のぞみ寮通信

めぐみ館

2009/06/05

めぐみ通信 6月5日

「マルキューは毎日が体育祭(フェスティヴァル)」

 

めぐみ館便り
Never give up

発行 2009年6月5日

めぐみ館 寮務教師 榎本 かな

冨井 愛

今週の聖句
       「神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」

ヤコブの手紙4・6

 

 

SHIBUYA 109ギャル系スポット
「マルキューは毎日が体育祭(フェスティヴァル)!!」

と言うアエラの見出し。それを見たときに思い出しました。
「敬和辞めたい、東京に行って一人暮らしして、今時の高校生を謳歌したい!学校行って、バイトして、お小遣いためて、習い事して、行ってみたい興味ある所を思いついたら見学して進むべき道をいち早くゲットしたい!敬和では携帯電話も禁止だし、ホントだるい。フェスティヴァルなんて、嫌いだし!!!」と言う話をした彼女の話を。
アエラには、「マルキューは毎日が体育祭!」というではありませんか。店全体で熱く売り上げを奪い合っていくノリです」というコメントが目に入ります。それは風任せの「ヨット」といった雰囲気ではなく、必死の形相でオールをこぐ体育会「ボート部」さながら・・・・109の定員さんは見るからにギャル系ですが、その中身は寮生活のそれどころの話ではないようです。
 
「辞めたい!」そんな思いをぶつけたその生徒のお父様は、一喝されたというのです。
「辞めてほかの高校は行かせられない。敬和がだめで他でできるなんて甘すぎだ!働くならお父さんの口コミで紹介してあげます。その代わり、朝4時起きで2週間くらい働いて、途中で仕事が飽きたなんて言って、お父さんの顔に泥を塗ることのないように」
お父様の言葉が、我が娘に現実をストレートに伝えたのです。
 「敬和では物足りない!」そんな声を上げていた彼女でしたが、今、フェスティヴァルを前に「時間が足りない!」、「アイデアを出すのがホントに大変!」と毎日悲鳴を上げて頑張っている姿があります。ここで自分の力を発揮させる事が出来ている姿、大きな成長の証です。
迷いが生じたとき、ご両親の声や、様々に必要な声が届くのでしょう。一人で戦って、選んで生きているようですが、いつも陰ながら心配し、エールを送ってくれているお家の方々に支えられて今があるのでしょう。
「父の日」忘れないでね!

(榎本かな)

 

 

 

礼拝のお話

3年Y.A.
 みなさん、こんばんは。先日、グラマーの時間に真上を向いて寝てしましました、Y.A.です。3年生、フェスティヴァル、今がなかなかピークに苦しい時期ですね。「弱さを絆に」(ベテルのカレンダーの言葉)頑張らないで、頑張りましょう。1,2年生、3年生が中々怖い顔、あるいは、不機嫌な顔で、ピリピリした雰囲気で本当に「怖~、先輩の挨拶顔、暗いなあ」と感じている方も大勢いるかと思います。少し、言い訳すると、学校で、日々フェスティヴァルと格闘しているため、おうちである寮に帰ってくると、肩の力がストンと抜けて、抱えている辛さ、プレッシャーがどうしても顔や仕草、言葉や態度に出てしまうのです。だから、決して41回生、42回生のことが嫌いだから、と言う訳ではありません。安心してくださいね。そして、41回生のパワフルさ、42回生の初々しい可愛さに、40回生はどれだけ力をもらっているかは、はかり知れません。いつもありがとう。さて、何を話そう。フェスティヴァルで頭がいっぱいなので、今日は1年前の今頃に国語表現で作ったコラム、を読んでみます。机のラックの左端にあったものを久しぶりに取り出して見ました。題名だけを挙げてみます。「朝食について」「うしってかわいいよね」「骨折エピソード」「ぽぽ」「笑いっていいなあ」「天気」「ワイハー!!」「エコ生活」「私のたからもの」「エグザイル」「三国志」ナド、草食系で、個性派ぞろいの鳥海クラス(現大雪クラス)らしいコンテンツとなっております。当時留学中のカナのはのっていないのですが、栞は「サザエさん」、かなえはなんと、「OTTCHAN」について書いています。読んでみたいと思います。
 昔書いた、文章って、やたら恥ずかしいものですねえ。で、1年前に思っていたことと、今思っている事は全く変わりません。「NATURE」はやっぱり偉大です。ここで皆さんに募集をします。今、イライラ、もやもやなどのフラストレーションや、思春期特有の感情のムラ、又は「青春してー、映画のワンシーンみたいな思いきったことしてみてー」と言う思いを胸に抱いている方、に提案の企画です。その名も「太夫浜の片隅で、愛!と叫ぶ」です。太夫浜あふれる自然のもと、私と一緒に、とにかく絶叫です。ひたすら絶叫です。初めは恥ずかしさが邪魔をしますが、徐々に本気になってしまいます。そして最後のほうには何故か笑えてきて、色々どーでもいいーよーってなりつつ、翌日からやたら張り切って頑張れるから不思議です。やりたい!と思った方は10室のYまで言いにいらしてください。先着2名様には私のクレンジングオイルを1回お貸ししてあげます。なお、その際、声楽部の皆さんは頭声でお願いします。
 特に3年生に送りたい、絵本「スイミー」の一節をお祈りの代わりとさせていただきます。
「スイミーは言った。決して群から離れない事。自分の持ち場を守る事。」