今日のランチ

今日のランチ

2024/05/07

今日のランチ(2024.5.7)

ごはん(ふりかけ)・鶏肉レモン唐揚げ・キャベツサラダ・味噌汁・牛乳・プリン

20240507

 

 

 昨日の夕方のニュースで「長期休み明けに不登校になる子どもたちが激増している…」という報道が目に留まった。グラフを見ると、当該の課題を抱えた小・中学生が全国で30万人、前年度から5万人も増加しているとの事だった。もう数十年前になるが、自分が敬和生だった時も、長期休みが終わりに近づくとカレンダーを見るのも嫌だった苦い記憶が蘇る。しかも今日の天気は雨。快晴続きだったGWがもう遠い昔のようにも感じられる。鉛色の空と休み明けの生徒の心境を重ねつつ友愛館に向かうと、香ばしい薫りがホール全体を包んでいた。今日のメニューは…唐揚げ‼ 小躍りしながらカウンターに向かうと、すでに大きな唐揚げが山盛りになっている。その前には揚げ物を担当される調理の方が真剣な表情で温度チェックをされていた。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。料理における温度管理は、味を確立させるための絶対条件と言える。作業の邪魔になると悪いので、他の調理員さんに今日の唐揚げの数を訪ねると「1000個‼」という仰天の数が返ってきた。溢れるほどの肉汁を包んだ衣は、まぶされた胡麻によって香ばしさがより引き立てられている。サラダとスープ、そしてデザートのプリンまでを完食すると、言いようのない至福感が全身を包んだ。

 学園の暦では、GW明けの今日から第一定期テスト前に入り、学内の空気も緊張感の高まりを感じる。3年生はその後に控えるフェスティバルのプレッシャーもあるだろう。リラックスした長期休みの雰囲気からの変化に負担を感じている生徒も少なくないと思う。しかし、この唐揚げに代表されるような生徒・教職員を内側から支える「食」のエネルギー、一つひとつに丁寧に込められる愛情によって今日も敬和は励まされている。(N.M)