のぞみ寮通信

光風館

2011/08/23

光風館通信 第297号(7月15日)

< 運任せ!~光風館生大移動~ >

 

 今年も部屋替えの時期がやってきました。

諸事情により時期はかなり遅れましたが...“いつもの”部屋替えは、私(寮務教師)がいろいろなテーマを持って部屋のメンバーを組み合わせます。「今まで一緒の部屋になったことのない人」や、「あまり話をしたことなさそうな人同士の組み合わせ」や、「こいつ生活がヤバいからしっかり者の先輩(友だち、後輩)と一緒」とか、本当にいろいろなテーマ(組み合わせ方)があります。
 今回の部屋替えから3年生は「3年生部屋」(受験に向けて“しっかり”と勉強をする意味で、3年生同士で部屋を組みます)になり、その他の部屋は1,2年生で組みます。今回も一度テーマを作って部屋を組んでみました。が、今回はもっと面白い組み方ができないかとずっと考えていました。
3年生部屋は3年生がみんなで話し合い、自分たちで最後の部屋のメンバーを決めました。「なるほど~、自分たちで考えるとこういう組み合わせになるんだ!」と思ったのと同時に、1、2年生も“自分たちで部屋を決める”とはいかないにしても、くじ引きでランダムに部 屋を決めてみたらどうなるのだろうと ふと思ったのです。
 今の光風館のメンバーを見たときに、誰が一緒の部屋になっても大丈夫なのではないかと思わせる雰囲気があります。(一時期生活リズムが乱れ、ルールにルーズな人が多くいましたが、今はしっかりとルールを守っていこうという雰囲気があるように思います)それは45人が一緒に寮生活を送るうえで、光風館が周りから注目される中しっかり歩もうとするのはとても大切なことです。
結局、みんなで“大あみだくじ大会”を行い、新しい部屋を決定しました。運によって決められた部屋です。仏教的に言うなら、「これも何かの縁です」。キリスト教的に言うなら、「神様によって導かれた部屋です」。夏休みにそれぞれいろいろな経験をし、ひとまわり大きな男になって帰ってきてください。そして、新しい部屋で光風館生活を再スタートさせましょう!

 (三浦)

 
 
 
 

< さらばクイーンクック >
 
 光風館に昔からあったであろう、レトロな雰囲気をかもし出している“クイーンクック”。光風館ショップになくてはならない冷蔵ショーケースです。飲み物の販売用に用いています。さりげなくショップに存在し、そこに在るのが当たり前のクイーンクック。クイーンクックのおかげで光風館生はいつも冷えた飲み物を買うことができます。この暑い毎日を、乗り切るには水分補給は絶対に必要です。
 そんなある日、いつも通りショップを開けていると、飲み物を買った人から「先生、飲み物冷えてないんだけど」と言われました。「冷蔵ショーケースに入れているのに冷えていないのはおかしい?」と思い、クイーンクックを調べると、確かに冷えていません。いろいろ調べていると、コンセントのコードが切れています。長年使い続けたクイーンクックはもう寿命だったのでしょう。それでも、クイーンクックに未練のある私が「切れたコードとコードをつなげればまた復活するかな!?」とコードを合わせた瞬間、クイーンクックが大暴走!コードから火を噴き私の指に引火。引田天功のファイヤーイリュージョンを彷彿とさせるその姿に、周りにいた人はドン引き...私の指は黒く焼け焦げ、翌日には立派な水膨れに...そんなことよりも、光風館が火事にならなくてよかったと今更ながら思います。
 さて、梅雨の明けた夏本番のこの時期に、ショップに飲み物がないなんて光風館ショップとしてはあり得ない話です。早速、冷蔵ショーケースがいくらくらいのものなのかを調べると、なんと1台20万円以上もするではないですか!?クイーンクックは実は光風館一の高級品だったのです!こんな大金はさすがに出せません。でも、「早急に手に入れないと!」と思い、ヤフーのオークションで、キレイで、しっかりと動く、しかも光風館が買える値段の冷蔵ショーケースを(オークション残り5分で数名の入札者と入札バトルを繰り広げた結果)落札しました!今回、光風館で冷蔵ショーケースを購入するにあたり、みんなに「1人最低200円」の献金を呼びかけたところ、みんな快く献金をしてくれています。感謝です。クイーンクックとの別れを惜しみつつ、新しい冷蔵ショーケースの到着を待ちましょう!
 
