のぞみ寮通信

みぎわ館

2013/05/13

みぎわ館 第161号(5月9日)

< 寮祭! > 


 4月27日(土)に行われた寮祭。とっても・とっても楽しい時間を保護者の方とも参加してくださった先生たちとも、もちろん寮生みんなとも持つ事が出来ました。寮祭は1部の食事会、2部のお楽しみ会、3部の礼拝から構成されています。1部の食事会では3年生たちがメニュー決めから始まり、ポスター作り、会場設営、来場者へのサービスまですべてをこなしてくれます。自分たちが食べる時間さえあまり取れずに、みんなにおいしく楽しく食べてもらうために…と一生懸命働きつつも、自分たちもその役割をしっかり楽しんでくれている様子に、3年生の偉大さを感じずにはいられませんでした。

 

 

 2部のお楽しみ会は各館1・2年生による出し物です。2年生の脚本・演出で1年生が舞台に立つ…というのが伝統で、これには相当な時間とエネルギーを費やして取り組んできました。2年生の台本作りは春休み前からスタートし、1年生へ台本が手渡されたのは寮祭3週間ほど前。実際に稽古が始まったのは2週間前からでした。セリフ覚えも、ダンス覚えも、登場のタイミングも…と、プロの集団か!?と思ってしまうほどの稽古場に化したみぎわホール。暑い熱気ムンムンで取り組む1・2年生たち。この練習を通して、横のつながりも縦のつながりもより一層固いものになった気がします。

 当日の舞台は見て頂いた方はお分かりだと思います。素晴らしい女優たちがそこには居ました。入寮の時のように緊張で固まった表情の1年生たちではなく、自信に満ちた表情で、大きな声を張り上げながら、堂々と演技をする1年生たち。見ている私たちがどんなに誇らしく思った事か。本当に、ステキな出し物になりました。

 

 

 舞台開始直前には舞台裏に1・2年生が円陣を組んで集合し、「ホントみんな素敵だから!いっぱい練習してきたし、練習通りにやればいいから!楽しんでいこうね~!」という監督(2年生)の言葉に「はいっ!」と元気いっぱいに返事をする1年生たち。なんだか一昔前の青春ドラマを見ているような、そんな熱さがありました。

 3部の礼拝では「創る」をテーマに、光風館・M.R君と管理栄養士の五十嵐さんのお話を聞き、自分たちの在り方を振り返り、改めて考える場を与えられました。

 あっという間に終わった寮祭。達成感でいっぱいのみんなの顔を見ていると、本当に嬉しくなります。たった1ヶ月ですが、その間のみんなの成長を実感し、力を貰います。寮祭での寮生の様子を見て、「感激した」と涙を見せながら話をしてくださった保護者の方がいらっしゃったほどですから、寮生同士もきっといろんな場面で感化し合い、互いを認め合い取り組んでこれた寮祭までの1ヶ月だったのだと思います。ここでのたくさんの気付きが豊かな成長になるように、みんなの日々を歩む力になるように、いつも祈っています。(森口)

 

 

 

 

 

 

< みぎわっ子とお菓子たち > 


 皆さん初めまして!の4月から女子寮両館を担当させて頂いている小黒です。寮生との生活を始めてから1ヶ月が経とうとしていますが、「え?まだ1ヶ月??」と思える程毎日が濃く充実したものとなっています。今月初めに入寮した1年生もようやく寮の雰囲気やルールに慣れてきたようで、私に「ねえ先生~。」と話しかける余裕も生まれてきたように感じます。

 この1ヶ月間、私がみぎわ館で感じてきたことは、「みんなよく食べる!」ということです。みぎわ館では平日の夜を中心に購買を開きます。自習時間が終わると、ぞくぞくと事務室に入ってきてお菓子やアイスを選び、1日の疲れを癒すべく、それらを食べ始めます。時にはその場にいる全員にお菓子を配ったりしながら、おいしそうに食べるのです。そこで気が付いたのはみんなの食べる速さ!あっという間にお菓子の袋が空になります。そして中には「もうちょっと食べたいなぁ~。」なんて言いながら2つめのお菓子に手を伸ばす人もいます。「みんな本当によく食べるなぁ。」と感心していると、「先生にもあげる!」と無理矢理(?)わたしの口の中にお菓子を放り込んでくれる子もしばしばいます。

 お菓子を食べすぎるのはあまり体に良くありませんが、お菓子を囲んでみんながわいわい楽しそうにしている姿は本当の家族のようです。お菓子を食べながら一日の出来事を話したり、悩みを聞いてもらったりコイバナをしたり…。素の自分を出せる時間にもなっているようです。そんなリラックスした時間があるからこそ、メリハリをつけてしっかりと生活ができているのかもしれません。

 でもみんな…、最後に体重計に乗ったのはいつ??くれぐれも、お菓子、アイスは嗜む程度にして健康管理も忘れずにね。(小黒)