のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/09/11

みぎわ館 第137号(9月10日)

< ミーティングづくし >

 後期が始まって、もう2週間が経ちました。なんだか、前期以上に時間の進み具合が早いように感じます。これって、毎日が楽しく充実しているからなのでしょうか?毎晩、何かしらイベントが行われていて、忙しいからなのでしょうか?
 後期、一番初めのイベントは「ただいま!の会」の開催でした。夏休みの思い出をそれぞれのお土産を頂きながら語り合う場を持ち、離れて暮らしたおおよそ1か月間の報告会を行いました。いろんな人が持ってきてくれたお土産たちは、「みぎわ館生は44名だから~」と、全員にいきわたるように計算しつくされていました。地元に帰っても、どんな時でも、みぎわ寮生の事を心に留めているみんなの心を感じさせてくれた事が、何よりのお土産でした!
 その他にも、1年生ミーティングから始まり、2年生も3年生もミーティングを持ちました。1年生は「ただいま!の会、1年生バージョン」、2・3年生は目前に控えた世代交代についての話し合いを行いました。さらに1・2年ミーティング、2・3年ミーティング、そして世代交代のための役割決めミーティング…と、ミーティング三昧の1週間でした。仲間たちと交わり、楽しい時間を持ち、自分たちの事を真剣に話し合い…、時間の流れが速いと感じるのも当然な1週間でした。
 何だか忙しい毎日ですが、そんな毎日でもみんなの笑顔がいつもはじけている事が嬉しくてたまりません。寮生活、ただそこに集まり暮らすだけでなく、互いの心に強く影響を与え合いながら共に歩める喜びを噛みしめて過ごしていきたいと思いました。(森口)

 

 

 

 

 

 

< 世代交代! >

 9月6日礼拝後、みぎわ館の新!委員長決めを行いました。いよいよ新体制でのみぎわ館がスタートします。楽しみです!
 ブロック長、副ブロック長をみぎわ館全体ミーティングで決定した後、各種委員長を2年生ミーティングで決めました。このミーティングを通して、この1年間、3年生がしっかり守り築いて来てくれたみぎわ館を、2年生に引き継いでも大丈夫だと改めて確信させてもらいました。
 新委員長決めはもちろん立候補制で行われました。そして、自分がどんな想いを持ってその役に立候補したのか、何を目指していきたいのかを語りました。候補が数人いる時には多数決で、候補者が1人の場合でも全員からの承認の拍手を持って決定とする…という、みんなの心臓の音が聞こえてきそうな厳しい決め方だったのです。しかし、そんなことに臆する2年生ではありませんでした。びっくりするほど積極的に立候補し(全員が!!立候補時のあの勢いある手の上げ方には見ている私も度胆を抜かれました!!)、演説し、惜しくも委員長になれなかった人は新委員長を称え励ましていました。2年生が一丸となってこれからのみぎわを支えていくんだ、という共通認識を強く持っている事が表れていたと感じました。
 9月いっぱいをかけて3年生から引き継ぎます。10月から寮運営は2年生がひっぱります。今まで以上に先輩をしっかり見て、学んで、聞いて…、更に素敵なみぎわ館創りをみんなでしていきましょう!(森口)

 

 

 

 

< セクシャリティ教育 >

 のぞみ寮では寮生活の3年間通してのプログラムとしてセクシャリティ教育を行っています。9月5日は2年生を対象に「男女の付き合い方」として澤野先生・冨井先生を講師に素晴らしい講座を開いていただきました。
 自分を大事にする事、好きになった相手を大事にする事、家族を大事にする事、周りを大切にする事、自分の今ある生活を大切にする事、自分が生き生き敬和生活を送ることを大切にする事、「愛」は「相」と「合」であること…など、たくさんの事に気付くことが出来た時間となりました。
 「セクシャリティ教育って、嫌だなぁと思っていたけれど、こんなのだったらまた受けたい!」とか「気付けたことがたくさんあったよ!」とか「集中して話聞いちゃったよ。聞けて良かったよ~!」とか…。たくさんの感想を自ら言葉にしてくれた寮生たちの様子からも、心に響いた素敵でとっても貴重な時間であったことを実感しました。
 心も体も成長するのぞみ寮生たち。この先、ここを巣立ってからも、ここで行われるセクシャリティ教育が豊かな人生を歩む手助けとなってくれることを願います。(森口)

 

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話  >

*N.Y(1年生)
 みなさんは、敬和に来て変わった事はありますか?私は見て見ぬふりをしなくなってきたと感じています。私が以前通っていた中学は、一見立派で落ち着いているように見える学校でした。しかし、小さなイジメや仲間外れのような事が多々起こっていました。私のクラスでもいじめが起きていて、いつも一人でいるような人がいました。私がひと声でも掛けたり、挨拶などでもすれば状況は変わっていたのかもしれないと、今更ながら後悔をしています。他にもいろんなイジメが起きていた事を卒業してから知り、隠して、見て見ぬふりをしていた先生たちに激しく怒りを感じました。
 しかし、よく考えてみたら私も見て見ぬふりをし続けてきたことに気が付かされました。挨拶は仲の良い友達にしかせず、廊下で先生や先輩に会っても目をそらしていました。今思えば、こういった私の行動は、気付いてもらえなかったり無視されたりすることが怖かったからなのだと思います。
 そんな私がみぎわに入って一番驚いたことは、挨拶の多さです。挨拶することに慣れていなかった私はとても戸惑いました。でもすぐにその大切さが分かりました。挨拶から全てが始まっていたのです。挨拶があると、そこから会話が始まり、仲良くなれます。挨拶の大切さを実感しました。
 私の悪い所は無責任・無関心・人任せだと思っています。この挨拶の大切さに気付けたことをきっかけに、寮生活でもっともっと自分を変えていきたいと思います。