のぞみ寮通信

みぎわ館

2009/07/07

みぎわ館 第11号

<願いをたっぷり吊り下げた、竹がゆらゆら揺れています。>
 みぎわ館の玄関前にある竹には、みぎわ寮生が思いを込めて書いた短冊がたくさん付けられています。行事委員のOさんがみんなのために色とりどりの短冊やペンを用意してくれ、竹が玄関に設置されたその放課後から、どんどん短冊が取り付けられていっています。
 願い事は様々です。きっと3年生でしょう、受験について、切実な想いが込められた願い事だったり、みんなの幸せを願った優しい願い事もあります。後輩が、先輩を思いやっているメッセージも付けられていましたね。もちろん恋や勉強の成就を願ったものもあります。全ての願いが叶うといいのになぁ!と思いながら、風邪でそよそよ揺れる、願い事たっぷりの竹を毎日見ています。私は何の願い事を付けようか…なんて考えたりもして!
 しかし、今一番の願い事は、やっぱりテストをパスすることでしょう!3年生は評定に関わる最後のテストです。科目も多く、ヒーヒー言ってるのを耳にしますが、最後まであきらめず頑張ってください。1・2年生も、もちろん頑張ってくださいね!楽をすると、ツケは必ずやってきます。今から頑張って、3年生になった今頃楽できるように…。(森口)

 

 

<友愛館ではめっちゃ勉強できる!!>
 のぞみ寮では、友愛館にて様々な勉強会が開かれています。数学勉強会に理科勉強会、英語勉強会。3年生対象の倫理の勉強会もありました。また、先週末は夜に友愛館を開放しての、自主学習もテスト前という事もあり行われました。
 驚きなのは、みぎわ館からはすご~くたくさんの1年生が参加していること。(もちろん、2・3年生も参加しています!)友愛館へ行くと周りの寮生たちに刺激され、勉強モードが持続できるようです。それに部屋ではお菓子とか、いろいろ誘惑が多いからね。(笑)。友愛館勉強会では私語・飲食禁止です。あの広い友愛館で、みんなバラバラに座り真剣に勉強しています。3日に行われた自主学習のための開放では、多くの寮生が集まりましたが、「静まり返っていて、すごく良い雰囲気でみんな勉強していた!」と帆苅先生がおっしゃってくださっていました。その言葉を聞いて、私たちスタッフも嬉しくなりました。
 3日(土)の日中も、ホールにはたくさんの寮生が自然と集まり、勉強に集中していました。夜の点呼のときも勉強している姿がチラホラ見られ、(第1定期テストの時にはあまり見られなかったよね!?)みんなの努力する姿に成長を見て取れる、嬉しい瞬間でした。
 一人になって勉強に集中できるというのも、自分を律することができるからこそ成せる業だと思います。素晴らしいことですよね!
 7月7日から10日まで、第2定期テストです。悔いの無いように、精一杯頑張ってくださいね!そしてその後は嬉しい夏休みが待っていますよ!(森口)

 

 

<世代交代の時期も間近です!>
 いつもみぎわ館運営に知恵を絞ってくれる3年生、ありがとう!そして夏休みが明けると、もう世代交代の時期なのです。。。早いものですね。1年生も2年生も、そして3年生も、受け継ぐ者・引き渡す者として自分の役割等考え始めてください。1・2年生は担いたい役割を、3年生は何をどのように引き継ぐか。そして1・2年生のみなさん、積極的に、責任を持って、仲間と共に、みぎわの代表として歩みたい!と手を挙げてくれることを期待しています!(森口)

 

 

