のぞみ寮通信

光風館

2011/10/24

光風館通信 第306号(10月23日)

< 被災地の今、光風館の今 >
 

木曜日の夕方に出発し、土曜日の夜まで被災支援労作に行ってきました。今回で8回目となった被災支援労作ですが、今回は急な呼びかけや呼びかけから出発までの時間が短かったこともあり(3年生は受験シーズンだし)、参加者6名、引率教師3名という少数での活動となりました。
震災から7ヶ月が過ぎ、被災地はどうなっているのだろうと思いながら宮城県の七ヶ浜まで車を走らせました。私たちが寝泊まりし、被災支援労作をさせてもらっている七ヶ浜は、津波によりたくさんの家や車が流され、キレイな海岸には仙台港から流されてきたコンテナがいくつも横たわっていました。しかし、今回、七ヶ浜へ行くと、瓦礫はだいぶ片付けられ、コンテナも撤去されていました。だいぶキレイになったなぁというのが今回被災地に入って最初の印象です。
 

翌日の朝からボランティアセンターに行って、支援活動を開始しました。今回はいつもとは違い、はじめて天気が悪い中で活動が行われました。現地に行くまで、10月に入りボランティアの数が激減していると聞いていましたが、金曜日は250人を超えるボランティアが、土曜日は雨の中330人を超えるボランティアが集まっていました。現地のボランティアセンターの人に聞くと、週末はボランティアの数が多いということでした。逆に、平日はボランティアの数を限定して募集しているということでした。というのは、現地でボランティアと一緒に活動するボランティアセンターのスタッフの数が足りていないという問題があるそうです。現地で毎日日本全国や海外から来るボランティアを受け入れ、活動場所に連れて行き、活動内容を伝え、一緒に汗を流し活動するのは本当に大変な働きです。ボランティアセンターで働かれるスタッフのケアもとても大切なことだなぁと思わされます。
さて、被災地で活動させてもらう中で、まだまだ働き手が必要だなぁと感じました。まだまだやるべきことは山積みなのです。11月に被災支援労作が予定されています。次回は今年最後の被災支援労作になる予定です。是非、光風館生に参加してほしいと思います。それと同時に、もう一度私たちの生活を見直さなければと思います。みなさんは節電をしたり、食べ残しを無くす意識を持ち続けているでしょうか?毎日の生活を大切にできているでしょうか?自分の心に問いかけてください。また、今年の寮クリスマスは「被災地を覚えて」という趣旨で行われます。これからみんなから集める献金も被災地へ送る予定です。是非、クリスマス献金にもご協力ください。

(三浦)
 

 
 
 

<ラグビー部お疲れ様!>
 

 さて、先週も書きましたが、光風館生が多く在籍するラグビー部。今週は寮体験のOくん、Kくんを迎えて、さらに大所帯となった光風館。そんなラグビー部が1年間のなかで最大の、そして3年生にとっては3年間のすべてをかけて闘う全国大会予選、通称「花園予選」がスタートしました。鳥屋野競技場で行われた開会式に続き、敬和学園ラグビー部はなんと開幕試合。選手のみんなは大勢の他校ギャラリーのなか、普段よりも緊張の面持ちでフィールドに入っていきます。そしてN.K.くんのキックオフで始まった60分間。日頃の練習が発揮され鋭いタックルが決まったり、相手の反則を誘うような良い守備も多々見られました。敵の陣地でボールを支配する時間も長く、大敗を含めたこれまでの試合のなかで、確実に何かが違う試合でした。そして前半終了間際に決まったキャプテンOくんのトライ!ただ、結果としては残念ながら巻高校に敗退してしまいました。試合終了を告げるノーサイドの笛が鳴るまで自分たちのプレーをしようと駆け回った15人。試合の後に流した涙、こみ上げてくるものがありました。一つひとつ、高校生活の大きな場面が過ぎていきます。1・2年生もあっという間の敬和生活です。一つひとつを心に刻み、仲間と共に最高の寮生活・学校生活を送っていきたいですね。

(浮田)

 

 
 
 

< 礼拝のお話し >(9月~10月の礼拝の話です)
 

I.A.(1年)
 みなさん、こんばんは。2室のIです。今日は「虫」について話そうと思います。なぜ虫かというと、前回話しをした「鳥」の次は「虫」だと思ったからです。
 みなさんは、地球が出来て最初に大陸に上陸した生物が何か知っていますか?それは虫なのです。言わば、虫は僕らの先輩なのです。だけど、「気持ち悪い」とか言われて嫌われている虫が多いです。僕はそれを見ると少し残念に思います。僕は虫が好きです。特に蜂や蟻やイナゴが好きです。イナゴの佃煮は最高においしいです。食感はカリッとしていて口の中に入れた瞬間に甘辛い味が広がります。思わずよだれが出てしまいます。僕は先輩である虫も好きですが、光風館の先輩方も大好きです。僕がいつもボーっとしていても、僕の事を気にかけてかまってくれるからです。僕のゾンビ話しを聞いてくれたり、モノマネを笑ってくれるからです。本当はすごくうれしいです。ありがとうございます。僕も頑張って、虫のように羽ばたいていきます。虫も飛べるよ。We can fly!!
 
