のぞみ寮通信

光風館

2012/02/27

光風館通信 第321号(2月26日)

< 初心に戻って >
 

 いよいよ明日から3年生が帰寮して、42回生を送る会(卒業)まで再び光風館でみんなと一緒に生活します。久々に1年生から3年生までみんな揃っての賑やかな生活になります。
 先日、誰かも礼拝で話していましたが、みんなは敬和に来た動機、寮に入ろうと思った動機は何だったでしょうか?少し思い出してみてください。私は中学生の学校・寮見学の案内や入試での面接を通して中学生から(保護者からも)敬和に来たい理由、寮生活をしたい理由をいろいろ聞く機会があります。みんなそれぞれに敬和や寮での新しい生活に意欲を持ってチャレンジしようとしているのが伝わり、彼らを迎える自分も敬和で、のぞみ寮で良い3年間を送ってもらいたいと身を引き締めます。
 しかし、敬和生活、寮生活をしているとどうしても初心を忘れてしまうことがあります。特に年度末にはダラけた雰囲気や緊張感のない生活になることが多々あるように思います。今、光風館に求められることと言えば、たくさんありますが、、、その中でもう1度私たちが特に大切にすべきこと(入寮した時にまず先輩に教えてもらうこと)は、以前テーマに挙げたAKBだと思います。思い出してください。A(あいさつ)、K(敬語)、B(勉強)です。これに掃除も不可欠な課題です!3年生が帰ってくるこの時期、もう1度、ひとりひとりがAKB+掃除をしっかりしてみませんか!3年生に「お、1、2年生変わったな!」「これならこいつらに光風館を任せられる!」そう思わせるくらい気合を入れて、まずこの1週間を過ごしましょう!!

(三浦)
 

 
 
 

< 積極的に! >
 

 最近、来年度の夏休みの話題をよく耳にします。韓国スタディ―ツアーや海外教室についてです。すでに夏のイベントへの参加を決めている人、まだ考え中の人、これから考える人、それぞれでしょう。敬和の夏休みは、海外教室、韓国スタディ―ツアー、オーストラリアへの短期留学、敬和キャンプ、広島碑めぐりの旅などいろいろなイベントが企画されます。
私も敬和生だったとき、2年生の夏休みに海外教室へ行きました。約3週間のアメリカでのホームステイ生活は本当に楽しかったですし、視野も広がったし、なによりも自分の人生に大きく影響を与えてくれました。この海外教室がきっかけで私は敬和を卒業後にアメリカに留学したのです。もし、なにかイベントに興味を持っている人は、是非積極的に参加してほしいと思います!(もちろん経済的なこともありますが、、、)高校生の貴重な夏休みにクーラーのきいた部屋でダラダラ過ごすのではなく、その時しかできない経験をしてほしいと思います。積極的にいろいろなことにチャレンジすることで将来やってみたいこと、自分の意外な一面を発見することができるかもしれません。外国へ行くイベントに対して「英語ができない」というハードルを設ける人もいるようですが、行ってしまえば何とかなるものです。(自分もそうでした)是非、光風館のみんなにいろいろな経験をしてもらって、そこで得たものを光風館の生活に還元してもらえたらと思います!

(三浦)
 

 
 
 

< 礼拝のお話し >(1月の礼拝の話しです。)
 

I.A.(1年)
 みなさん、こんばんは。7室のIです。今日は「木」について話そうと思います。
 まず、人間は木を初めに道具として使い、次に火を燃やす燃料として使いました。最後は木を使って家を建てたのです。木を使って家を建てるためには真っ直ぐな木が必要です。なぜなら、曲がっている木では住みにくい家が出来てしまうからです。しかし、これは人間の都合です。木にしてみれば曲がっているのが当たり前で真っ直ぐなのが当たり前ではないと思っている木もいるのではないでしょうか。その他にも違う考えを持っている木もいるのではないでしょうか。
これは人間にも同じことが言えます。例えば、寮の食事は自分のおこずかいで払わないので、僕たちにとってみればタダです。しかし、それが当たり前なのでしょうか?もし僕たちの親が食事のお金を払わなかったらどうでしょう?自分のおこずかいで払う事になってしまいます。何が言いたいのかというと、いつも思っている当たり前と違う当たり前について考えてみてはどうでしょうか。
 
 
 
 
 

M.R.(1年)
 みなさん、こんばんは。9室のMです。今日は「今後の事」について話したいと思います。
 3年生がいなくなってから光風館は少し静かになりました。寂しいですが、それと同時に僕たちも変わらなければいけません。44回生は、一つ上の学年に上がり、4月に入寮してくる新光風館生を教えなければいけなくなります。しかし、僕たちにもできていないことが無いと言うわけでもありません。その一つが光風館に入って最初に言われた「挨拶」です。ミーティングをする度、挨拶のことが出てきます。まず、これを改善しないと次に入ってくる後輩を教えられません。気を引き締めていきましょう。こんなことを言っている僕自身もそうです。挨拶の他にもできていないことが多くあります。自分自身もろくにできていないのに偉そうなことを言ってすみません。でも、僕は光風館を皆で変えていきたいと思っています。そのためにも、毎日の生活をしっかりとしていきましょう。
 
 
 
 

K.D.(1年)
 こんばんは。10室のKです。今日は「主人公」というものについて話したいと思います。
 主人公とは、ゲーム、アニメ、マンガ、小説などの主役のことを言います。そのような創作のものではなく、リアル、つまり現実の主役のことを話します。よく「自分の人生の主人公は自分」などと言いますが、僕はその中でもリアルの主人公と創作の主人公がいると思います。違いは、創作の主人公は自分で考えて動けません。誰かの作ったシナリオしか歩けません。つまり、自分の進む道、自分の人生を人の言葉によって決めてしまう人たちが創作の主人公です。逆に、リアルの主人公は自分の道を自分で決めることができます。みなさんはどちらがいいですか?決められたシナリオを歩くより、自分でシナリオを決めたいと言う人の方が多いと思います。僕は、人に自分の人生を決めてもらうのではなく、自分で決められるようになりたいです。しかし、決めてもらうようなことが必ず悪いというわけでもありません。いくら強くて完璧な主人公でも必ずその主人公より強い悪役が現れます。それは人間とは限らず、目に見えないトラブルだったりもします。そういう時に、人に決めてもらう、とまでは言いませんが、助言をしてもらったり、手助けしてもらったりするのは必要だと思います。そういうことをするには仲間が必要なのですが、それはまた次のお話しにとっておきたいと思います。そろそろ話が面倒臭い方向に行きそうなのでまとめると、「頼ったりするのはいいけど、自分の人生は自分が主人公なのだから、自分で決めようぜ!」ってことです。