 

◆冷蔵ショーケース 必要額内訳
(価格)30,500円+(送料)6,600円

   =(合計)37,100円
 

◆冷蔵ショーケース購入案
①光風館ショップの売り上げから支出

   =20,000円
②献金(光風館生45名)×200円(最低額)

   =9,000円

③献金(三浦)=8,100円
合計(①+②+③)= 37,100円
 
 
 
 

        
< 礼拝のお話し >

  (6-7月の礼拝の話なので内容が時期外れになっています)

 

T.K.(2年)
 みなさん、こんばんは。5室のTです。今日は「長所と短所」について話したいと思います。
 みなさんは、自分の長所と短所について考えたことはありますか?長所と短所といってもいろいろあります。例えば、勉強だとか、性格だとかいろいろあります。その中で今日は性格の長所と短所について話そうと思います。
自分は自分のことを客観的に見ることが苦手で、自分の長所と短所について聞かれてもすぐに答えることができません。みなさんはどうでしょうか?自分の長所と短所について聞かれてすぐに答えることができますか?この敬和学園は、自分の持っている個性、すなわち長所と短所をとても大切にする学校です。長所をどのように磨き、短所をどのように改善するかでこれからの学校生活も大きく変わっていくと思います。ですから自分の長所と短所を知り、敬和での高校生活でしっかり短所と向き合い、長所を磨いてみてください。
 
 
 
 

S.T.(2年)
 みなさん、こんばんは。6室のSです。今日は「クラス」について話してみたいと思います。みなさんは自分のクラスはどうですか?一、二年生は新しいクラスになってもう3ヶ月が経ちました。もうだいぶクラスの雰囲気に慣れたと思います。自分のクラス(教室)というのは学校生活の中で一番使う場所だし、同じクラスの人たちとは、少なくとも学校生活で関わっていかなければなりません。自分はクラス替えをした時に、新しいクラスでそれまで関わっていた人が少なく、静かな人が多く正直2年間この雰囲気に耐えられるのかなと思っていました。しかし、フェスティヴァルをきっかけに、関わったことがなかった人たちとも交流を深めることができたと思います。クラスの雰囲気がいいクラスは学校生活が楽しいと思いますし、学校生活を楽しむためにはクラスの人たちと関わりを持つことが大切だと思います。
 みなさんのクラスもそれぞれいいところがあると思います。どんどん自分の個性をクラスで出していきましょう。
 
 
 
 

K.Y.(2年)
 みなさん、こんばんは。7室のKです。今日は「失敗」について話したいと思います。皆さんは、これまでに何回くらい失敗をしましたか?多くの場合、人は失敗を恐れ、失敗しないように、努力をします。
 しかし、それでは、本当の意味で失敗を回避することはできませんし、空回りしてしまうだけです。物事は、最初から上手くいくなんていうことは稀です。それに最初から成功してしまうと、なんだか人間らしくないように思います。何度も壁にぶつかり、失敗を繰り返し、その過程で成功への道筋を見つけ出していくものだと思います。私たちは、失敗をマイナスのイメージととらえがちです。それ自体が悪いこと、いけないことと決めつけてしまうところがあります。でも、少なくとも、私たちにとって、失敗は人間らしさを表現し、私たちを成長させてくれます。ですから、皆さんも、失敗をプラスにとらえて、それを恐れずに、何事にも精一杯取り組んでみてはどうでしょうか?