のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/10/01

みぎわ館 第138号(9月24日)

< 大掃除! >

 後期初の大掃除が9月13日(木)に行われました。今回の大掃除は新整美委員にとって初の大仕事です。先日2年生は委員に就任し、ただ今引き継ぎ真っ只中。あれもしなきゃ、これもしなきゃ、こんなことにも心と目を配らなきゃ…とてんてこ舞いの中、やって来た大掃除。どんなに慌ただしくなるのかと思いきや、意外にも…と言ったら失礼でしょうか、スムーズに進んでいったのです。
 3年生・旧(!)委員長たちの素晴らしいサポートがあり、2年生たち新委員長たちの一生懸命さがあり、世代交代中なのだ!しっかりしよう!とする全員の心意気があり…様々な要因が重なって、いつもなら21:30を過ぎてもなかなか終れなかった大掃除も、余裕を持って終わることが出来ていました。
 また、互いに「ここはこうするんだよ」とか「こうした方がやりやすいんだよ」とか、スムーズに事を運ぶために声を掛けあって取り組んでいました。人が上手くできていないところを見て見ぬふりをするのではなく、出来る人が上手に出来な人を助け、共にやり終えられるようにと働きかけ合っている姿には大きな力を貰いました。
 こうやって、日常を共に過ごす中で、支え合う事、助け合う事、一緒に多くの同じ経験をすること、それを通して共に悩むことなど、たくさんの事柄を通して、互いに心を揺さぶり合って、心を育て合っているのだという事を改めて教えられました。日々、素敵になっていく自分たちを自身で感じながら、自信を持って毎日を歩んでいきたいですね! (森口)

 

 

 

 

< ♪みぎわ館の新テーマ♪  >

 世代交代が行われ、新たにみぎわの主軸を担う2年生たちがまずすること、それはみぎわ館のテーマ決めです。自分たちで、どんな館創りをしていきたいのか徹底して話し合い、テーマを決めます。毎年、このテーマ決めには時間を割いているのですが、今年は例年以上の時間の掛けようだったように感じています。
 2年生全員が何度消灯後に集合したことでしょう。一体、何時間、自分たちの目指すものを明確な言葉にするために話し合った事でしょう。「もういいじゃん、これで!」と言いたくなった瞬間もあったはずです。でも、「私たちのテーマをそんな気持ちで決めちゃって後悔しない?」という投げかけがなされ、決まりかけていてもまた一から…なんていう事もありました。
 自分たちだけでみぎわ館を創っていくのではない!と言うところに立ち、三度も四度も自分たちのアイデアを真っサラにし、1年生からも「もっと素敵なみぎわとは」について意見を求め、1・2年生全員で27名もが狭い事務室に集まり、頭を寄せ合い話し合ったりもしました。
 そして、決まったみぎわテーマは、「☆No Trust , No Family☆~陽だまりに咲く姉妹(はな)」です。信頼なくして、みぎわファミリーにはなりえない、居心地の良い温かいみぎわ館で姉妹の絆をより強めて行こう!という事なのだそうです。一つ屋根の下で共に生活する仲間と、自分の本当の家族と過ごしているような安心感や居心地の良さをもっと感じたい、不安に陥った時でもみぎわに帰ると癒される、私達にはもう一つの素晴らしい家族がいる!と心の底から全員が感じられるように…との思いが込められています。このテーマ通りのみぎわ館・みぎわファミリーになるように、全員で協力して毎日を過ごしていってほしいと願います!(森口)

 

 

 

 

< いただきます~!! >

 先週末、事務室に戻ってくる私を通用口の真ん前でたくさんのみぎわっ子たちが待ち構えていました。私のカギの音が聞こえたのか、扉の向こうからは「あ!先生、帰って来たよ~!!」と。何事だろう!?と思いながら入っていくと、「もぅ!帰って来るの待ってたんだから!!アイスケーキを野間先生が差し入れてくれたんだよ!食べたくって、ずっと待っていたんだから!!」と、たくさんの顔が迫ってきました(笑)。私が事務室から出て行ったのと同じタイミングで、アイスケーキがプレゼントされたのだそうです。早く頂きたくてたまらないけど、先生にまず見せてから…と、「まだかなぁ、まだかなぁ」と、窓の外や事務室を何度ものぞき、待っていたのだそうです。なんと可愛い事でしょう!
 「アイスケーキ食べるよ~!!」の放送で事務室にやって来たみぎわっ子たち。全員にいきわたるようにカットして、幸せそうな笑顔で口いっぱいに頬張っていました。おいしかったね~♪きれいなアイスケーキを頂いた喜びと、みんなで一緒に食べられる嬉しさと、その嬉しさを共有できる幸せと…。たくさんの幸せを感じることが出来た夜となりました。
 またこの週末は、実習生のT先生による花火大会が開催されたり、いつものごとく(?)みぎわ事務室シアターで胸キュン映画が上映されたり、いつも以上にイベント盛りだくさんの楽しい週末となりました。一人でのんびり過ごすのもいいですが、仲間と共にアイスに舌鼓を打ったり、花火の火を分け合ったり、映画を見ながら同じタイミングで声をあげたり…、そんな一瞬一瞬が嬉しいなぁ、なんて感じています。 さぁ、来週は何をしよう!? (森口)

 

 

 

 

< 礼拝のお話  >

*S.M(1年生)
 みなさんはポケモンを知っていますか?私は友達から借りたゲームカセットをきっかけに、ポケモンにハマりました。きっかけはゲームですが、今ではアニメが大好きです。特にサトシというキャラクターが気に入っています。サトシは旅で出会った仲間やポケモンと共にチャンピオンを倒し、ポケモンマスターになることを目指しています。アニメの中では捕まえたポケモンと相棒となり、共に戦い絆を強めていきます。そんなサトシとポケモンを見ていると、私もポケモンが欲しいなぁ、共に戦いたいなぁとよく思います。
 私がサトシを好きな理由は、自分と同じくらいポケモンを思いやり、どんなに危険でも積極的に人を助けたりしているところです。サトシと私自身を比べてみると、私は全然ダメだなぁと思います。私は、自分を危険にさらしてまで人を守りたいとは思えません。しかし、映画などで優しくカッコいいサトシを見ると、私もサトシのような人になりたいと思います。
 こんなことを考えていると、1学年の学年テーマ「愛によって互いに仕える」というのを思い出しました。このテーマのような人に私がなるには、サトシのような人になる事なのではないかと思いました。私はこの敬和生活・寮生活で、この学年テーマのように、サトシのように、自分と同じくらい周りの人たちを愛せる人間になりたいと思いました。

 

 

 

*K.K(3年生)
 正義のスーパーヒーローと言えば、強くてかっこいいですよね!しかし、それは最初からでしょうか?いいえ、最初から強くてかっこいいヒーローなんていません。最初は弱くてかっこ悪くても、試練を乗り越えてどんどん強くなって行くのです。
 ヒーローは敵がいなくては強くなれません。物語にもなりません。ということは、敵がとても重要な役割を担っているという事なのです。これって、人の人生と似ていると思いませんか?私達も弱いですが、壁(敵)にぶち当たり、くじけそうになりますが、諦めず頑張って乗り越えることで少しずつ強い人間になって行きます。
 人生において壁というのはとても大切なもので、壁なくしては私たちの成長はあり得ないのです。たくさんの壁にぶつかりながらも、それを乗り越え、技を身につけてきた人は最高の人生を送れるのでしょう。私は成長し、カッコいい最高の人生を送れる人になりたいと思います。