毎日の礼拝

毎日のお話

2012/10/11

小田中 肇(教頭)

マルコによる福音書 8章33節

 自然科学で、理論を証明する証拠をミッシングリンクといい、その発見に世界中の研究者が競い合う。ここで、科学史上、最大の詐欺事件がある。猿と人間、両方の特徴を兼ね備えた化石の発見で、ダーウィンの進化論を立証するものだ。この発見に人々は興奮したが、化石は結局偽物だった。私達人間は、自分の都合のよいようにしか、物事を見ようとしない。しかし、神は私達の思いを超えて働き、失われたミッシングリンクをつなげる。その恵みと導きに委ね、共に歩みたい。