 
 

K.M.(1年)
 みなさん、こんばんは。2室のKです。前回のI君のお話に便乗して、虫の事から話を進めたいと思います。
 みなさんは、とても角の短い小さなカブトムシを見たことがありますか?別にメスなわけでも別の種類のカブトムシなわけでもなく、普通のカブトムシが小さく、角が短いのです。これは、カブトムシが土の中にいる幼虫の時の土壌によって変わります。土壌が乾き過ぎていると、幼虫のエサとなる微生物が少ないので養分をとることができずに、角や体が未発達なままになってしまうのです。最近このようなカブトムシが増えているそうです。夏休み前の光風館のトイレや洗面所にもたくさんいました。カブトムシっぽくないので気付かなかったかもしれません。
 さて、このカブトムシがどのように生きているかというと、その小さな体を生かして機動力だけでエサにありついているそうです。なので、他のカブトムシとは戦いません。環境の変化にちゃんと対応できていますね。
 では、私たちはどうでしょうか?試験や試合会場の雰囲気やプレッシャー、また3年生は来年から大学や専門学校での新しい生活等、いろいろな環境があると思います。そういった急激な変化に対応するには冷静な判断が必要です。みなさん、それを意識して過ごしましょう。僕はこれからやって来る新潟の冬が怖いです。雪が少し降れば喜びのあまり授業も止まってしまう地元岡山では、雪が積もるという経験がありません。とても不安です。落ち着いて過ごしたいと思います。
 
 
 

K.D.(1年)
 みなさん、こんばんは。6室のKです。今回のお話は、「冷静さ」について話したいと思います。
 まず、冷静とは何でしょうか?冷静とは、感情などに駆られたり、物事に動じたりしないで、落ち着いている様子のことだそうです。この冷静さというものは、今回の修養会でとても大切なものだということを思い知りました。
 自分は、修養会実行委員をやらせてもらったのですが、修養会の会場、グリーンピア津南に着くと、テンションが上がり、冷静に判断することが難しくなってしまいました。そのせいで、周りが見えなくなってしまいました。周りを見ることができないということは、その場でやるべきこと、大切なことが見えないということです。
 しかし、修養会などの場で、冷静さを保つのは大変です。冷静さを保つには、自分の心、気持ちをいかにコントロールするかが大事になるからです。
 今回の修養会で、自分はこの冷静さというものを保つことができませんでした。今回の経験を生かし、いつも、心に余裕を持てるようにし、その場で何をすべきか、大切なことは何かをしっかりと判断できるようにしたいです。
 みなさんも学校生活や寮生活で、冷静になって周りを見てみて下さい。そうすれば、今大切なことや、やらなければならないことが見えるはずです。
 
 
 

K.Y.(1年)
 みなさん、こんばんは。今日は「健康」について話したいと思います。9月が終わり、10月に入りました。最近は、とても気温が下がり、布団から出るのがつらい朝が続いています。寒さのせいもあってか、学校や寮で風邪が流行っています。手洗いやうがい、マスクをつけるといった予防も大切ですが、一番大切なのはきちんと睡眠を取ることだと僕は思います。健康というのは、日常の社会生活や積極的な行動に堪え得るかどうかという点から見た肉体的、精神的な状態のことだそうです。睡眠をきちんと取ることで学校生活や部活動に積極的に取り組むことができるのだと思います。テストが近くなってきました。体調管理をしながらもしっかりと勉強をする、というのはとても難しいと思います。なので、勉強をするのか休養を取るのかをきちんと決めておいた方がいいと思います。夜遅くまで起きていて、学校の授業中に寝てしまうことのないように計画的に行動しましょう。自分の体調は自分が一番よく知っています。ですから、自分は今どんな調子なのかをきちんと確認し、無理のない、そして無駄のない生活を送るよう心がけてください。健康というのは、こういった意識をきちんと持って行動することで維持できるものだと思います。もし、風邪を引いたとして、たとえ薬を欠かさずに飲んでいても生活が乱れていては治るものも治りません。ですから、皆さんも健康に対して意識を常に持ち、体調を崩すことのないように管理をしっかりとしましょう。