毎日の礼拝

毎日のお話

2024/02/01

宮本 武呂(地歴・公民科)

【聖書:マタイによる福音書 6章 33節】

 

 「遊び」は資本主義が蔓延した現代においては「まじめな仕事」と対立する存在と認知され、労働と蓄積こそが人間と動物を分けるものとして道徳的なものとされてきた。しかし古代ギリシアでは遊びは神的なものへと結びつく通路として大切にされてきたし、バタイユは「人間とは一個の戯れである」と言う。日々の学校生活の中でも、この先の進路を決定し、歩む道においても、大変な時こそ一つまみのユーモアを大切にし、「人間らしく」歩んでいきたいものだ。