のぞみ寮通信

光風館

2013/10/04

光風館通信 第387号(9月23日)

< 修養してこよう! >


 
今週の水曜日から各学年で2泊3日の修養会があります。1年生は群馬へ行き、画家・星野富弘さんの生き方から学ぶ修養会を行う予定です。2年生は3日間かけて80キロを歩く修養会を行います。3年生は被災地へ行き、ボランティアをさせてもらったり、被災地の今を自分の目で見てくる修養会を行います。それぞれテーマは違いますが、貴重な3日間にしてほしいと思います。

 さて、敬和で当たり前のように使われている“修養会”という言葉ですが、そもそも“修養”とは何なのでしょうか?辞書を調べると、「知識を高め、品性を磨き、自己の人間形成につとめること」とあります。敬和の修養会は2泊3日という与えられた時間の中で、その修養会のテーマに沿って、ひとりひとりが多様なプログラム(学ぶ、経験する、知る、考える、歩く、働く、ボランティアをさせてもらうなど)に参加することによって自分と向き合い、他者と向き合い、また神さまと向き合うことを目的としています。中にはこの修養会で大きく自分の考え方が変えられた人や、将来進むべき道のヒントを得る人も多くいます。それは、その人が2泊3日のプログラムに積極的に参加した結果だと思います。その一方で、せっかく修養会に参加したのに「つまらなかった」「ダルかった」という感想しか持ち帰ってこない人もいます。そんな感想しか持てないのは残念ですし、せっかく修養会を準備してきた修養会実行委員にも失礼な態度です。修養会は修養会実行委員中心に多くの準備が進められますが、修養会をつくりあげるのは、修養会実行委員と修養会に参加する全員です。どうせ参加するなら、ネガティブな気持ちで参加するのではなく、良い修養会にするために積極的に参加してほしいと思います。積極的に修養してきてください!(三浦)

 

 

 

 

<礼拝のお話し>
 

S.T(2年) 

 みなさん、こんばんは。13室のSです。今日は「兜(かぶと)」についてお話しさせてもらいます。兜とは、侍が頭に着けているものを言います。名前を知られている武将は派手な兜を身に着けている人が多いです。

 例えば、石田三成という人は、ウサギの耳をモチーフにした2本の長い物をつけています。伊達政宗という武将は三日月のようなものをつけたり、その他に蛙のついた兜やお札をつけた兜、自分の家紋をかかげる人など、真面目なものからユニークなものまでたくさんあります。変な兜を身に着けて目立とうとする人もいますが、ちゃんと意味があって様々な形の兜を身に着けているのです。ウサギの耳をつけていた石田三成は、「周りをよく見て、聞いて状況判断できるように」とか、いろいろな思いがあってそうなっているのです。変な見た目の物にもしっかり意味があるのです。みなさんも時間があるときに調べてみてはどうでしょうか?

 

I.H(2年) 

 みなさん、こんにちは。14室のIです。みなさんは絶滅危惧種について考えたことはありますか?知っての通り絶滅に瀕している動物や植物の種をさす言葉です。国際自然保護連合、通称IUCNがレッドデータブックに載せて発表しています。日本にも各種の国内版が出されています。日本の絶滅危惧種で有名なのは、佐渡のトキや西表島のイリオモテヤマネコなどです。なぜ動物や植物は絶滅に瀕しているのでしょうか?主な要因は急激な環境変化や乱獲によるものです。動物や植物を絶滅に追いやっているのは人間なのです。もちろん、乱獲は私たちにはできません。ですが環境の変化は全人類の責任だと思います。地球温暖化を引き起こしたのは人間です。今さら元に戻すことはできませんが、私たちにもできることがあります。ゴミを分別することです。物を長く使い続けること、ゴミをポイ捨てしないことです。みんなの行動がかわいい動物たちを救うかもしれません。