のぞみ寮通信

みぎわ館

2013/09/09

みぎわ館 第170号(9月9日)

みんな元気にスタートしました! 


 8月25日の帰寮日からもう早2週間が経とうとしています。みんな元気にみぎわ館に戻り、後期をスタート出来た事、本当に嬉しく思います!毎回長期休みのたびに「みんな、元気に戻って来るかなぁ…」なんて心配してしまう私ですが、何だか今回はそんな心配もなく「大丈夫!みんな元気に戻って来るよ!」と待っていることが出来ました。それは、前期のみんなの様子を見ていて、友達とも先輩とも後輩ともとても素敵な関係を気付いているから、また目指したい関係の理想を掲げられているから、「寮に帰りたくない~!」なんて一瞬思ったとしても、「みんなが待ってるから帰ろう。」と思い直してくれるだろうと思えたからです。それほど、みぎわっ子たちの前期の様子は互いに愛情を持っての関わりだったと思います。

 それにしても寮生は本当にステキだなぁと思います。帰ってきて早々聞かせてくれた「夏休み期間中の事」の中に、「早くみぎわのみんなに会いたかったんだよ~!」「帰って1週間後には、みぎわ館に戻ってきたくなっていたよ!」との言葉が、いろんな人の口から出てくるのです。それくらい大好きな人たちが集う場所になっているみぎわ館、それくらい大好きな人たちとの出会いを果たしているみぎわっ子、そしてまだまだもっと素敵なものにしようと努力を惜しまないみぎわっ子。本当に素敵だと思います。

 後期もきっといろいろあります。泣いたり笑ったり、怒ったり励ましたり…。そんないろいろあることを共に楽しみ、乗り越え、時に休みながらもみぎわっ子らしい可愛い笑顔いっぱいに過ごしていきたいなぁと願ってやみません。(森口)

 

 

 

 

みぎわ館らしいね!? 
 

 「先生、2年生ミーティングしたいんですけど~。」と後期早々、2年生たちから声が挙がりました。まだ帰寮して数日しか経たないのに、みんなやるなぁ!なんて感心していた私でしたが、ミーティングの内容は「お土産持ち寄って夏休みの事語ろう!」というもの(笑)。さすがみぎわっ子。後期のスタート、食べることから始めます(笑)。

 互いに持ち寄ったお土産は国内外から様々でした。海外教室参加組からはアメリカの色とりどりのキャンディたち、ドイツ育ちの人からはドイツのきれいな大きなクッキー、日本各地から集まっている寮生ですから、それぞれの地元のお菓子たち…。食べきれるのかなぁ!?なんて思ってしまいましたが、1時間程度でキレイに完食。幸先いいです(笑)。

 お土産の会はこれで終わりかと思いきや、「家で採れたの~!」と山盛りの桃を差し入れてくれた人も。有志でキャッキャ言いながら桃の皮むきに挑戦し、山盛りの旬の桃も頂きました。生まれて初めて桃を剥いた寮生もいて、包丁の使い方講座なんかも開かれて(?)、準備から片付けまでも楽しく行うことが出来ました。おいしかったです!ごちそうさまでした!

 お菓子やフルーツの差し入れも嬉しいですが、夏休み明け早々にみんなで集まっていろんな話がしたい!と思ってくれること、本当に嬉しいです。そんな仲間作りが出来ているみんなが、本当に素敵だなぁと思います。これからのみぎわ館生活で、毎日互いにいろんなことを語り合い、自分の仲間の新しい面をいっぱい見つけ合い、共に成長しながら歩んでいってほしいと思います。

 それにしても、後期早々みぎわっ子らしさ全開で、とってもエネルギッシュにスタートできている事、嬉しい限りです!(森口)

 

 

 

 

 

恒例!ピラティス講座☆ 
 

 もう4年目になりました、女子寮恒例のピラティス講座が今秋も開講されています。今年は例年に比べて参加人数が少なめですが、その分、インストラクターに一人一人しっかり見てもらえ、いつも以上に内容の濃いレッスンとなっています。

 インストラクターは相も変わらずお美しいです。4年目という事は出会ってから4歳年を取っているはずなのですが、何だか若返っていらっしゃるような…。その美しさに、女の子たちはうっとりです。レッスンが終わると「先生はなんでそんなにきれいなんですか!?」「食事制限とかされてますか?」「毎日ピラティスやってるんですか?」「化粧品はなにをつかってるんですか?」など、先生の『美』に関する質問が飛び交います。これも毎年の事なのですが、いつもいつもにこやかに穏やかに余裕の構えで子どもたちの相手をし、返答をしてくださる先生に私達寮務教師も素敵だなぁと思わされています。

 全4回のピラティス講座。体を動かす気持ち良さを知り、正しいダイエットの知識を得、理想の「美」の形を知り…ピラティスを通して内面も外見も磨いていきましょう! (森口)

 

 

 

 

 

進路☆ 
 

 後期に入り、3年生たちがピリッとしてきました。それもそのはず。自分たちの進路に向けて具体的に動き始めたからです。ピリッとしてもらわなくては困ります。自分たちの夢を叶えるため、動き始めた3年生は何だかいつも以上にキラキラしています。もちろん、取り組みは大変なのですが(いやいや、まだまだこれからですけどね!)、毎日志願理由書とにらめっこし、担任の先生とやり取りし、書きなおしをし…。何度も何度も書き直していると「こんなところでつまずいてしまう自分が居る…」なんて涙してしまう時もあるようです。でもそれはつまずきではない。少しずつでもよくなっているのだから、前進しているのだと自分に言い聞かせ、周りが励まし、乗り越えていっています。

 今はまだ、敬和に提出する書類の段階。これから大学に提出する書類の作成に取り掛かる人たちが出てきます。きっと、「大変!」と思う事もあるでしょう。でも、自分の想いを届けるため、努力を惜しまず、くじけず、諦めず、取り組んでいって下さい。そして2年生・1年生は、来年・再来年やってくる自分たちの時のために、3年生の取り組みの姿勢をしっかり目に心に焼き付けておいてほしいと思います。夢に向かって走るってステキです!(森口)

 

 

 

 

礼拝のお話 
 

*S.K(3年生)

 今私は将来何になりたいのか、いろいろ考えています。いくつか具体的に浮かんできてもいます。しかし、そのいくつかの具体的に浮かんできている「なってみたいもの」になるためには、進学し一生懸命勉強しないとついていけないという厳しさがあるし、お金も多くかかり両親に負担を掛けてしまう事になります。私はあまり勉強が得意でもないので、そんな話を周りから聞き、一瞬諦めようかなぁなんて考えてしまった事がありました。

 お金がかかるのは申し訳ないし、体力には自信があるけれど、勉強には自信がないし…無理でしょう、私には…と。何にも取り組んでもいないのに、やってみる前から諦めようとしていました。そんな時、ある友達から「無理かどうかなんてやってみないと分からないでしょ。やってみなよ、がんばってみなよ!」と言われたのです。確かにそうだと思える自分もいました。取り組む前から諦めていた自分を格好悪いと思える自分が居ました。勝手な想像でやりもせず諦めるなんてもったいないとも思えました。だから私は、やれるところまでやってみようと今では思えています。

 夢があるなら、やれるところまでやってみる。それでも無理ならきっと新しい夢と出会えるはずです。努力する前に諦めてしまう格好悪い自分ではなく、夢を叶えることを目指して、進んでいこうと考えられる自分でいたいと思います。