<ある風景その②>
 寮生の特色の一つに挨拶がある。挨拶はコミュニケーションの第一歩.普通にやっていること。しかしこれが案外と難しい。敬和の入試の面接で、大抵の中学生は、オープンスクールに来た時、生徒さんたちの挨拶に感激したと答える。(しかし最近は訪問先の中学校でもきちんと大きな声で挨拶をする生徒は多いなと感じますが・・・。何も敬和だけでないでしょう?)
 オープンスクールの労作では挨拶をはじめ、いろいろな所で生徒は本当にとってもよく働くし、敬和らしさを充分に発揮してくれる。それは私たちにとってうれしいことだ。しかしその中の挨拶1つ取っても初めからすんなり出来たわけではないと思う。丁度思春期の年頃。気持ちとは裏腹にはずかしさやテレもあるだろう。寮では先輩から「挨拶しっかりして下さい。」「学校での挨拶も忘れずに」「他館の寮生にも挨拶しよう。」と報告会等で度々言われる。そうこうしているうちに苦手だった挨拶も、自然と口から出るようになり、学年が上がると、今度は後輩に教える立場となり、自分がちゃんと出来ていないと、伝える事も伝わらないということに気付く。毎年毎年同じことを目にし、同じ言葉を聞く。継続は力なりと言うがまさにその通り。
しかしあるニつの風景が気にかかる。それは朝の挨拶。朝食の時間、生徒は友愛館に来る。起きたばかりの眠そうな目をし、髪を梳かしてきたのかな?と一瞬?と考えさせられてしまう様子。朝の身支度はしたのかな?と思える生徒もいる。その反対にキレイに手をくわえた生徒もいる。朝から時間をかけてご苦労様と心の中で思わず呟く。(本当は敬和は化粧禁止だよ?)ほとんどの生徒は眠いのだろう。だんまり、むっつり。「おはよう!!」と挨拶をする生徒はほんの数人。がっかりだなー。そこまで求めるのは無理なこと?
 もう一つは夜の挨拶。最終点呼の10時半。教師は各部屋を回り、確認をし「おやすみなさいー」と部屋のドアを閉める。3人そろっての「おやすみなさいー。」と言う声を背中で聞きながら、『アー良かった。今日も元気だったね。』とほっと胸をなでおろす。「・・・・・。」の声には『機嫌が悪いのかな?何かあったのかな?』と気にかかる。
 挨拶は本当に心の鏡。謙遜なくしては、心からの挨拶は口から出ないだろう。森口先生は以前の職場で「挨拶をきちんと大きい声で出来ない人は、絶対にアルバイトに雇わなかった」と話してくださった。「まず初対面の一発でそこを見させてもらうのです」と。
 一日のはじまりと一日の終りは、お互い爽やかな挨拶で始まり、心のこもった挨拶で終りたいものですね。 (大西 晴子)

 

 

<礼拝のお話> 
K.H. (3年生)
 みなさん、こんばんは。新しく4室になったKです。テスト前で疲れていると思いますが、聞いてくだされば幸いです。
 今回はテストばかり考えていたせいで、なかなかお話することを考えていなかったので、今さらですけど、今年のフェスティヴァルについて話したいと思います。
 今年のフェスティヴァルは、最後なので目立ちたくて、最初はダンスをやろうとしましたが、オーディションの時落ちてしまいましたので演劇に入りました。最初、やりたい役があって立候補しましたが、私を入れて2人いたのでまたオーディションをやることになりました。オーディションの本番の時、演劇チーフの人たちに誉められるほどできましたが、長いセリフのところだけ上手く出来なくて、また落ちてエキストラをやる事になりました。練習の時、役をやる人がいなかった時に代役をした事が1番楽しかったです。
本番直前の時、緊張して落ち着かなかったので、プロフィールを見たりしていました。そして、本番の時失敗してしまったところがありましたが、人前に出る事が出来てよかったです。
あと、話が変わりますが、私は2日目のフェスティヴァルの実行委員をやりました。やる事は、競技の準備や片付けとかをやる事でした。私は2年生競技・障害物競走で最後の、バットをおでこにつけて3回まわったか確認する仕事をやりました。皆に迷惑をかけてしまったりしましたが、なんとか出来てよかったです。あと、実行委員の大変さが少しわかりました。
結果発表の時、蔵王は6位で残念だったけど、アピールと競技は1位になってよかったです。今年のフェスティヴァルは充実していて楽しかったです。でも最後なのがちょっと悲しかったです。
今年の修養会について話します。40回生の今年で最後の修養会は広島で戦争の事について話を聞きに行きます。その中で、私は実行委員をやる予定です。やる事になったきっかけは、母に勧められた事です。私はがんばってそれをやりたいです。また、私は前から広島に行きたかったし、戦争についてLHRの時にドキュメンタリー番組を見たり、先生の話を聞いたことがきっかけで、もっと知ることが出来るのが楽しみです。これでお話を終ります。(7月2日)