・・・色々と専門用語を交えた説明が書いてありました。つまり草取りをした後、石灰をまいて土を消毒し、肥料と土をまぜて栄養のある土を作れということだと思います(たぶん)。正直、野菜はその辺の土にタネを埋めて水を撒いておけば勝手に育つのだと思っていた私には、土の段階からここまでこだわらなくてはいけないことに衝撃を受けました。

 早速、光風館裏の庭?に行ってみたところ想像を絶する草むらが広がっていました。「こんな所に畑なんて出来るのか?」「草むしりだけで何日かかるんだよ!」と思うぐらい酷い有り様でした。しかし、生徒たちは違いました。「ここに自分たちの畑を作るんだ!」「この場所を畑にして、この場所はひまわりを植えよう。」どこからそのやる気が出てくるのか、と思うぐらい希望に満ちあふれている目をしているのです。

 そんな感じで後日草刈り、土に石灰をまく作業を始めました。女子寮の生徒たちや遠藤先生の参加、アドバイスなどもあり作業は思ったよりもスムーズに進んだみたいです。(ちなみに私はその日は個人的な都合で、参加することができませんでした。申し訳ございませんm(_ _)m 次は必ず参加します。)やはり草を刈る量や土の質の問題で約5㎡ほどの範囲の作業になってしまったようですが、作業を終えた生徒たちの充実感は、その笑顔から伝わってきました。あの荒れ地からここまでの規模の畑を耕す生徒たちの力はただ感心するばかりです。私はそこで敬和の、のぞみ寮の生徒の力とはすごいなと感じました。

 次回は「苗を植える準備編」を掲載出来ればと思っています。また私自身に対する畑に関する知識、情報などのアドバイスも大歓迎です。先生、生徒、保護者問わず、その辺で見かけたらぜひアドバイスをください。よろしくお願いします。(山﨑)

 

 

 

<礼拝のお話>

K.K(3年 光風館ブロック長) ※4月30日礼拝のお話です。 

 1年生は入寮・入学してからもうすぐ1ヶ月となります。先日は寮祭もありました。だいぶ慣れてきた頃ではないでしょうか?2年生は先輩という立場になり、後輩を指導していく状況ではちゃんと指導出来ているでしょうか?3年生は最高学年として、寮を引っ張っていく立場です。ちゃんとした寮生活を送れていますか?フェスティバルの準備もこれから激化していきます。疲れも溜まってきますが、頑張ってひとつ一つのことに取り組んでいきましょう。

 寮祭が終わり、オリエンテーション期間がもうすぐ終わります。1年生は「光風館の1年生」となっていきます。今まで甘えをしてきたこともあるかもしれませんが、先輩はこれから厳しく注意していくかもしれません。しかし、それをマイナスに捉えるのではなく、これからの自分の生活のためのプラスに捉えてください。2年生ももっとぐいぐいと指導していってください。注意し合うことが出来る寮になれば、光風館はとても良い寮になれるはずです。

 

T.S(1年)

 僕の出身地は、新潟市西川町です。西川町の一番の特徴は、ド田舎だというところです。周りは、田んぼだらけで田んぼに囲まれた町です。電車は、1時間に1本しかありません。なので、乗り遅れると1時間待たなくてはいけません。やることがなくとても暇で田んぼしかない町ですが、とても気に入っています。

 光風館に入り、頑張りたいことを3つ話します。1つ目は、何かあっても諦めないということです。途中で投げ出さず、最後まで頑張りたいです。2つ目は、みんなと協力することです。どんなことでもひとりでは出来ません。なので、みんなと協力して何事にも取り組んでいきたいと思います。3つ目は、誰にでも優しくけじめのつく人になりたいです。こんな僕ですが、よろしくお願いします。

 

A.H(1年)

 僕は、三人兄弟の末っ子で仲良く、たまにケンカして育ってきました。父は北海道の公務員で道内を転々と勤務していて、それにくっついていたおかげで道内のあちこちに友人が出来ました。中学時代はバスケ部で楽しくやっていました。地元、北海道旭川市は山に囲まれ、川の多い大変のどかな町です。さっきも話したように僕は転校を続けていたので、函館・釧路・旭川と道内のいろいろな町を見て育ちました。北海道は本当にそれぞれの町に特徴があり、気候も違えば文化も違います。そういったところが僕は好きです。

 僕がこの光風館に来て、頑張りたいことは2つあります。1つ目に僕は具体的な目標や趣味がないので、自分らしさを見つけることです。2つ目は他人の支えになることです。僕の名前の漢字には「ゆるやか・くつろぐ・なだめる」などの意味があります。それを体現出来るような人間になりたいです。何かと調子に乗ることもあるかもしれませんが、これから3年間どうぞよろしくお願いします。