のぞみ寮通信

めぐみ館

2009/11/09

めぐみ通信 11月9日

<1・2年生の部屋替え>

 

 1,2年生は10月29日に部屋替えをしました。(今回3年生はありません。)
新しい部屋の名簿を見て色々なことを言ってくれます。
分かります。「こうした方がいい!」と言いたくなる気持ち。


では、どうでしょう。
自分たちで好きなように部屋を決めてみるのも、、。
自分たちで、希望を出し合い、自分たちで決めるやり方や、運命に任せてあみだくじでも良いのです。

今年の3年部屋の決め方を見てみましょう。生徒がそれぞれ希望を出してきましたが、組み合わせを決める最終決定は、教師に委託してきました。
3年生部屋を決めるにあたって、3年生の皆さんから出たから出た皆さんの希望を、偏りがないように組み合わせを試みました。しかし、そこはパズルのように組み合わせが上手くはまらないのです。と言う事は、皆さんの普段の生活から予想して組み合わせを考えだす作業となります。希望、本人の意図とは違ったことになることもあります。

 

 

こうして私たちは、皆さんに発表する直前まで悩まされるのです。
私が、いつも皆さんの部屋替えで大事にしている事は、それぞれが、必要な出会いをしてもらえる為に、それぞれの持ち味を見ることと、テンションのあり方をみて組み合わせを作っています。そんな思いや、想像を超えて皆さんがステキな部屋作りをしている事にいつも驚かされます。 

(榎本かな)

 

 

 

<生ゴミ    エコマスターズ!>

 

 生ゴミコンポストは、新潟特有の砂地の地面には向いているのだろうか。そんな不安を抱きつつ、昨年からEMコンポストを始めました。
きっかけは1年前、4月の教師研修会で参加した班でエコ、生ゴミの有効利用についての話し合いです。この話し合い以後、「生ゴミコンポスト運動」を一人コツコツ試行錯誤を重ねていました。そしてある一定の効果が見られたので、今年5月位からは寮の食事から出た生ゴミをコンポストにしています。
そして、このコンポストを始めて以来、驚くほど『ゴミが減った』 のです。

 
 もちろん、善玉菌の発酵ですから、ゴミからの腐敗臭もありません。こバエの発生や、ウジがわくと言う生ゴミ特有のそれも全くありません!
また夏の間にしっかりとコンポストで慣らした土は土自体に発酵する力がついて、(生ゴミを堆肥にする分解する力)堆肥を作れる土壌になっています。
この事を給食の方に話すと、野菜のクズ、果物の皮を分別して取ってくれるようになりました。野菜や、果物、炊いたご飯は、コンポストにして分解しやすい!有難い資源です。
EMコンポストが成功している事を証明してくれるのは、そこに生えている植物が枯れていないかを見ます。生ゴミの分解が悪玉菌に腐食していたら、そこに育っている植物は根腐れを起こして枯れます。めぐみガーデンの花や、ハーブはEMコンポストのおかげで庭先の花がとても奇麗に咲いてくれているのです。
理科の浅妻先生も絶賛してくださいました。浅妻先生からは、労作で作った苗で、夏にはシソ、パセリ、秋には白菜、水菜なども苗を頂きました。無事にすくすくと育っています。

 

 

 この活動に率先して協力してくれているのが、2年生のK.R.さんです!
「こんないいことだったら、積極的に参加します」と。
冬の間は気温が低くなる為、ゆっくりと進めていきますが、ステキな取り組みになればと思っています。

(榎本)

 

 因みに、この EMコンポストは made in Japan(琉球大学の比嘉教授が開発)の技術です。
アメリカでもEMは認知され始めており、EMコンポストの購入もぼかし(BOKASHI) の購入もできるのです。 日本よりちょっと割高なのですが・・・。

 

 

 

 

<秋のオープンスクール>

 

 よく晴れた11月7日、秋のオープンスクールが開催されました。今回は、新型インフルエンザの影響で中学校の行事やテスト等がこの日に振り替えられたため、一昨年よりも中学生の参加が少なかったようです。受付を担当していた私は、人の波が去年より少ないような気がすることに寂しさを感じていました。しかし、そんな寂しさを吹き飛ばす光景が目の前に!せっせと働く入試労作の生徒の中に、たくさんのめぐみ館生がいるではありませんか!
いつもより、少し長めのスカートをはき、ブラウスのボタンを上まで閉めて、常に笑みを浮かべている。いつも可愛くしているけれど、佐藤先生がおっしゃっている『キレイめ』スタイルの皆もとても可愛かったよ。いやぁ、ホントにいいよ!月曜からも、それで行こう!ぜひ!

