毎日の礼拝

毎日のお話

2012/10/18

信田 智(寮長)

マルコによる福音書 5章1~5節

 私の知り合いに暴走族に入った高校生がいた。暴走行為を繰り返し、ついには、少年院送りとなった。父親は社会的地位も世間体も捨てる覚悟で、息子が暴走族から離れるまで、トラブルに耐え処理をしていた。今日の聖書箇所の人物は、人との絆を断ち切り、人も自分自身を傷つけている少年の姿そのものだ。そうした人にも、イエスは近寄り声を掛けてくれる。悩み苦しむ私達の救いのために、十字架の上で犠牲になり、私達が正気に立ち戻る事を願っている。