毎日の礼拝

毎日のお話

2014/02/21

田村寛子(司書)

詩篇 23篇1~3節

ヘレン・ケラーは三重苦の世界で生きながら、生涯を平和活動や社会運動に捧げた。彼女は「目の見える三日間」というエッセイで、三日間目が見える事を想像して、見たいものを書いた。彼女は、目の見える人達が、実は大切なものをほとんど見ていないのに気が付いていた。そして、明日から目が急に見えなくなるかのように、自分の目を使ってはどうかと提案している。私達が当然だと考えている事が、本当はいかに尊い事か理解し、どのような感覚も最大限に用いたいと思う。