 
 緊張している中学生を笑顔で迎え、たくさんの中学生とご家族を引きつれ学校や寮を案内し、公開授業のチケットを配る一年生。初めての入試労作に緊張気味の様子でしたが、笑顔を絶やさず、一生懸命伝えようと頑張っていましたね。一方で、スケジュールに沿って自ら動く二年生の姿には、さすがだなぁと感心しました。公開授業の案内・誘導も、堂々としていて、かっこよかったよ。オープンスクールや入試で案内をしてくれる先輩の姿は、中学生に強く印象に残ることでしょう。私も入試のときの先輩がすごく可愛い人で、履き古した赤い上履きがすごくかっこよくて、私もあんな風にしたいと思ったことをよく覚えています。入学後、その先輩がフェスティヴァルで活躍していたもんだから、もうそれは輝いて見えました。
皆を憧れの先輩と慕って、入学してくる子もたくさんいるはず!楽しみだね!

 
 今回は入試労作に入っていなかった生徒も、めぐみ館内をきれいにしたり、部活でオープンスクールを盛り上げたり、食当ボランティアを引き受けたり、さまざまな形で関わっていました。また、昼食の時に榎本先生から伺ったところによると、お庭をきれいにしてくださっていた榎本先生からの呼びかけに気持ちよく答え、せっせと庭労作をしてくれた生徒が4人もいたという話!みんな、すごいじゃん!!

 
 さて、受付や願書販売コーナーにいた私は、お会いしたことのある方を見つけました。“あの中学生は、敬和の会に来ていた子ではないか!”キラーン☆駆け寄り、話しかけました。お隣には、敬和の会に一緒にいらしていたご家族の方と、更に他のご家族の方もいらっしゃいました。また来てくださるなんて、しかもこんなに大勢で。じわーん。めぐみ館生に会ってもらえたかな。ぜひ会って欲しいな、と思いました。入試の時も、皆で気持ちよく迎えられるようにできたら良いですね。今回は、本当にお疲れ様でした!

(冨井)

 

 

 

 

<礼拝の話し>

 

K.H.
 皆さん、こんばんは。新しく生活規律委員長になった、9室のK.H.です。
今日は、どうして生活規律委員長になったかをお話します。
 私は、夏休みの間、先生から出された「課題」がありました。それは『規則正しい生活をする』でした。毎日の寮生活を振り返ってみれば、それは当たり前のような事ですが、家に帰ると、どうしてもダラダラしてしまう自分がいました。私は、そんな自分に甘える事しか考えていませんでした。ですが、私は皆から信頼されると言う事や、自分の言葉に責任を持つ事をしなければ、今の自分と何も変わらないと言う事に気がつきました。
 そして、今、自分が出来ることから、みんなのために何か出来る事はないかと考えた結果、「生活規律」と言う仕事が、一番自分にぴったりだと思いました。

 
 生活規律は、寮の中で、皆が過ごしやすい環境を作って、スムーズに生活できるようにする事は、すごく重要な事だと思います。それを自分が任せられるという事に成ると、正直すごくプレッシャーがあります。やっぱりうっかりしてしまう事が多くて、仕事を忘れてしまうことが多くて、最初「自分は向いてないかもしれない・・・」と思うことがすごく多かったです。ですが、‘自分の言葉に責任を持つ‘ということが、このことからすごく必要とされている事を思いました。どんなに大変でも、すごくやりがいがあって、自分にすごく良いことを見つけられた気がします。

 
 Hさん、1年間生活規律の仕事お疲れ様でした。そして、こんな私に、優しく、丁寧に仕事を教えてくださってありがとうございます。すごくたより無くて、迷惑をかけることが多い私ですが、Hさんの様な委員長になりたいとひそかに思っています。本当にありがとうございました。
 これでお話を終わります。

 
お祈りの変わりに、好きな曲の歌詞を読みます。

「傷つけ合いはもう止めよう 疑う事から愛は遠のいて『好き』と言う感情だけが置いてきぼりにされるんだ。互いの知らない、消せない過去だって、言えぬ秘密だって、受け止め合おう。
「嫉妬で量るのは止めよう それが二人の愛の深さなら、求めれば求めるほどに、君を傷つけるだろう。その傷の名を、愛と呼ぶなら、愛なんていらない、ただ、傍にいたい」