のぞみ寮通信

光風館

2012/01/24

光風館通信 第316号(1月22日)

< 初心に帰ろう!~ラスト一週間の過ごし方~ >
 

 早いもので、気が付けばもう3年生が光風館で日曜日から土曜日までまるまる1週間を過ごすのは今週が最後になります(来週の火曜日に3年生は自宅学習期間に入ります。)第5定期テストがあるということで、「最後の1週間」なんていう感傷に浸る暇はないかもしれませんが、時間の経過と共に、間違いなく自宅学習期間と卒業が近づいてきます。
 「最後の1週間だから特別頑張ってほしい!」なんてことは言いませんが、3年生は敬和を受験した時、敬和に入学した時、光風館に入寮した時の気持ちをもう1度思い出してほしいと思います。きっといろいろな理由があって敬和に進学したのだと思います。その時からひとつひとつ、敬和生活を積み上げていく中で、大きく成長した部分もあるとは思いますが、意外と初心を忘れてしまっていることはないでしょうか?「こんな自分になりたい!」「自分の弱い部分を変えたい」「自立したい」「自分探しをしたい」「寮生活でいろいろな人に出会いたい。」それぞれに持っていた目標や希望を実現することができたでしょうか?もし、まだ敬和で(光風館で)やり残したことがあるのなら、この最後の1週間が敬和生としてそれにトライするラストチャンスです。もし、目標を達成した人、何かを得ることができた人は、それを後輩に伝えてほしいと思います。
 さあ、3年生のみなさん、やることは山積みです。テスト勉強、部屋の掃除、思い出作りなどなど。この光風館の仲間と過ごせるのは3年生にとっても、2年生にとっても、1年生にとっても最後です。光風館生全員で、一生懸命に、大切に1日1日を過ごしていきましょう。

(三浦)
 

 
 
 

< 奏楽者現る! >
 

 この1年、光風館の礼拝の奏楽は3年生のAくん、Iくん、2年生のTくんの3人でまわしていました。礼拝で奏楽者がいるのといないのでは大きな違いがあります。讃美歌はもちろん、前奏を弾いてくれる間にみんなは目を閉じて心を静めます(礼拝中の私語はやめましょう!)そして、後奏で再び奏楽者が曲を弾いてくれる間に心を静めて礼拝を終えます。当たり前のようにいる奏楽者ですが、本当はありがたい存在、感謝すべき働きをしてくれていることにみなさんは気付いているでしょうか?
 

 さて、間もなく3年生が自宅学習期間に入ります。それは、奏楽者がTくんだけになってしまうことを意味しています。Tくんが1年間毎日(週末を除いて)奏楽するの!?しかし、それはあまりに酷です・・・奏楽者をどうしようかと頭を悩ませていましたが、なんと新たに奏楽をしてくれる有志が現れたのです。それも2人!2年生のOくんとTくんです。これから1年間、奏楽の役目を担ってくれるOくん、Tくん、Tくんの働きに感謝を持って、讃美歌は大きな声で歌っていきましょう。また、今まで奏楽を担ってくれたAくんとIくんの働きに感謝しましょう。
 なお、奏楽者は何人いてもかまいません!まだまだ奏楽者を募集しています。初心者もOKです。特に1年生の奏楽者を求めます!

(三浦)

 
 
 
 

< 礼拝のお話し >(12月の礼拝の話しです。)
 

K.A.(3年)
 みなさん、こんばんは。11室のKです。今日は「努力の仕方」について話したいと思います。みなさんは「のだめカンタービレ」という漫画を読んだことがありますか?この漫画は、クラシック音楽を中心とした話で、主人公の千秋真一と“のだめ”があだ名の野田恵がこの漫画の登場人物たちと一緒に1つの音楽を奏でるという話しです。
 千秋は、ずばぬけた音楽の才能を持っており、プロの世界で活躍していきます。その他にも彼は、プロの世界でやっていけることを裏付ける普段からの練習を人一倍しています。そして、音楽の他にも勉強や料理、ダンス、スポーツなど色々なことを人一倍努力して普通の人たちより上のレベルまでに修得しています。
 様々な分野で活躍している人はそれぞれに努力をしています。例えば、スポーツの分野では、試合に勝つための日頃の練習はもちろん、試合以外の生活習慣や礼儀作法、挨拶などいろいろな事に注意し、努力し、勝利につないでいきます。みなさんも、勉強や部活、自分の趣味など、自分の得意な事だけ頑張るのではなく、その他のことも努力してみてはどうでしょうか?そしたら、自分の得意な部分がもっと増えるかもしれません。
 
 
 

H.S.(3年)
 みなさん、こんばんは。11室のHです。今日は「変わったこと」について話したいと思います。
 私はかなりのダメ人間です。運動はできない、勉強はできない、ブサ面、デブ、本当にどうしようもありません。それでも、前の自分よりは変われたと思っています。私が変わった事は、学校にきちんと行けるようになった事、部活に本気で三年間取り組めた事、男の先輩方と話しができるようになった事、家族のことをとても大事だと思えるようになった事などです。みなさんもこの光風館に入る前のことを考えてみてください。何かしら良い方向、プラスの方向に変わった事がいくつかあったでしょう。でも、その変わった事にはきっかけがあったはずです。自分できっかけを作らなければ、なかなかプラスの方向に変わるのは難しいものです。私は最近少しずつきかっけを作ろうとしています。例えば、なるべく自分から話しかける、できることは早目にやっておくなどです。みなさんも、特に三年生のみんな、残り少ない高校生活で何か良い方向に自分を変えられるように頑張ってみてください。
 
 
 

M.K.(3年)
 みなさん、こんばんは。11室のMです。みなさんは「めだかボックス」というマンガを知っているでしょうか?このマンガは、1年生で生徒会長になった黒神めだかが生徒会執行部のメンバーと共に学校の問題を解決するバトルマンガです。しかし、このマンガは他のマンガとは少し変わっています。それはこのマンガに出てくる登場人物が敵も味方も過去にいじめを受けていたり、親が小さい頃に亡くなったりと暗い人生を生きてきたということです。しかし、今の時代、過去にいじめを受け、辛い人生を生きてきた人は少なくはないと思います。でも、そういう気持ちを無くす一番の存在は友人だと思います。人間は一人では絶対に生きてはいけないし、人の気持ちを受け入れられるのは人間だけなので、これからの人生さまざまな面白い人や恐い人に出会うと思うので、相手のプラスの所もマイナスな所も受け入れられるようにしてみたらどうでしょうか?