のぞみ寮通信

光風館

2013/05/07

光風館通信 第372号(5月6日)

< 寮祭の礼拝の話を聞いて >

 寮祭、ゴールデンウィークが終わり、テスト勉強モードの人、フェスティバルモードの人、部活モードの人などそれぞれだと思います。いろいろな場面で全力で取り組んでほしいと思いますが、まずはテストが近くなってきているので、勉強モードに切り替えてほしいと思います。
 さて、みんなは寮祭の礼拝の話しを覚えているでしょうか?今年の寮祭の礼拝では「つくる」をテーマに管理栄養士の五十嵐さん、そして光風館のM.Rくんがお話してくださいました。どちらのお話も本当に考えさせられる話でした。
 五十嵐さんのお話を聞いて、私たちが日々食べている食事はいろいろな想い(特に高校生が成長するために必要な栄養価やさまざまな工夫など)で作られていることを知ることができました。五十嵐さんのお話を聞きながら、あらためて毎日3食食べ物が用意されていることがなんてありがたいことなのだろうと思いました。食事が与えられることを「当たり前」と思わず、日々感謝していきたいと思いました。そういう想いを抱いたのと同時に、私たちはその感謝の想いをちゃんと現さないといけないと思ったのです。みんなは食事を食べる前にちゃんと「いただきます」と言っているでしょうか?食事を食べた後、ちゃんと「ご馳走様」と言っているでしょうか?食事を作ってくれている調理師さんたちに毎日感謝をささげる意味でも、これから毎日調理師さんたちに「いただきます」「ご馳走様」を言うことをみんなで始めてみませんか!?
 M.Rくんの話では、新しい1年生を加えて、みんなでより良いのぞみ寮をつくっていこうという想いを聞くことができました。Rくんがのぞみ寮で自分自身が変えられた経験を語ってくれ、のぞみ寮という場所が人を大きく成長させてくれる場所なんだということをあらためて感じることができました。でも、その場所はなにもせずにつくられるわけではありません。みんなが毎日の生活をしっかりと送ること、より良い寮をつくろうと考え行動することが必要になってきます。みんなの先輩達はそうやって寮の土台を築いてくれてきました。Rくんの話にもありましたが、今度は今のぞみ寮で生活しているみんなの番です。今いる光風館生45人で新しい光風館をつくっていきましょう! (三浦)

 

< 寮祭の様子 >


 

 

 

 

< M.Rくんの寮祭の礼拝の話 >

 めぐみ館の皆さん、毎日充実していますか?みぎわ館の皆さん、毎日いっぱい食べていますか?大望館の皆さん、毎日いっぱい笑っていますか?光風館の皆さん、自分らしい毎日を送っていますか?保護者の皆さん、外からのぞみ寮を見ていて皆さんの目にのぞみ寮はどう映っているでしょうか?
 今日は、ぼくが今、寮生活を送る中で感じていることを話そうと思います。 敬和学園にとって、のぞみ寮は「なくてはならないものの一つ」と言われることがあります。入寮する前は、その意味があまりわかりませんでしたが、今はその意味がなんとなくわかる気がします。ぼくは、のぞみ寮で生活を送る中で、特に二つのものを得ました。
 のぞみ寮で得た一つは、「人とのコミュニケーション能力」です。寮に入る前の自分は、日頃から話をしている友達や、一緒に遊んでいる友達がいても、心のどこかで壁を作っていました。友達との距離の取り方に悩む自分がいて、心のどこかに壁を作ってしまっていたのだと思います。ですが、寮生活をする中で、自分が失敗した時に支えてくれる仲間や、自分の悩みを真剣に聞いてくれる仲間がいました。楽しい時だけじゃなく、苦しい時にも一緒にいてくれる仲間のおかげで、ぼくは、人との間につくっていた壁を少しずつ取り除くことができました。
 のぞみ寮で得たもう一つのものは、自分以外の人の考えを受け入れられるようになったことです。寮に入る前のぼくは、違う意見をあまり受け入れることはありませんでした。でも、寮に入寮すると、いろいろな考え方をもっている人たちがいました。寮の仲間たちは、育った場所も環境も違います。育った場所や環境が違うということは、もちろん考え方も違います。ぼくは、寮で仲間と話し合う時間の中で、他の人の様々な考え方を受け入れられるようになりました。
 ぼくが寮生活でそこまで変わることができたのは、これまで先輩たちが長い時間をかけて築いてきてくれたのぞみ寮というしっかりとした土台があったからだと思います。今、ぼくは3年生で、寮を引っ張っていく立場にあります。ぼくたち3年生は、その先輩たちが築き上げてくれた土台の上に新しい寮を作っていかなければなりません。ぼくは、新しく寮に入ってきた一年生、そして二年生、三年生と一緒に、自分達らしいのぞみ寮をつくっていきたいと思っています。ですが、「自分達らしい寮」を作るのは楽な道のりでは決してありません。時には、仲間同士ぶつかり合ったり、うまくいかないことがあったり、色々と苦しい事も多くあると思います。
 ですが、本音でぶつかり合い、課題に向き合い、みんなでそれを乗り越えてこ そ「自分達らしいのぞみ寮」が、初めて出来上がるのではないかとぼくは思っ ています。
 人には、少なくても一つは弱い部分や成長が必要な部分があります。ですが、のぞみ寮の仲間は、ひとりひとりの弱さを受け止めたり、寮の誰かが困っているときに手を差し伸べてあげられる人ばかりです。そんな仲間との生活の中でひとりひとりが活かされ、成長しています。ありのままの自分を見せてください。どんな時でも近くに寮の仲間がいます。周りの仲間を頼ってください。もし、仲間が悩んでいたり、困っている時にはその仲間によりそい、支えてあげてください。それが「自分達らしいのぞみ寮」に近づく第一歩だとぼくは思います。
 お互いを支え合い、見つめ合い、なおかつ高め合う。そういうのぞみ寮を、これから一人一人が心に溜め、皆で作っていきましょう。

 

 

 

 

< 南浜菜の花まつり >

 5月18日(土)に敬和を会場に“南浜菜の花祭り”が行われます。休墾地(現在使われていない畑)を利用し、敬和の入口横の畑は今、菜の花がキレイに花を咲かせています。その菜の花を利用し、お祭りをしようというイベントが行われるのです。北区のコミュニティ協議会や北区の農業委員会、新潟医療福祉大学、そして敬和学園が協力して行われるイベントです。なぜか私はこのイベントの副実行委員長になってしまいました・・・

 具体的に何をするかというと、豚汁に菜の花が入った“菜の花汁”が出されたり、綿あめコーナーがあったり、ハンカチを菜の花で染める“菜の花染め”があったり、菜の花畑が当日“菜の花迷路”になります。オープニングは10時です。器楽部がチャペル前で演奏してくれるので是非時間の空いている人はオープニングから参加してください! (三浦)