のぞみ寮通信

光風館

2014/03/03

光風館通信 第408号(2月23日)

< 全員で! >

 私はスポーツが(観るのも、プレーするのも)大好きです。特に、1人でするスポーツより、チームで行うスポーツが大好きです。それはチームのひとりひとりの持っている力や個性は違うけど、そのひとりひとりが全力で持てる力を出した時に、人の心を動かすような感動的なプレーが飛び出したり、奇跡が起こるからです。逆に、チームのひとりでもサボったり、力を出し切らなかったり、他人任せのプレーをしてしまっては、相手に勝つどころかチームが一つにまとまることはできません。それだけチームプレーにはチームメイトに対する責任や信頼関係も求められます。

 さて、今週はいよいよ3年生(44回生)が帰寮し、寮修了礼拝と卒業礼拝(44回生を送る会)が行われます。いよいよ3年生が卒業していきます。きっと学校では3年生を送り出すための学年の出し物の練習が大詰めを迎えていると思います。気持ちよく3年生を送り出すためにも残り少ない練習を頑張ってください。

 3年生が卒寮・卒業すると、いよいよ2013年度は19日間を残すだけとなります。現在、光風館では各学年のミーティングや全体ミーティングを重ねて、1年生は初めて“先輩”になる準備、2年生は“最高学年”になる準備期間を過ごしていますよね。それぞれの学年に、また個々人に現在できている部分、まだまだ足りない部分があると思います。それをしっかりと確認して、47回生が入寮する時には胸を張って迎え入れることができるようにしなければなりません。例年、新1年生が入寮してくると、同じ部屋の2年生が1年生の面倒を見てきました。しかし、現在、2年生は20名いますが、1年生はわずかに10名しかいません。今のところ、春に光風館に入寮してくる47回生は17名です。来年度、新2年生10名で新1年生17名のサポートをするのは人数的に無理があります。先日、光風館の全員が集まったところで、「新入寮生が来る時には、2年生が1年生を迎え入れるのではなく、光風館の2・3年生全員(30名)で新1年生を迎え入れよう」ということを確認しました。4月8日、光風館という私たちの家に、17名の新しい家族を迎え入れるのです。家族全員で迎え入れたいと思います。また、全員で迎え入れるだけではなく、2・3年生全員で光風館で新しい生活を始める17名をしっかりサポートしていきましょう。言葉だけで教えるのではなく、先輩が率先して挨拶をする、礼拝に参加する、掃除をする、食事当番をする、勉強する、寮生活を楽しむ、そういう姿を後輩に見せてほしいと思います。きっと、後輩たちもそんな先輩の背中を追いかけるはずです。光風館全員で1年生をサポートし、全員で新しい光風館を作っていきましょう!(三浦)

 

 

 

< 今週の1枚 >

 ミーティングをする1年生。3年生の自宅学習期間に、1年生も2年生も自分たちができている事、できていない事を確認し、新年度に向けての準備を進めます。寮にとって、学年にとって大切な時期なのです。春に光風館に入寮する17名と入る部屋も決まりました。

2013年度のまとめの期間・2014年度への準備の期間をしっかりと過ごしていきましょう!

 

 

<礼拝のお話し>(1月のお話です)

H.H(1年) 

 こんばんは。13室のHです。今日は「友だち」について話そうと思います。みなさんにも友だちがいると思います。その人と本気で話し合ったことはありますか?僕は賛美歌発表会の時に、友だちのやっていることに不満を持ち、本音で問いかけました。いつもの話している口調ではなく、半分口ゲンカになりました。自分は自分の思っている事を全て相手にぶつけました。相手も自分の思っている事を言い返してきてくれました。そのおかげで、相手のことをより深く知ることもできたし、今までとはまた違う関係になれた気がしました。ただ仲良く遊んでいれば良いような仲ではなく、ダメなことはダメと言える仲、お互いをもっと向上させるような仲になれました。皆さんも、友だちと本気で話し合ったりしてみてはどうでしょうか?それが互いをまた大人にしてくれるし、それが本当の友だちだと思います。

 

S.E(1年) 

 みなさん、こんばんは。14室のSです。今日は「ものの見方」について話したいと思います。

 みなさんは「聖☆おにいさん」というマンガを知っていますか?これはイエス・キリストとブッダが現代の日本で共同生活をする日常を描いたギャグマンガです。このマンガでは、イエスやブッダの行ってきた奇跡などをいじってネタにしているのですが、このネタのひとつひとつが僕の中では「こういう見方もあるな」と思わせてくれます。

 僕は家が教会で、物心ついた時から教会に行っていたので、聖書の話も何回も聞いていました。ですが、こういった違う見方を取り入れることで、より深く考えさせられることもあります。なので、みなさんも重要な事を考える時や、考えに行き詰った時などには違う意見の人の話なども聞いてみてはいかがでしょうか?大事なことだから様々な意見や違った見方も必要だと思います。

 

K.K(2年) 

 みなさん、こんばんは。2室のKです。明日から1年生はスキー教室、2年生は進路デイズの3日間です。充実した3日間になるようしましょう。

 今日は僕が8年続けているバレーボールから学んだことを話したいと思います。僕は小学4年生からバレーボールを始め、なんやかんやで高校の今まで続けています。バレーボールというのは、6人でボールをつないでいくスポーツで、6人のチームワークが大切なスポーツです。確かに、一人ずば抜けて上手な人がいても勝てなくはないですが、それでは上の大会では勝てないと僕は思います。これはスポーツでは当たり前のことと言ってもいいのかもしれません。そのバレーから学んだことは、仲間の大切さです。僕が調子が悪い時は、みんながカバーしてくれるし、励ましてもくれます。小さなことで救われることがたくさんあります。一人ではどうしようもない時でも、助けてくれる人がコートの中やベンチにいるので、自信を持ってプレーすることができるのだと思います。仲間は、部活だけではなく、他の様々な場面でも助けてくれる必要な存在です。一人でも二人でもいいので、信頼できる仲間や友と呼べる人を再確認してみてください。