のぞみ寮通信

みぎわ館

2011/09/12

みぎわ館 第96号(9月7日)

<世代交代〜3年生の熱い想い> 
 

 後期が始まりあっという間に一週間が過ぎました。夏休みぼけなんて感じさせてもらえる間も無く、館運営の中心が2年生へ引き継がれる世代交代の波が押し寄せています。先日は、新委員を決めるにあたり、3年生の委員長から2年生へ熱い想いが語られました。ブロック長のOさんから“世代交代したら、自分達の学年のことだけでなく、みぎわ全体のことを考えなければいけない。でも、学年が良くならなければ、みぎわ全体も良くならないと思う。”といった想いや、“委員長になれるのは6人だけれど、委員長を支えるサブの役割もある。自分たちの学年は、サブの人がいてくれたおかげで、一人だけでは気づけない気づきがたくさん与えられた。一人一人が積極的に、何らかの役割を担って欲しい。”ということが語られた後、各委員長から、仕事内容や心構えについての説明が始まりました。ブロック長のOさんの投げかけに、すごいなあと感心していたのですが、更に驚かされたのは、ここからでした。

 
 
 
 


 
 
 
 委員長たち、話しだしたら止まらない!それぞれの仕事の面白いところ、大変なところに始まり、自分がこんな風に考えられるようになった・変えられたという話しに続き、「2年生には、こんな学年になった欲しい!」という所にまで至りました。プライドを持って仕事をしていること、その仕事が“好き”なことが伝わってきました。自分の委員を希望してくれる2年生が現れなかったら自分の責任とも感じているようで、圧倒されてしまいました。
 さて、いよいよブロック長・副ブロック長、委員長決めの日がやってきます。3年生の投げかけにどう答えるか、期待をして待ちたいと思います。

(冨井)
 

 
 
 
<寮体験プログラム> 
 

 昨年から始まった寮体験プログラム。今年も9月4日~9日までの第一弾で磐梯クラスのU.K.さんがやってきてくれました。たった1週間の短い時間ですが、寮の素晴らしさを体験・体感してくれたら…と思います。
 4日の夕食からスタートしたUさんの寮生活。初めての寮生活で緊張しっぱなしといった雰囲気だったのですが、5日(月)に「みぎわ館に馴染んでもらいたい!」というみぎわ寮生の温かい気持ちからWelcome Partyを行いました。行事委員長のMさん司会進行の元、自己紹介を兼ねたゲームや、一発芸の披露など(自慢のダンスや、とびきりかわいい顔などを披露していました!)、笑いの絶えない時間でした。
 食べるの大好きみぎわ寮生。1時間ほどのパーティーで、おやつタイムもしっかり確保し、大きなシュークリームにアイスクリームでお腹も満足させていました。(43人分のアイスとシュークリーム、買ってくるの大変だったんだから!でもみんなの喜ぶ顔をみるとそんなのなんてことないなぁ~と思えてしまうのです(笑)。)
 新しい仲間を(期間限定であったとしても)喜んで迎え、共に過ごせることを「幸せ」だと言ってくれるみぎわ寮生たち。新しい仲間に少しでも早く慣れてほしいと気配りをしてくれるみぎわ寮生たち。彼女たちの優しさに、私は嬉しくなりました。きっと、Uさんにもみんなの気持ちは伝わっているはず!寮体験プログラム、それは通生にとって寮を体験できる絶好のチャンスなのですが、寮生にとっても自分たちのステキさを再確認できる素晴らしいチャンスなのだと実感しました。

(森口)
 


 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 

<礼拝のお話> 
 

*T.W.(2年生)
 自分の想いを人に伝えるのって難しいですよね。これを言ったら傷つくだろうかと不安になったり言い辛いとためらったり…。恥ずかしくて言えないってこともあるかもしれません。想いを言葉と言う形にするのって結構大変です。想っている事を言うのも大変ですが、一番厄介なのは「言い方」です。 同じ言葉で同じ意味なのに、言い方によってとらえ方が全く違ってしまいます。例えば人に何かしてもらって「ありがとう!」って心を込めた言い方と、「アリガトー」って棒読みなのとでは感謝の気持に差が出てしまいます。
 人と話をしている時に、時々、「どうしてそんな言い方しか出来ないんだろう?」と思う事があります。普通にサラッと言えばいい事を遠回しに言ってみたり、冗談でもとてもきつかったり…。傷つくし、本気にしてしまう事もあります。言い方によって人を悲しくさせたり、嬉しくさせたり、言葉ってある意味魔法ですね!
 私個人的には「~してあげる」って言葉にひっかかります。何気なく使ってしまう言葉ですが、「させてもらう」って言葉の方が素敵だな!って思います。「手伝ってあげるよ!」って言うよりも、「手伝ってもいい?」と言ってもらった方が、嬉しいです。それに言葉もきれいだな、って思います。
 私自身これから言葉についてもっと意識し、自分を磨いていきたいです!

(7月6日)

 

 
 
 

*H.Y.(2年生)
 校長先生のネコ「オリヒメ」を皆さんご存知でしょう。私は「オリヒメ!」と声を掛けたことがあります。しかし彼女は私には付き合ってくれませんでした。しかしある日、校長先生が外出から車で戻られた時、彼女は車に向かって走り出していました。お迎えしようとしていたのです。びっくりしました。それを見ていて気付いたことがありました。それは、親切にしてくれる人にはネコも心を開くのだという事です。私だって、親切にしてくれる人には好意を持ちます。しかし、してあげてる!という雰囲気を出す人には好意を持てません。また、嫌な事をされたら嫌いになってしまう事もあるのだと思いました。
 自分の行動によって、好かれたり・嫌われたりするということに気付いたのです。嫌われるよりはやっぱり好かれたいです。何をしたら喜んでもらえるのか、何をしたら嫌がられてしまうのかを考えながら生活をすることって大切なのだと思います。心がけていきたいです。

(7月7日)