のぞみ寮通信

みぎわ館

2009/06/04

みぎわ館 第7号(6月4日)

<ピラティス講座、楽しんでいます!> 

 
 女子寮では4/21~6/16の期間で全4回のピラティス講座をプロのインストラクターに来ていただき行っています。「ピラティス参加する人~!」と声を掛けた時には、「ピラティスって何?」という質問が押し寄せてきました。
ピラティスとは、もともとは第一次世界大戦の負傷兵のリハビリテーションのためのフィットネスプログラムでした。呼吸法を活用しながら体幹のインナーマッスルを鍛えるエクササイズです。行う事で、代謝が上がったり、姿勢がよくなったり、故障をしにくくなったり、様々な効果が期待できます。「ハリウッド女優も虜にしたピラティス、この機会にぜひ楽しんでみてください!ダイエットにもお勧めですよ!」という謳い文句に誘われてか、20名を越える参加者が集まりました。それでもまだ、始まるまでは何だかよく分からない、といった雰囲気でした。

 
 第一回目の講座の時、柔道場へ集まった生徒の足がピタッと止まりました。みんなの目はあまりにも美しいインストラクター・宮嶋先生に集中です。先生に見とれながら、30分の講座を受けた後、先生の美しさの秘訣についての質問が飛び交いました。結果、ピラティスでコアマッスルを鍛えれば少々の暴飲暴食も関係なく(?)、先生のような美が手にはいる!ということでやる気がでたようです。宮嶋先生のように・・・という目標もできたので、全4回、気合充分、楽しめそうですね!

(森口)

 

 
<フェスティヴァルまであと2週間です!> 

 
 テストが終わりホッとするかなぁ・・・と思いきや、フェスティヴァルに向けて一気に加速です。テスト疲れは出るはずだから、みんな体調大丈夫かなぁ、なんて心配を私たちスタッフはしています。体調管理に気をつけながらも、敬和ライフでたった3回しか経験できない大イベントですから、熱く・熱く取り組んで、達成感・充実感をしっかり味わってくださいね。

 
 自由時間も関係なく、縫い物に勤しむ衣装チーフ。窓ガラスを鏡代わりにして振り付けをチェックするダンスチーフ。大勢の仲間をまとめて一つのものを創り上げようとするアピールチーフ。連合をまとめ、各チーフを支え・引っ張っていく総合チーフ。3年生にはそれぞれの部門の悩み、チーフとしての悩みなど絶えることなく押し寄せてきているようです。ただ、みんなのすごいのはそれらの悩みの中から色んなことを学び取っている事です。例えば、仲間の支えを実感したり、メンバーをまとめることの大変さを知ったり、建設的な意見を言う事の大切さだったり、前を向いて歩んでいくことだったり・・・。ただ苦しいだけではなく、心を育てていくためのヒントを神様はたくさん用意してくださっているのだな、と感じます。

 
 そして、1・2年生もクラブとフェスティヴァル準備の掛け持ちでとても忙しい、だけど充実した日々を送っているようです。「疲れた~!」なんて声をよく耳にします。頑張っている証拠だね!(^^)。各チーフを支え、積極的に参加し、しっかり楽しんでくださいね!放課後、キャンパス内で準備に励む敬和生の中に、みぎわ寮生の姿を見つけるのが私たちスタッフの楽しみの一つとなっています。

 
 あと2週間。悩みや問題と一つずつ向き合い、解決に向かって歩んでください。しんどいでしょう。でも乗り越えた時、それさえも忘れられるほどの大きな喜びと、素晴らしい成長が用意されていると思います。
 フェスティヴァル終了後、更に成長したみんなの姿と出会えることを楽しみにしています。

(森口)

 

 

<*こんな声掛けしあっていました*>

 自分のせいで連合にマイナス点がついてしまったと、悔やんでも悔やみきれないAさん。ショックは大きく涙も出そうですが、泣く前にすることがある!と自分を戒めながら同連合の寮生に謝罪を繰り返していました。そんなAさんに、同じ連合のBさんとCさんは「マイナスは取り返せばいい!前を向いて一緒に頑張ろう!」と力強くAさんの肩を叩いていました。責められても仕方がないと思っていたAさんは、彼女達の頼もしい励ましと優しさに我慢していた涙があふれ、止らなくなっていました。
 こんなシーンに居合わせた私も嬉しくてたまりませんでしたよ。さすがみぎわ館寮生!

 

(森口)

 

 

 

<礼拝のお話>
S.H. (2年)
 みなさん、こんばんは。2室のSです。フェスティヴァルの準備で忙しくなってきましたね。体調管理に気を付けて元気に過ごしましょう。さて、今日は2,3年生ご存知の通り、ふざけた話しかしないSさんのイメージとは一転して少しまじめな話をしたいと思います。疲れも溜まっていたりして、眠くなるかも知れないですが少しの間耳を傾けて頂けたら幸いです。

 
 1日に4000人。これは世界中でワクチンが無いために、予防可能な感染症で命を落とす子どもの数です。これを聞いて皆さんは何を考えますか?今、この瞬間にも尊い小さな命が失われているのです。普段、何事もなく生きている私たちには想像もつかないような話ですよね。

 
私たちには何かしら夢があると思います。例えば、将来は誰かのお嫁さんになりたいとか、明日はエミタイのパンを食べに行きたいとか、お金をたくさん稼ぎたいとか。しかし、毎日4000人の子どもがそんなささいな夢を考えることなく、「明日も生きたい」という夢をかなえられずに命を落としていくのです。日本は豊かな国だと実感しますよね。そう考えてみたら、「面倒臭い」とか「もうやだ、死にたい」とか思っているのが贅沢な悩みなのだな、と思いました。
また、自分たちに何か出来る事があるのではないか、と考えて調べてみたら意外と簡単な方法で私たちにも命が救えると分かったので少し紹介します。

 
例えば、ペットボトルのキャップを約400個分集める事で1本のワクチン、つまり一人の子どもの命が助かります。400個分とはお金にすると約20円です。今、エミタイでこの活動をしているので、よかったら参加してみてください。
他にも、100円を寄付する事でできることがたくさんあります。例えば、南アフリカではエイズで親を亡くした子どもの食事1食分になります。ブルキナファソ(西アフリカに位置する共和制国家)という国では栄養不良の子ども1人の入院費1日分になります。ネパールでは100円で栄養不良児用の栄養食を約10日分、又は約3個の安全に出産する為のキットを買う事ができます。他にも調べてみると外国紙幣やコインを集めていたり、東京ディズニーランド・ディズニーシーの使用済みパスポートを回収してお金に替え、子ども達のために使っていたり・・・。なんだか夢の国のパスポートで子ども達の夢も膨らむなんてステキだなぁ、と思いました。

 
 また、みぎわ館の公衆電話の横にある使用済みテレカは1枚2円の募金になります。こんなに簡単な事でたくさんの命が救えるって考えただけでHAPPYな気持ちになりますよね!よかったらみなさんもこういう活動に参加してみましょう。興味のある方は調べてみてください。
 これでお話を終わります。聞いてくださってありがとうございました。(5月28日)