のぞみ寮通信

めぐみ館

2009/06/28

めぐみ通信 6月28日

「心の教育」

めぐみ館便り
Never give up

発行 2009年6月28日

めぐみ館 寮務教師 榎本 かな

冨井 愛

今週の聖句
「小さいものの一人をつまづかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海に沈められるほうが、その人の益になる」

(マタイ18・6)

 

心の教育
 寮教育は、心の教育と旗をかざしているものの、頭髪指導、生活指導、生活態度指導などが続いてしまっている昨今。謹慎者が続くということは、気持ちが穏やかではいられません。
かけがえのない賜物を持ちながら、つまずきに立ち往生している生徒たち。
 昨年からめぐみ館の担任に着かせていただいて、謹慎指導という大きな作業に携わるたびに、自分の至らなさに胸が痛くなります。しかし、この作業は決して自分だけでやりきれるものではありません。先輩や、同僚の寮務教師の先生たちから励ましの言葉があります。また、多方面からの様々な経験に基づくアドバイスに助けられています。
つまずいている生徒と向き合い、その生徒が起こしたトラブルの根にあるものに気付きと言う光りがあたるように時間をかけてサポートします。
謹慎になった生徒がすぐに自分と向き合える事はありませんが、次第にしっかりと、自分自身を振り返り、苦難の時を全うし、大きく成長している姿を見れる時、「ああ、この危機を神様がチャンスに変えてくださったのだなあ。」と思わされます。
この様に生徒と向き合って成長した姿を見ることと同じくらいに嬉しい事があります。それは謹慎と言う苦行を終えて寮に帰ってきたその仲間を見て「おかえり~!!」と両手を広げて迎える光景に出会う時です。ここに、心の教育の現場をいつも感じ、胸熱くさせられます。更に、その陰には多大なるご家族の支えやご協力無しには得られない瞬間である事は言うまでも無い事です。   

((榎本)

T・P・O
3年生、9月に広島に修養会でいきますが、お願いですから、
T・P・Oをわきまえたスカート丈でお出かけください。
敬和生活で見慣れているその女子のスカート丈は、はっきり言って異常事態です。
あの短いスカート丈のままで、修学旅行さながらで、集団でお出かけすると、注目の的です。「可愛い!!」と言うそれではなく、「マジ???」と言う引いた視線。

去年、関西学院に学校見学に行った39回生の話を紹介しましょう。
1度目は、何の気なしにいつものスカート丈のまま大阪にたどり着き、神戸、西宮と歩いたときの話。
「とにかく、恥ずかしかった」と言うのです。ジロジロ見られて、自分だけが異常に短いスカート丈なのですから。
あの短さは、恥ずかしいです。
私も敬和で生活して初めて見たときは、驚きで、目が釘付けだったものです。
「なぜ??そんな異常な短さなの?」と。
その39回生は、2回目からの関西への学校訪問は1回目の事があったので、丈の長いスカートを借りて、出かけていました。
私も神戸、三宮を通勤圏として、女子高生とは出会っていましたが、
こんなに短い集団とは出会ったことはありません。

この光景は、感覚を問われると言うか、見ている相手を不愉快にすらさせてしまいかねません。

新潟から修学旅行生を受け入れた沖縄の人が、新潟の女子のスカート丈に怒り、苦情を申し出たことは、皆さんも知るところでしょう。

夏の間にスカート丈は膝丈にしていらしてください。
常にラッシュ時みたいな関西方面に行くのですから。今から、口すっぱくして、お願いいたしますよ!!
 3年生だけに限らず、1,2年生も夏休み中にしっかりと、高校生の制服に相応しい長さにそろえてくるようにしてください。

(榎本かな)