のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/02/13

みぎわ館 第116号(2月13日)

< 今年度最後の大移動 >
 

 2月10日(金)に今年度最後となる部屋替えを行いました。部屋替えは年に3度行われます。1度同じ部屋になった人と同室になれる可能性はほとんどありません。ですから、年に3回の部屋替えは同じ屋根の下に住む仲間とのより濃い出会いが与えられることになるのです。
部屋替え直前の夜はなんだか素敵です。消灯後のお部屋でお茶会をしていたり(いつもは早々に寝る部屋が!!!)、床に布団をひいて川の字で仲良く寝ていたり。毎回の事ではあるのですが、今回も「先生、部屋替えしなくていいよ~!」と点呼の度に訴えてくる部屋もあり、次の部屋への期待がありつつも今のメンバーとのお別れが切ない様子でした。
 今回の新部屋は「新1年生(45回生)を迎えるための部屋」です。45回生を迎えるまでに、1・2年生でしっかり互いを知り合い、素敵な部屋作りをしておいてください。優しく・面白く・温かな心を感じる部屋で45回生を迎え、自分たちも素敵な先輩になるように、今から準備をしておいてください。そして自分たちが入寮した時に感じていた不安を、45回生からは出来るだけ早く取り除いてあげられるように、自分たちが嬉しいと感じたことを45回生にも感じさせてあげてください。
 今年度最後になる大移動。それぞれの心の成長に影響を与える出会いを得て、毎日を大切に過ごしていってほしいと願います。

(森口)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

< なんでこんなに寒いの!? >
 

 先週は本当に寒い1週間でした。雪・雪・雪の毎日で、窓から外を眺めている分にはきれいなのですが、みぎわ館から一歩足を踏み出し登校するのはなかなか大変だったようです。
 いつも8:30には全員が1階に降りてきます。8:35頃に始まる「は~い!登校しましょう!」という私の大きな呼びかけに、いつもは「は~い。」「行ってきま~す!」とかわいい返事が聞こえるのですが、先週は「嫌だ~!」の大合唱でした(笑)。「先生は、かわいい私たちにこの吹雪の中、学校に行けって言うの!?」と束になって‘行きたくない’をアピールしてきていました。
 かわいいのは、本当に行きたくないと言っているのではない所。いや、行きたくないのは行きたくないのですが、嫌なのはみぎわ館を出てから20秒ほどの学校玄関につくまでなのです。たかが20秒、されど20秒。その20秒のために5分ほど「ヤダ~!」を言い続け、折れない私に諦めて(?)しぶしぶ(?)みぎわ館の玄関を出発していました。冷たい風と雪に打たれながら、背中を丸めながら登校する後姿に「いってらっしゃ~い!」と声を掛けると、ゆっくり振り返り「行ってきま~す…。」と小声ながら手を振りかえしてくれていました。きっと登校時間は20秒から30秒になったことでしょう(笑)。
色んなタイミングで、今日は学校に行きたくない!って思う事があるでしょう。でも寮では友達が自分の背中を押し、手を引いて一歩が出るようにサポートしてくれます。それってやっぱり寮ならではだよね~と、みんなの後姿を見て感じることができました。

(森口)
 

 
 
 

< 礼拝のお話 >
 

*N.M.(1年生)
 最近私は、「自分は出来る!」とイメージをするようにしています。以前の私はいつも、「もう無理だ」とすぐ投げやりになっていました。しかし、いつからから「自分は出来る!」とイメージするようになりました。そうしたら、テスト勉強もなんだかやる気が出てきて、スムーズに勉強を進めることが出来ました。そのイメージのおかげでテストの結果も良いものでした。
 イメージを持つ事はとても大切なのだと思います。有名なスポーツ選手も「自分が1番にゴールしている事をイメージする」と言っていました。自分が成功することをイメージすることで、例えすぐに結果が出なかったとしても、いつか必ず成功し、輝く日が来るのだと思います。だから私も前向きな自分自身のイメージを持ってこれから生活してきたいと思います。

(11月23日)
 

 
 

*F.E.(1年生)
 最近私は、「やる気」につながる「きっかけ」ってとても大切だなぁと思っています。それは今回のテストを通して気が付きました。私はこれまで、ほとんどテスト勉強をしてきませんでした。やってもすぐ他の事に気が散ってしまっていました。しかし今回は「このプリントが終わるまでは他の事をしない!」等と決めて取り組んでみました。出来ました。やっていくうちにそれが自然になり、集中力が少しかもしれませんがついてきた気がします。
 私が今回このように取り組めたのには大きな「きっかけ」がありました。それは、私に将来の夢がはっきりと見えてきたことです。私が2年後行きたいと思っている学校の資料を先日取り寄せました。それを読んでいるとより一層、夢を叶えるために頑張ろう!とやる気になりました。
 きっかけを自ら作り出すって大切な事なのだと知りました。私はせっかくやりたいことが見つかったのだから、少しずつでも近づけるように頑張って行こうと思います。

(11月29日)
 

 
 
 

*K.N.(3年生)
 私は毎日日記をつけるのが日課になっています。その日にあった出来事はもちろん、自分の気持を文字にします。読み返してみると、1年生の時の私の日記には、どうしたことか、ともて短い文で乱暴な字で書かれています。暴言やマイナスな事しか書かれていません。必ずと言っていいほど「家に帰りたい」「もう嫌だ」「ムカツク」「ダルイ」などが1ページの中にたくさん出てきます。しかし、2・3年の時の日記には学校・寮で起こった出来事が事細かに、小さな文字でびっしり書かれており、今日誰が元気がなかったとか、誰から手紙を貰って嬉しかったとか、「楽しかった」「嬉しかった」「今日は疲れた。でも頑張る!」と言った前向きな言葉ばかりが登場しています。
 人は成長すると言いますが、私が3年間書き続けていた日記の中には私の心がちゃんと段階を踏んで成長してきたことが記されており、なんだか嬉しくなりました。
 1年生の時の日記が乱暴だったのも、自分の気持を隠す性格だった私がそこに現れていたのだと思います。2・3年になって前向きな気持ちばかりを綴れるようになったのは、それまでの自分の気持を整理できるようになったからなのだと思います。
 日記を通して私は自分の成長に気付くことが出来ました。また日々、日記を書く事で、1日を振り返り、毎日をもっと大切に、そして楽しく生活できるようになっているようにも感じます。これからも続けていきたいです。

(11月30日)
 

 
 
 

*T.W.(2年生)
 みなさんは、いつも何かに感謝をしていますか?またその気持ちを伝えていますか?私はフェスティヴァルで実行委員をしました。大変で、とても辛かったです。フェスティヴァルのずっと前からミーティングを重ね、準備をし続け、毎日各連合の片づけが全部終わるまで続く本部員の仕事…。昨年はただ気楽に楽しんでいたフェスティヴァル、こんなにも裏で人が動き、悩み、頑張ってくれていた事を体験として知りました。そこで初めて去年の本部や連合の人に感謝の気持を持ちました。
 自分が楽しいと感じている裏には、必ず誰かがとても頑張ってくれているのだと思います。いつも、感謝の気持を持って生活していきたいです。

(12月1日)